オリオン

窓から見える

小さなヒカリ


白い息と共に

真っ暗な夜空に溶けていく


言葉にならぬ想いをのせて

そっとあなたにキスをする



静かに夜風が吹いている

ボクの心を優しくなでる



あなたと迎えた幾夜の記憶

あなただけが知っている


ボクの吐息を抱きしめて

ボクを優しくあたためて

ボクの瞳から流れ落ちる

ボクの欠片を受け取って

ボクと共にヒカリを放ち


この夜を駆け巡ろう



あなたとならばどこへでも

あなたとならばどこへでも

オリオン

オリオン

  • 自由詩
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-02-22

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