第五十七回短歌研究新人賞 候補作品からの抜粋

仙台に雪が降る

「仙台駅」三文字「SENDAI STATION」十三文字で大差がついた


打ち出され釘に転がる銀玉の特にあっさり消えたものへの


近づけば夜のマンホールさざめいていつかは海になりたい汚泥


震災にヤマザキ春のパン祭り景品皿に傷ひとつなし


そこここに空を見ている人がいて青さを喜び合っている夢

第五十七回短歌研究新人賞 候補作品からの抜粋

第五十七回短歌研究新人賞 候補作品からの抜粋

選りすぐり短歌作品

  • 韻文詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 青春
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-02-22

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