第五十七回短歌研究新人賞 候補作品からの抜粋
仙台に雪が降る
「仙台駅」三文字「SENDAI STATION」十三文字で大差がついた
打ち出され釘に転がる銀玉の特にあっさり消えたものへの
近づけば夜のマンホールさざめいていつかは海になりたい汚泥
震災にヤマザキ春のパン祭り景品皿に傷ひとつなし
そこここに空を見ている人がいて青さを喜び合っている夢
第五十七回短歌研究新人賞 候補作品からの抜粋
「仙台駅」三文字「SENDAI STATION」十三文字で大差がついた
打ち出され釘に転がる銀玉の特にあっさり消えたものへの
近づけば夜のマンホールさざめいていつかは海になりたい汚泥
震災にヤマザキ春のパン祭り景品皿に傷ひとつなし
そこここに空を見ている人がいて青さを喜び合っている夢
第五十七回短歌研究新人賞 候補作品からの抜粋