紙の公園 最終回

紙の公園 最終回

紙の公園 45~51
コンビニから紙の束を抱えて遙人は、コンビニを後にして家に帰ることにした。
遥人は、その日の夜に紙をきれいにまとめ本を作り始めた。本といってもそんな立派な物ではなく、ただの原稿用紙で特に絵などがある訳でもないがただ綺麗にまとめてたかったのと初めに出来た作品って事もあってきちんとまとめたかっただけだった。
こうして作っていてふとアイデアが浮かんだ実、遥人は「紙の公園」だけではなく詩も
「紙の公園」が思いつかない時に少し書いていたのだ。その詩などを本の中に入れて一つの作品集にすることにした。
でも作品集のタイトルが、必要になる。遙人は、まとめる手を止め、考え始めた。
 まずは。『彼女』に見せる事からタイトルに入れようと思ったのは、割と速くに思いついていた。しばらく考えた。
タイトルが決まったころには、もう日が昇り始めていた。
『彼女とあなたときみ』
このタイトルには、知っている彼女、他人行儀なあなた、愛し気なきみ、どれにも当てはまらないようで、すべてに当てはまるような不思議な存在をイメージして決めたタイトルだった。
今まで書いた「紙の公園」と詩を合わせると十六個もの作品にもなった。一つ一つにこめられた感情や願いやその時思った事が、書かれていた。過去の自分が手に取るようにわかった。読む人によっては、恋をしているかのように思わせる詩もなかにもあって可笑しくなった。
 色々な感情を抱きながらも作品集が完成した。一つは、もちろん自分もう一つは彼女の分だった。
 そして遂に彼女に渡す日が来た。遙人は、いつもより学校を早く出た、そしてあの公園と出会った時と同じように歩いて向かい、藤棚を通り抜け公園に着いた。
 いつもより早く出たこともあり彼女は、まだ来ていなかった。
 そして遥人は、いつもとは、違うベンチに向かい作品集をいつも彼女が座るベンチに置いた、その後彼女が来る前に遥人は立ち去った。遥人は、自分の書いた様に行動していた。

 彼女のいつも座るベンチに置き立ち去った
遙人は、次会う時、彼女との関係がどう変わるかがとても楽しみにしながら立ち去っていった。


 「あなたは、なんて声を掛けてくれますか?」
    これからは、二人の話…

紙の公園 最終回

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企画第4段
ヒント
「イ数字」
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紙の公園 最終回

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-02-20

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