クラムボンについての考察

野良猫

クラムボンについての考察
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オープニング
https://www.youtube.com/watch?v=-KNuo9Zgr-E

 小学生のころ、国語の授業でクラムボンとはなんなのか、みんなで議論したのを覚えている。クラムボンとは、宮沢賢治の「やまなし」に登場する謎のキャラクターのことである。
 先生が、「クラムボンは何だと思いますか?」と、みんなに問う。すぐに何人かが手を上げた。
「カニだと思います」
「梨だと思います」
「泡だと思います」
 作中において、その正体が明かされていないわけだから、当然ひとりひとりのクラムボンに対するイメージは異なる。もちろん、先生ですらその正体はわからないのである。自分はどう思ったか。答えは「どうでもいい」である。
 当時、私は小説というものに興味がなかった。ましてや登場人物の正体が先生にすらわからないのであるから、なおさらである。考えたところで答えが出ないからだ。小学5年生のときのことだった。

 あれから二十数年が経った。
 当時は全く興味がなかったとはいえ、やはり「正体がわからない」というのが強く印象に残っており、いつもクラムボンのことは頭の片隅にあった。私は最近、真剣に考えてみた。はたしてクラムボンとは何だったのか。
 まず、泡や光、梨といったものは、笑ったり死んだりしないので違う、という意見も多くみられるが、はたしてそれはどうだろうか。「さるかに合戦」では、同じくカニが登場するほか、栗、臼、牛糞、といった、生き物ではないキャラクターも「言葉を話し動いている」のである。つまり、同じ世界観で考えた場合、泡や光、それに梨といったものが笑ったり死んだりしてもおかしくないのである。なぜなら、すでに「カニが人の言葉を話している」時点で、この物語は非現実的な物語だからである。そこへ、大人の理屈を持ち込むから矛盾が生まれる。純粋に子供の心になって読まなければ、この物語を楽しむことはできないのではないだろうか?
 では、結局、クラムボンとはなんなのか?
 私が出した答え。それは「読者が想像したものが正解」である。クラムボンはカニであり、泡であり、梨であり、そして魚でもある。つまり、クラムボンとは「仮名」なのだ。好きなキャラクターをクラムボン(仮名)に当てはめることで、読むたびにちがった印象を感じることができ、読み手である子供の想像力を鍛えることもできるのである。 

※あくまで野良猫が導き出した結論です!

クラムボンについての考察

エンディング
https://www.youtube.com/watch?v=8EdWSkVh3Tg



*** ジュークボックス ***

1.https://www.youtube.com/watch?v=pOtQQV7jrS8/歌詞(プチリリ)https://petitlyrics.com/lyrics/263529
2.https://www.youtube.com/watch?v=GtCdhVJNtEM
3.https://www.youtube.com/watch?v=wKEAZv-w89Q
4.https://www.youtube.com/watch?v=K_xTet06SUo
5.https://www.youtube.com/watch?v=ezcQu1JtcPM
6.https://www.youtube.com/watch?v=5_s5sWdanvc
7.https://www.youtube.com/watch?v=3rYYzKo6S9g
8.https://www.youtube.com/watch?v=shBLSsIJ4b4
9.https://www.youtube.com/watch?v=VQxmAvM9T18(BGM)
10.https://www.youtube.com/watch?v=wCDiRGUTfq0(BGM)
11.https://www.youtube.com/watch?v=KnJxaUtq5FY
12.https://www.youtube.com/watch?v=SowhxMT3dzE
13.https://www.youtube.com/watch?v=Lk3F9y_jLg0
14.https://www.youtube.com/watch?v=sCbS-TLEoRA
15.https://www.youtube.com/watch?v=ZJMArHLhsE0

クラムボンについての考察

クラムボンについて考えてみました!

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2016-02-18

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