夜霧

夜霧

待宵の乙女

夜霧で盲になってもそこには不安じゃなくて安心感があってわたしを包んでくれる。優しく、ぼんやりとしたその粒子のひと粒ひと粒さえもわたしを現実から守ってくれる。その先に何か在ると判っていてもそれを知りたいなんて少しも思わなくて、ただ歩き続けているうちに気付けば眼の前に在る。望んでいたってそうでなくたってそこに在るものは元々決まっていてきっとそれがひとの喜怒哀楽。

夜霧

夜霧

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-02-14

Copyrighted
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