空腹

待宵の乙女

おなかすいたので。

感じる空腹は満たされないが故なら満たされるときがいつか来るっていうの。満たされたってそれはそれで苦しいもの。限界と闘う表面張力のふくらみが、その均衡がいつかやぶれるように、充ち満ちたものには苦しみがあるってこと、忘れちゃ駄目なんだよ。何か求めて居ないと生きられない様な欲望の塊みたいなこの生命体に残された能力なんてそれ以上の何物も無いしそれに嬲られて生きていくしか無いんだね。

空腹

空腹

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-02-12

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