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もっとちゃんと汚れて
明日ぐらいに世界から絶望されたかった
いつも見ている橋の手触りを
知ることもないまま大人になって
知っているふりをすることが
いつの間にか増えていた
許されたかったような気もするし
許したかったような気もする
逃げる覚悟がないから
ただひたすらにことばを失っていった
本当は何もなかったんだよね
笑ってそう言えたらきっと
きっとふたりは今まで通りにいられたんだよ
知らないふり
知らないふりで
世界を忘れていく
ごめんね
数えきれない傷みを
お金で精算できたら良かったのに
そんなこと君は望んでなかったかもしれないけど
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