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忘れていた場所を思い出すと溺れそうになる
息苦しくても誰も助けてくれないから
泳ぎ方を知らなくても沈んでいくだけ

どうして世界を私は嫌いなんだろう

馬鹿げた悩みも飲み込んで
過去は過去になっていく
今なんてなく未来なんかは雲の向こうに飛んでいって消えた

どうして世界は私をしらないんだろう

こんなにも憎んでいるのに
今日も空は青くて少し寒いけど
冬だからそれすらも美しかった

何も知らないね
起こりもしない夢を見て
いつまで眠っていられるのかな

君が好きだったよ
たぶんきっとずっと前から
そうやってまた何かを忘れていく
二度とわたしを思い出さないで



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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-02-07

Copyrighted
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