men's home

山田ケイスケ

僕達は2015年の3月に大学を卒業し、なんとなーくカッコいいからという理由で愛知県と東京に会社をおく繊維メーカーに、同年の四月から入社した新社会人である。
営業職。しかも、「アパレル系」の。世の中のいわゆるフツーのサラリーマンとは一味も二味も違うんだぜ?なんせ髪型も自由、服装も自由なサラリーマンが、この世の中にそういるだろうか?
そんな夢あふれるこれからの生活に心躍らせていた。当然同い年の女の子や後輩の女の子には、
オレ、アパレルの営業になるぜ?などと聞かれてもないのに言い、いい気になっていた。
しかもオシャレは昔から好きで、自分はダサくはない、むしろオシャレだと思っていたし、顔も悪くない。10点満点だと7点はヨユーにあるだろう。
あぁ、どうしよう、、このままではモテてしまうなあ!
などを考えていると、あっという間に学生生活は幕を閉じ、いざ、社会人になる時が来てしまった!いや、来ていただいた!
待ちに待った入社式。スーツをバリバリとキメ、会場に自信満々に入った。
そこには当然、社長を始め各役員、お世話になった人事部、他にも様々なお偉そーな方々が並んでおり、さすがに固くなった。
しかし硬くなっているのは僕だけではない。俗に言う同期、というものかそこにはいた。
今年の営業職の同期は僕含め5人。みなスーツを僕ほどではないがバリっと来て、まぁイカにもデキる!という感じであったが、やはり固くなっていた。
これがこの物語(実話)の始まりである。

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