僕の知らない君の顔
君はいつも、僕の知らない顔をする
話しているときは普通でも、
気づいたときには、僕の知らない顔になっている
それに、君自信が気づくと
少し慌てて、元通り
なにを考えているのか
難しそうで
辛そうで
苦しそう
でも、極希に
楽しそうで
幸せそうで
希望に満ち溢れている
どれもこれも、僕の知らない顔ばかり
──今の君は、どんな顔?
ふと、足を止めた
目の前には自分の姿が映っているショーウィンドウ
あ、まただ
僕の知らない君の顔
それは、いつも…
──僕自信
僕の知らない君の顔