僕の知らない君の顔

君はいつも、僕の知らない顔をする


話しているときは普通でも、

気づいたときには、僕の知らない顔になっている


それに、君自信が気づくと

少し慌てて、元通り



なにを考えているのか



難しそうで

辛そうで

苦しそう



でも、極希に


楽しそうで

幸せそうで

希望に満ち溢れている


どれもこれも、僕の知らない顔ばかり



──今の君は、どんな顔?



ふと、足を止めた


目の前には自分の姿が映っているショーウィンドウ

あ、まただ


僕の知らない君の顔



それは、いつも…


──僕自信

僕の知らない君の顔

僕の知らない君の顔

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-01-17

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