めざめ

匿名

憧憬は君主あらじと夜をさ迷い


おのおのの枕辺にいりひそむ



「そうして指をくわえて、待ってるがよい」


と、どこからか風が吹き、彼らの耳を掠めていった



目覚めたなかの幾千、幾万の若者たちのなかに

ただ一人、耳をつまみ、その実感と苦痛にひきつった面を朝陽に浴びせたものがいる


彼こそが、翼をもった普遍の人

めざめ

めざめ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-01-16

Copyrighted
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