めざめ
憧憬は君主あらじと夜をさ迷い
おのおのの枕辺にいりひそむ
「そうして指をくわえて、待ってるがよい」
と、どこからか風が吹き、彼らの耳を掠めていった
目覚めたなかの幾千、幾万の若者たちのなかに
ただ一人、耳をつまみ、その実感と苦痛にひきつった面を朝陽に浴びせたものがいる
彼こそが、翼をもった普遍の人
めざめ
憧憬は君主あらじと夜をさ迷い
おのおのの枕辺にいりひそむ
「そうして指をくわえて、待ってるがよい」
と、どこからか風が吹き、彼らの耳を掠めていった
目覚めたなかの幾千、幾万の若者たちのなかに
ただ一人、耳をつまみ、その実感と苦痛にひきつった面を朝陽に浴びせたものがいる
彼こそが、翼をもった普遍の人
めざめ