母
「母」
あはれ、慈雨は雪となり
冬鳥の寂寥のこえ
純銀の空へ響き渡る
はるか南の地へと飛来する
母から贈られた手袋、
遠い故郷からの心は響き、
あはれ深き空の下
懺悔と悔恨、我が心に芽生え
帰れぬ我が身の不甲斐なさ
顔向けできぬ心情
なお、それでも
この頬に触れて、遥かかなたを旅する優しき手に
故郷の調べに想いをはせる
母
「母」
あはれ、慈雨は雪となり
冬鳥の寂寥のこえ
純銀の空へ響き渡る
はるか南の地へと飛来する
母から贈られた手袋、
遠い故郷からの心は響き、
あはれ深き空の下
懺悔と悔恨、我が心に芽生え
帰れぬ我が身の不甲斐なさ
顔向けできぬ心情
なお、それでも
この頬に触れて、遥かかなたを旅する優しき手に
故郷の調べに想いをはせる
母