自動販売機

皆さん、新年あけましておめでとうございます。
息抜き、なんでしょうかね?この小説は、(笑)
gdgd小説です!←
本当に(笑)…続き…続き誰か書いてくれませんかね(殴
生温い感じです(笑)

僕の日課は、毎日この自動販売機でホットココアを飲む事。
何事にも自信がなかった僕、別に自信なんかついても成功しなければ意味がない。
そう思っていた、嫌、そう思っている、…と、言った方が正しいだろうか?



寒空の下、自動販売機の前此処は田舎だから星がとても綺麗。
キラキラと輝く、時々ゆらゆらと揺れているようにも見える、じーッと、星を眺めている



「あ、…三等星」
一番大きいきらめく三等星。
自信満々に自らの輝きを主張しているように見える。うらやましい。
三等星の周りに散らばっている星たちは今にも消えそうな晄だ。

見方を変えれば、
三等星の輝きを良くしているようにも見える。
ほかの星が控えめで三等星の輝きがとても美しく惹かれる。
「………」
ふと、視線を外し、ココアを口に含み、空を見上げると、ひとりポツンと、真ん丸のお月様が自分の存在が確実にその場にあることを証明するように、鎮座している。
一人でも堂々としたお月様だ。周りに星は無い。




なぜか僕は、お月様に惹かれた。
一人でポツンとしている。あのお月様に。妖艶に輝きを放つ。あのお月様に。
僕は、ココアを口に含み、まだ中身の入っている缶を近くにあるゴミ箱に捨てると、
先ほどまで握っていたココアの温かみが失い。手がだんだんと冷たくなってきた。
はぁっ、と白く濁った息を吐きその白い息は、真冬の碧い空に溶けて行った。



☽☽☽



その自動販売機には、僕しか来ない。
今までの経験から、そう断言することが出来た、が、思わぬ先客が来ていた。
「こんばんは」
白く濁った息を吐きながら、にっこりと笑う人は、女の人で、黒髪をしていて顔が整っていた。和服が似合いそうな人だ。
それしか相手の情報が無い。なにせあたりは黒いから。と言い訳をして相手が自分の中に入ってくるのを拒んだ。
「こ、…こんばんは」
普段、暗く地味な僕は友達と言える人がいない。
だが、そんなこと知ったこっちゃ無い相手は、愛想良く笑顔で話しかけてきてくれた。
チャリチャリ、と小銭を入れ、いつものホットココアのボタンを押す。
この自動販売機は厄介な事に、「アタリが出ればもう一本!」という、仕掛けの自動販売機なので、小さい画面に数字が映し出され
全て、「7」になればもう一本出てくる、という仕掛けでいつもは出ない、7が今日に限って。
「ぁ…。当たった」

何だこの自動販売機は!、と心で思うが口には出せない。
第一人がいる___しかも初対面___の人の前で自動販売機に怒れば変な目で見らられるに違いない。
これ以上、変な肩書を増やすのは真っ平ごめんだ。



「ふふッ…当たりましたね」
鈴のような可愛らしい声が耳に入る。

「へ?…あ、そうですね」
いきなり話しかけられて変な声を出してしまった自分に後悔している。
今度から、もう少し人と話そうと思う…。
「すごいですね…」

「ぁ、アリガトウゴザイマス?」
まただ、しかも片言、しかも疑問形
「ぷッ、アハハハッ…面白い方ですね」

「あ、あはは、は……はぁ」
最後は、小さく小さく相手に聞こえないようにため息をつく

そこからの会話は無く。少ししてから、相手は帰り、二本目を飲もうかと考え始めた頃。
碧く、妖艶な光を放つ、一目惚れしたお月様が雲から顔を出した。
暫くしてから、ぬるくなったココアを一気に飲み干した。



甘かった。


☽☽☽



石ころを蹴り、砂利の音が聞こえその音にまた不満がり、また蹴るを、繰り返している。
今日は、曇りお月様は顔を出していない。お月様にも、休みがあるのか。
あの自動販売機には、あの相手は居なかった。少しホッとしている自分が居た。
今週は、今日も入れてあと二日行くと、土日だ。この期間が僕は嫌いだ。
部長がよく言う言葉だが
「あと二日だからって油断していると、仕事を失敗する可能性がある。気を緩めるなぁ∼」
と、しつこく言うので嫌だ。でも、仕事は出来るので何も言えない。というか、自分より立場が上だから。と色々自分の中で理由を付けて誤魔化すと、
ココアを口に含み、咽喉を通る。
ココアの入っていない缶は生温く傍にあるゴミ箱に捨てる。
「帰ろ…」
僕は、駅に向かって足を進めた。


この時間は、ちょうど僕と同じで残業帰りの人達が居た。
携帯を持ってにこやかに話している人や、腕時計をチラチラ見る人も居た。
「普通、…うん、これであってる」
電車が来たので乗ると、空いていて先ほどまでホームに居た人達はこの電車には乗らないのかと思い、
まぁ、自分のことでもないので気にしないで乗る。
誰も座ってないたまに有る、短い座席に座ると急に睡魔が僕を襲った。だが、次に来る電車を乗り過ごすと待たないといけないので、
その時間どうやって、過ごせばいいのかと思うからだ。
家に待ってくれている人なんて居ない。
残念ながら僕を待っているのは、水槽に入った出目金魚だけ。しかも一匹。

出目金魚との出会いは、不思議な出会い、高校の時友達のいなかった僕は親と、地元のお祭りに行った。とっても恥ずかしかった。
だから、本当は咽喉も乾いていないのに親と少しでも離れようとして嘘をついて離れた。
思春期だからか?と、考えるが今思うと、まず親と一緒に行動しないであろうという考えに辿り着いた。

「僕…ちょ、ちょっとジュース買ってくる」

「え?お金持ってるの?」

「うん…行ってくる」

「気ぃ付けてね」
母は、そう言葉を最後に残し手を振ると何処かに行ってしまった。まぁ、いつもの事だ、と自動販売機に向かう途中。
僕は誰かに出会った…

「…出目金魚…あげる」________
____そう誰かに_____



「…し…もし…大丈夫ですか!」

「ッは…えっと、…え?え?」

「もう、終点ですよ」
女の人の声に呼ばれ目を覚ました。

「ぁぇ?…ぇ、ぁああ、す、すみません…」

「ふふっ…やっぱり」
鈴のような可愛らしい笑い声が聞こえる。
どっかで聞いたことが有るような無いような、と脳の中の記憶を大事にしまっている海馬の中を探ってみると、

「自動販売機…一本アタリ」

「?…どうしたんですか?…」
思わず、あの時に出会った事を思い出して口走ってしまった。

「あの、自動販売機のところでお会いしました」

「やっぱり…そうですよね」
僕は、夢のことなんて忘れてその人と駅のホームに行き話した。
なんでか、その人の魅力に憑りつかれていった。人と関わるのが苦手な僕が初めて、「友達」、と呼べる存在に出会えた。
運命____と、僕は思った。


出目金魚、あれを渡してくれた人が未だに分からない…。



(息抜き小説なんで←…終わりですorz)



自動販売機

私は、いったい何が書きたかったのだろうか…残念だ←
あ、誤字脱字あったら直ちに私に言ってください!あ、でも「魅力に憑りつかれていった」はあれでOK何ですよね(笑笑)

今年もよろしくお願いします

自動販売機

「ふふッ…当たりましたね…」 僕はこんな時に限って、自動販売機の「アタリが出ればもう一本!」、という仕掛けに、仕掛けられる。

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 青春
  • 冒険
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2016-01-04

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