うんこ味のカレー

組み立てた線路に汽車を走らせる少年の背を陽が包み込む


「死ね」という言葉によって君の持つ説得力が自殺したのだ


うんこ味のカレーの方を真剣に選んだ君の頬に飯粒


トリックオアトリートか何か知らないが悪いガキには容赦はしない


教室の聞こえよがしの非難から逃げたトイレの壁は冷たい

うんこ味のカレー