けむり

まど

どこか遠くで静かな銃声が鳴った
そうしてわたしの知らないところで
煙のように消えてしまった あなた

喪失と呼ぶには少し足りない
怒りが 悲しみが
祈りが 慈しみが

それでも心が波立つのは
あなたが確かに失われたからです
とうに忘れた遠い思い出から
ひそかにわたしを見守っていた あなた

けむり

今年は考え方に影響を受けたクリエイターさんが何人も亡くなられる寂しい一年でした。彼らに対する感謝の念を忘れずに生きていきたいです。

けむり

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
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CC BY-ND
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