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撃ちぬいた月の光が
君のためにもあったと
いつかそう思える日がくるんだろうか

オリオンを作り出すあの星たちは
あるいはもうなくなっているかもしれないのに

僕がすべてをゆるせる日なんて
くるんだろうか

目にうつるものを信じて
そうでないものだって
きつねの言う通り信じてきた

足りなかったのはその気持ちだったのか
震える手を握りしめて
真っ直ぐに立つ彼の姿が
僕の目に焼きついている

終わっていくのはなんだろう
はじまるものなんてあるんだろうか

輝きでいつもよりも大きくみえる
あの月の光を僕はいつまで覚えていられるだろう

この夜の気持ちで


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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-12-19

Copyrighted
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