幸涙 ~幸せで涙いっぱいの恋~ ②

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①です

深音は、侑李と一緒に順平の誕生日パーティーへ行った。


「え・・・・・・ここで、合ってるよね?」

今、深音たちの前にあるのは、馬鹿でかい家、いや、お屋敷だった。

「順平ってお金持ちだったの!?」
今の今まで知らなかった・・・。

いいなあ・・・。おやつ食べ放題じゃん

ってことは、今日もおやつとかケーキとか!
いっぱい出てるかも!!!!!!

「侑李!!!早く中はいろうよ!」
「え・・・え!?ちょっとまってよ、深音!」

私たちは、急ぎ足でお屋敷の中へ入った。

すると、ズラ~っと執事さんとメイドさんが並んでいた。

「「いらっしゃいませ、深音お嬢様、侑李お嬢様」」
え、お嬢様だなんて・・・照れるっ//


メイドさんに案内してもらい、パーティー会場へと向かった。
すると、出口に見覚えのある顔があった。

「あ、優!優も来てたの」
「ああ。なんか落ち着いてられねえから外でた」
「そなの。って早くしないと食べ物食べられちゃう!」


ようやく中に入ると、順平ただ一人だった。
あれ?いっぱいいると思ったのに・・・。

「あ、深音!きた!ぎょーさんご飯あるから食べていき!!」
「え、あ、うん。順平、ほかの人は?」
「ほかの人?今日は3人しか呼んでないんや」
「え、なんで?」
すると、順平は少し頭をかきながら言った。

「あー、ちびっと恥ずかしい話なんせやけど
オレ、ツレが深音と侑李と優しかおらへんのや」
「え、そうなの!?そっか。なんかごめんね・・・」
「いや、いや、かめへん。はよう食べよう!」


順平は、いつも優しい。

私は、侑李と優も呼んでみんなで一緒に順平の誕生日をお祝いした。

「あ、私トイレ行ってくるね・・・!」
そういって、大広間をでた。

トイレどこ!?広すぎて分かんない~


探し回って10分・・・。あった!!はぁ。助かったよ・・・

トイレへと走っていった。

すると、前からおっきい人影が見えた。

「あでっ!あ、すみません!!」
「いや、こちらこそ・・・」
顔を上げて、顔を見ると、優だった。

「あ、優!!優もトイレだったんだ」
「ああ。じゃな」



・・・。久しぶりに優とあんなにちかづいたかもしれない・・・。
ちょっとドキドキしたかも?


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

後ろから視線を感じた。後ろを振り返ると、誰もいなかった。

・・・気のせいか。早く帰ろ!


深音は、後ろからつけてきている人影にも気づかず、
走って大広間まで行った。

幸涙 ~幸せで涙いっぱいの恋~ ②

幸涙 ~幸せで涙いっぱいの恋~ ②

幸せでも、どうにもできない恋ってあるんです

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-04-23

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