『 オランウータン・イン・グラス 』

苦手な飲み会。
苦手なお酒。
ため息混じりにグラスを見つめると、小さなオランウータンが泳いでいた。

「あの、これ」

隣の人に見せようと、思わずグラスを持ち上げて。

「……ん、乾杯?」

不思議そうに笑う高崎さん。
グラスを軽くぶつけて、そう言えば、なんて続けて。

『 オランウータン・イン・グラス 』

『 オランウータン・イン・グラス 』

極短小説。

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-12-12

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