夢の中の現実

夢の中の現実
この話は嘘ではありません。
しかし、実際に体験した話でもありません。
この話をかくかどうか私は迷いました。しかし、私は書くことにします。
私じゃない私が体験した現実を・・・・

目が覚めるとそこは家の布団でした。僕は起き上がり、顔を洗おうと洗面所へ行きました。
「ん?」
ばくは少し違和感を感じていました。しかし、その違和感が何なのか分からず、僕は朝食をたべました。
「今日は誰もいないんだったな・・・」
その日は家族が僕を置いて出かけていました。
「・・・どっかいくか」
そのひは特に何も用事がなかったので出かけることにしました。出かけるといっても定期券の使える範囲ででした。
「ん?」
僕はまた違和感を感じました。
(気のせい気のせい)
僕は外に出て朝の空気を思いっきり吸い込みました。その日は晴れていてとても気持ちのいい日でした。
「さて。どこへいこうか。」
とにかく僕は学校の近くの神社に行こうと思いました。そして、駅に向かう途中でした。
「○○○○!」
後ろから幼馴染の声が聞こえてきました。
「あれ?どうした?」
僕は幼馴染に聞きました。普段はそんなことはしないのですが、その日は幼馴染は手ぶらだったんです。
「ちょっとお出かけしようかと思って。」
幼馴染は笑いながら言いました。
「そう。どこに行くん?」
僕が問いかけると、幼馴染は笑いながら言いました。
「まだ決まってなーい!」
僕は呆れ笑いをしながら言った。
「なんだよそれ(笑)じゃあ一緒に来るか?」
幼馴染は顔を輝かせて言いました。
「いいの!?」
「うん。別にいいけど?」
幼馴染はさらに顔を輝かせて僕の手を持って駈け出しました。僕はひかれるがままに幼馴染について行きました。
いつに間にか僕達は東京の真ん中に近づいていました。
「あ!私このお店きたかったんだよね!」
幼馴染は僕の手を引いて店に入って行きました。
そこは服屋さんでした。僕もちょうど洋服がほしかったので少し見てみることにしました。
「ねぇねぇ!この服どう?似合う?」
幼馴染が赤いパーカーを持ってきました。とても似合ってましたが僕は言うことが恥ずかしくってそっけない返事をしてしまいました。
結局幼馴染はそのパーカーを買っていました。
「ねぇねぇ、次どこ行く?」
幼馴染は僕を見上げて言いました。(幼馴染は僕より背が小さいのです)
その顔がとても可愛いかったので、僕は少し顔をそらして言いました。
「別にどこでもいいけど?」
幼馴染は少し考えて言いました。
「じゃあお寺行こう!!」
僕はまた、幼馴染に引っ張られました。
ついたお寺は僕が行こうとしていたお寺とは違っていましたが、お寺なのでいいと思いました。
「おねがいしよう!お願い!」
「あ、まって。お賽銭。」
僕は10円を出して賽銭入れに投げました。横では幼馴染が唸っていたので、僕は幼馴染に10円を渡しました。
僕と幼馴染は手を合わして礼をしました。
帰り道、幼馴染が聞いてきました。
「ねぇ!何お願いしたの?」
ぼくは笑いながら言いました。
「ん~、好きな人と両想いいなれますようにって。」
幼馴染はかなりおどろいていました。僕は女子はあまり得意ではないからです。
「僕も教えたからお前も教えろよ。」
「ふぇ?」
幼馴染は少し顔を赤くしていましたが、その真意は分かりません。
「私は~………あんたと・・・」
そこで目が覚めました。
僕は驚きました。体が疲れていたからです。
それに、僕は夢に見た幼馴染を知らなかったのです。
でも、夢の中では僕は幼馴染を知ってました。
それから数日がたったある日。僕は偶然夢の中の店を見つけました。
その時は驚きました。僕は夢の内容をほとんど覚えてなかったのです。
でも、なぜかなつかしくなってその店に入ってみました。
その店の内装はあまり覚えてませんでしたが、ある程度の服の配置は覚えてました。
そして女性ものの赤いパーカーを見ていると、後ろからこえが聞こえました。
「誰かにプレゼント?」
聞いたことのないのに懐かしい声。後ろを向くと、夢に見た幼馴染がいました。
「久しぶり。○○○○君。」
そして、僕は目が覚めました。
僕は今、この話を書いています。しかし、この瞬間が夢なのか現実なのか分かりません。
今この夢は2年間続いています。いつ目が覚めるのでしょうか?
今この夢の中には、あの幼馴染が出てきています。
今この夢は・・・・・・・・

夢の中の現実

夢の中の現実

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-04-22

Copyrighted
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