「I」(未完成)

他の人とは、少しズレた人が思いのまま…
藻掻き苦しみ、途方に暮れ、時に絶望しながらも生きていく…

誰かに…

誰かに愛されたい



誰かに構ってもらいたい



誰かに抱きしめてもらいたい



誰かに「がんばったね」って褒めて貰いたい



誰かに優しくされたい



誰かに甘えたい



誰かに…もうやめよう



誰かに何かを求める分だけ、失望が大きくなる



もう何度も失望し、諦めたはず



なのに、それでも求め続ける



無理なことと知っていながら

現実

愛されるどころか嫌われ

構ってもらうどころか独り放置され

抱きしめてもらうどころか拒絶され

褒めてもらうどころか怒鳴られ

優しくされるどころか冷たくされ

甘える事も出来ず

そんな中で、自分を大切にだなんて…

自分の存在や自分自身を否定され続けているのに、

出来るわけないよ…

硝子

昔は、硝子のように

透き通っていて、綺麗な形をしていた

今は、ヒビが入り、欠け、そして割れた

私の心

自責

自分を馬鹿にする声

自分を責める声

耳を塞いでも聞こえてくる

「役立たず」「無能」「クズ」

そんな声が頭から離れない

ふと周りを見る

誰もいなくて、いるのは

耳を塞いで蹲っている私だけ

そうか自分が無能で駄目な奴だから

自分で自分を責めていたんだ

「I」(未完成)

「I」(未完成)

心にある思いをそのまま綴った詩です。 気分が悪くなられたりしたら、読むのをやめてください。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-12-01

Copyrighted
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  1. 誰かに…
  2. 現実
  3. 硝子
  4. 自責