お風呂に住むお化けってそんなのありだと思います?
市松 夏樹(イチマツ ナツキ)[男子高校二年生童貞]が、お風呂に入ってると突如。変なとこから現れたお化けの通称ふーちゃん(風呂)、
「どうもすみませ~ん。こんな所からぁ」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁなんですかあぁぁぁ」
「今日からここに住まわせてもらいます~って君らより前に住んでたんですけどねぇ??」
なーんて…おもしろいのか…面白くないかもしれない!!!!!!!!!!!そんな話。
「今日からここに住まわせてもらいます〜」
朝起きるのって本気(まじ)嫌だ。
だるいし眠いし学校っていう辛い現実が待ってたりする。
「あーどうするかな。 休もうかなぁ…」
なーんて、呟きながら 風呂場に行く
俺は朝風呂が日課。
だって、夜入るのめんどくせぇ…
脱衣場で服を脱ぎ、ドアノブを手に取る
「あ、部屋にパンツ忘れた。」
まぁいいか。
洗う順番は
頭、顔、体
体とかから洗うと頭洗った汚れが体に付きそうで嫌だからいつも頭から洗うっていうこだわりがある
そう、変なこだわり
なんて考えながらサッとシャワーで泡を流した。
朝だから当然お湯は溜まってない。
出ようと思いドアノブを掴んだ
ガチャッ
…ガチャッ
「…あぁ、くっそ、出たよ。まただよ」
家のドアノブは壊れている
そして壊れているにも関わらずそのままで内側から開けにくいそしてそして、たまにドアノブは外れる。
外れると大きな穴がそこに開くんだ
大きな穴だってさ…
ガチャッガチャッガチャッ
「ア゙ア゙ア゙…早く直せよなぁ」
ガチャッガチャッ
だんだんイライラしてくる
ガチャッガチャッガチャッ
『あぁ~そんなに、ガチャガチャしないでくださいよお~』
「…は?」
……どこからか女の声が聞こえる
母さん?姉ちゃん??いや。まだ寝てた。
『あれ?あれれ??どこから声がっ!?って顔してますねぇ~いひひ!』
…どこからかとてもうぜぇ女の声がする。
「あー学校に行かなきゃなんねぇんだよ早く開けよくそが」
ガチャッガチャッガチャッガチャッ
『あーぁ!わかりましたよぉ~ 開けますからぁ~ちょっと待ってくださいー!』
「はぁ?!つか誰だよ!」
ガチャッ
「あ、」
ドアノブが外れた。
するとそこから白い煙があがってるように見えた。
「あいたたたぁ~ やっと出れたぁ 狭かったなぁもう。」
「は。。。」
いきなり目の前に、白い布のようなものを体に巻いている髪の長い女がでてきた。
夢か夢だろうな
そう思い、頬を抓った
「いって、、」
「あ、夢だと思いましたぁ??(笑)(*゚∀゚)もう。コレ現実ですから!めっちゃ現実!」
風呂から白い布のようなものを体に巻いている髪の長いうざい女が現れた。
「どうもすみませんこんな所からぁ~」
「って…うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!なんですか!!」
「今日からここに住まわせてもらいます~」
え?!なに、そういえば、ドアノブから現れたよね?!!え?!なに!!お化け的なそんなの?!いや待ってよ俺はお化けとか苦手んなだけどまず信じてなかったしはぁ??!
「えぇ…反応おそくないですかぁ???」
「はぁ?!つかお前誰だよ!!」
あ、声裏返った。
「はじめまして~今日からここに住まわせてもらいます~かっこ二回目☆ふーちゃんって呼んでくださーい☆っていうかぁ、君らより前にここに住んでたんですけどねぇ??」
自称、風呂のふーちゃん
年齢不詳つか、お化けに年齢とかあんの。
うっぜーーーーー女
「住むってどういうことだよ!」
「え?居座るぅ?ってこと」
「ふざけんな!!!」
「ちょっとなにーー?さっきの叫び声!うるさくて起きちゃったんだけどー」
ドスドスと足音が聞こえる
「やべっ、かーちゃんだ!!」
「え?!おかぁーさまぁ??挨拶しとこうかなぁ~(笑)」
「ふざけんなっ」
ガチャッ
「あーまた、壊れてたのー??夏樹ー?今開けるから。」
「…お願いします」
カチャ。
開いた。
「 はぁ…朝から風呂入るのやめなさいって言ってるでしょ。 大丈夫なの。湯冷めしてないね??」
「うん。大丈夫ありがとう」
プリプリと怒ってるかーちゃんが部屋に帰っていくのをみると、急に寒気がしてきた。
ほんとに湯冷めしたかもしれない。
いや違う。こいつ(ふーちゃん)が後ろにいるからだ。
「よろしくね☆な、つ、き、く、ん?」
「ぜってーよろしくしねぇ!!」
バタンっと風呂のドアを閉めると、かーちゃんと同じようにプリプリと怒って部屋に戻った。
全裸で。
お風呂に住むお化けってそんなのありだと思います?