前を向いて  二話

前を向いて 二話

前向きに物事を考えられないとき…
そんなとき、偉人の名言や格言は様々なことを気づかせてくれます。

そんな心に響く偉人の名言や格言を元にした短編第二話です。
第一話→チャレンジャー

飾ること

私はあまり飾りすぎるのが好きではない。そこまで顔は可愛くはないが、暑化粧やいわゆる「デコる」というのを毛嫌いしそんなことを全くしない。
外見だけではなく、内面もそうだ。嘘をついて見栄を張ったり、小さなことを膨らませて大事に仕立てて話したりということを私はしない。人格を作る、偽るなんて論外だと思っている。

しかし、私のクラスには私と対極の子がいる。
高校生なのに毎日のように厚化粧をし、学校指定のカバンには自分の掌より大きいであろうストラップをつけている。内面も、平気で見栄を張り、嘘をつき、人格を作る。飾ることのできるところはすべて飾るという主義の子だ。
私はその子を見て思う。
「そんなに飾ったら素の自分が質素に見えて自分に自信が持てなくなっちゃうよ…」
飾るなんて虚しい。自分がニセモノに思えてしまうようになるから。


トマトがトマトである限りそれは本物。 トマトをメロンに見せようとするから偽物となる。
みつを

前を向いて 二話

今回はみつをさんの名言でした!
拙い文章力で描いた作品を見ていただきありがとうございました!
次は松下幸之助さんの名言です!
next→前を向いて三話「個性」
次作もよろしくお願いします!

前を向いて 二話

偉人の名言や格言をもとにした短編小説です。 第一話→チャレンジャー こちらもよろしくお願いします。

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-11-29

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