妲己と5人の悪魔
おそ松さん7話Aパートの獣神祭限定キャラ達によるパロディです。
!!Attention!!
この小説には
「極度のキャラ崩壊」「下ネタ」が含まれています。
苦手な方は閲覧は控えてください。
いくらか変更してる部分もあります。
―源平茶屋―
ここは、平氏と源氏が共同で経営している茶屋である。
そこでは、妲己がアルバイトをしていた。
妲己「天慶の役セット1つお待たせしました。 それでは、ごゆっくりどうぞ。」
大勢の客で賑わっていた店内も午後になると少なくなっていった。
ちょうど店が落ち着いたとき、敦盛と弁慶が話しかけてきた。
敦盛「もう仕事は慣れましたか?」
妲己「はい、もう慣れました。」
弁慶「そうだ、今週末に何か予定はあるか?」
妲己「? いえ、ありませんけど……」
弁慶「なら共に宴会でもどうだ? ちょうど人数が少なくてな。」
妲己「よろしいのですか? あ、でも予定入るかもしれませんので行けたら行きますね。 それでは、休憩入ります。」
妲己は休憩室に入った途端、大声で叫んだ。
妲己「よっしゃぁぁぁぁ!! ここでバイトを初めて苦節数週間、ようやく宴会に誘われるようになった!もう獣神祭という脇役よりのガチャキャラでもなく、同世代実装カーストの最下層でもなく!ようやくここまで昇格したのじゃーーー!!!」
静御前「……………妲己さん?」
しかしこの時、妲己は忘れていた。自分には地獄の足枷があることに……
妲己が戻って来た時、店の扉が開いた。そこには、妲己と同じ獣神祭限定キャラである、アグナムート、アグナムートX、天草四郎、ウリエル、アリスがいた。それを見た途端、妲己は自分には彼女達という地獄の足枷があったことを思い出した。
アグナ「あんれまぁ! こりゃハイカラな店だっぺーー!!」
妲己「頼む!帰ってくれ!」
妲己は5人を店内から出すと、地面に土下座した。
天草「え?どうしてですか?」
妲己「頼む!何も考えずに帰ってくれ!」
天草「落ち着いてください。どうしてそこまで……」
妲己「分かった。正直に話すぞ。 妾は、お主らの存在が恥ずかしい。」
その一言で5人はショックを受けた。それでも妲己は話を続けた。
妲己「分かるか?ここは源平茶屋だぞ。 ここにいる者達とお主らでは月とスッポン、いやルシファーとコケンチーくらいの差はあるだろう。 妾はようやくここまで地位を上げられたのに、コケンチーな友がいると知られたら全部水の泡なのじゃ! ………すまん。本当は黙ってようと思っておったのだが……」
妲己が5人を酷く言う度に氷塊が5人を襲ったため、5人は満身創痍だった。
天草「じゃあ言わないでくださいよ!もう少しで死ぬところでしたよ!」
アグナ「まあ、でも気持ちは分からなくないわ。 アレでしょ?周りは星5ばっかり当ててるのに自分はゲイルしか当たらないっていう……」
妲己「少し違うのぉ。 例えるなら全校集会で周りは運極ばかりなのに校長に自分の唯一の運枠のレチリ晒された気分じゃ。」
天草「私たちのことなんだと思ってるんですか!?」
ウリエル「帰ろう。 もういいわ。」
アリス「え~?せっかく来たのに~?」
妲己「割引券、MDT支部前店舗でも使えるぞ。」
天草「いりませんよ!」
5人が帰ろうとした時、敦盛と弁慶に止められた。妲己と仲良さそうに話してるのが気になったようだ。そして5人はそのまま店内に連れてかれた。
敦盛「という事は、皆さんは妲己さんのお友達なんですね。」
アグナ「えぇ、まぁ……」
弁慶「しかし、みんな美人だな。」
天草(凄い……これが源平茶屋の店員さん…… 全身が自信という光に満ち溢れてる…… それに比べて妲己さんは……なんて目してるんですか……!)
妲己は敦盛と弁慶が話してる間、目を見開き、下唇を噛んでずっと2人を見ていた。そして2人が振り向くと元に戻った。
弁慶「なんでこの事言わなかったんだ?」
妲己「すいません。もう言ったかと……」
そして2人が前を向くと再びあの顔に戻った。
天草(2人いる…… 妲己さんの中に2人いる……!)
妲己「そろそろ2人とも休憩の時間じゃぞ。」
敦盛「あ、そうですね。 では休んできますね。」
2人が休憩室に入るのを見計らって妲己は5人の前にメニューを叩きつけた。
妲己「ご注文承ります。早く食べ早く飲み、早くおかえりください。 他のお客様にご迷惑なので。」
天草「あの………」
アリス「んーと………エスプレッソある?」
妲己「ねぇよ!」
アグナ「じゃあ私たこ焼き。」
天草「うどん。」
ウリエル「ソフトクリーム。」
妲己「サービスエリアか!」
アグナ「アグナXは?」
アグナX「ふっ…… 源氏特選茶、それと前九年の役セッ………」
その時、妲己はメニューを投げつけ、アグナXの頭に刺し込んだ。
天草「なんで!?唯一ちゃんと注文できてましたよね!?」
妲己は自分で選んだ茶と和菓子を持つと、5人をトイレ前の座先に座らせた。この席は妲己が即興で作ったのだ。
天草「え……何ですかこの席…… 他の席も結構空いてますけど……」
妲己は5人の存在を無視して接客をしていた。
天草「薄情者め……私達を蹴りつける気ですね……」
アグナ「いつの間に努力したのよ~~~」
アリスは和菓子を手に取ると、口に運んだ。
アリス「あんま~~ 食べてみてウリエル。」
ウリエル「あんま~~こんなスイーツ初めて食べたで~~」
アリス「スイーツちゃうがな。和菓子やで。」
ウリエル「わわわ和菓~子~」
アリス「せやでせやで~」
ウリエル「さよか~~」
天草「いや何してるんですか2人とも?」
敦盛「ちょっ……どうしたんですか皆さん!? こんな所で……」
休憩から帰ってきた敦盛と弁慶が5人のいる場所に驚いていると、神化した妲己が走ってきて、毒を5人めがけてばらまいた。
妲己「どうしたのじゃ! トイレにゴキブリでも出たのか!?」
一同「ギャァァァァァ!!」
アグナX「…………ハッ!」
アリス「いや~~都会は恐ろしいトコやなぁ」
ウリエル「往生しまんなぁ」
天草「もういいですよ!お2人のそのノリ!」
敦盛「あ、そうだ。今度の宴会の件なんですけど……」
宴会という言葉を聞いて、5人は反応した。
一同「宴会!?」
妲己「あぁ、それは……」
弁慶「妲己、もしよければ超絶の者達にも聞いてきてくれ。」
一同「超絶の者達!?」
敦盛「確か妲己さん、1人で全員に勝ったんですよね。」
妲己「その話は後じゃ後。」
弁慶「それじゃあ、楽しみにしてるぞ。」
2人が離れて、その場にいる妲己を見て、5人は行動に出た。
店の中央に席を移動させ、アグナ、アグナX、天草は盛大に零しながら茶を飲み始めた。
アグナ「あーーーー………」
妲己「どうしましたかお客様!?零れてますよ!!」
天草「あー手が滑りましたー」
そう言って天草は茶が入ったままの湯呑みを妲己の頭に投げた。
妲己「あっつ!!」
ラファエル「キャーーー!!」
悲鳴が聞こえた方を見ると、ウリエルが下半身を露わにし、他の客の湯呑みに自分の尿を注ぎ込もうとしていた。
ウリエル「待っててねラファエル。 もうすぐ出るからね……♡」
妲己「何やっとるんじゃーーー!!」
妲己はウリエルを掴むと、そのまま屑籠の中に放り込んだ。
すると騒ぎを聞きつけた店長の頼朝が出てきた。
頼朝「大丈夫か妲己くん!?」
妲己「いえ、大丈夫です……」
アリス「やるわねダッティー!」
頼朝「警察呼ぼうか?」
妲己「いえ結構です……」
アリス「ダッティー!」
妲己は3人の元に向かった。すると3人は床に寝そべり、とにかくグネグネ動いていた。
アグナ「ごめんねダッティ~~~~」
アグナX「私たち、こんなお店場違いだったわよね~~~~」
天草「恥さらしのレチリですからね~~~」
妲己(何じゃこの生き物達は………)
アリス「ダッティー!」
妲己「ごめんなさい謝るから許して……」
アグナ「え~~?何のこと~~?」
アグナX「私たちを虫ケラ扱いしたこと~~?」
天草「それとも周りに超絶1人で勝ったって嘘ついてることですか~~?」
妲己「あーーー!!」
妲己は3人を掴むと、トイレに引っ張っていった。
アグナ「てか宴会ってな~~に~~?」
アリス「ダッティー!」
アグナX「な~~に~~?」
天草「どぉんな字書くんですかぁ~~?」
そして3人を無理矢理トイレに押し込めると、屑籠のウリエルを掴んで、一緒にトイレに入った。店内には微妙な雰囲気と床をふくアリスが残った。
妲己はトイレの中で追い詰められていた。そこには不良のようになった4人がいたからだ。ウリエルは下半身が露出したまま、妲己に迫った。
ウリエル「あぁんクラァ! アアァァァァァァァァンンンンンッッッ!?」
数日後
宴会会場ではあの5人の笑い声が響いていた。しかし源平側はしらけてしまい、そそくさと会場を後にしていた。
敦盛「想像と全然違いましたね。」
弁慶「何なんだあのノリは……」
それにも気付かず、5人は酒を楽しんでいた。
アグナ「いや~~笑った笑った~~♪」
アグナX「フ………マジ最高だった……!」
天草「よく頑張りましたね。」
ウリエル「見直した。」
アリス「あ~~~面白かった~~~」
一同「今日は本当にありがとう! ダッティー。」
5人が笑っていたのは、裸になって自分の下着を被り、下半身は皿で隠し、腹にはグリンデの顔を描いた妲己であった。
そのまま硬直している妲己に、ウリエルは肩を叩いた。
ウリエル「おかえり。」
妲己「た……ただいま……」
そして妲己はそのまま倒れ込んでしまった。
END
妲己と5人の悪魔
ヤバイくらいキャラ崩壊してる……