心に咲く3

第三章「また会えた」

始業式には、まだ時間がある。
教室はざわざわと騒がしいが、私には関係のない世界。
本でも読もうかと思ったその時、放送が入った。

「2年A組 桜木まこさん。至急応接室まで来てください。」

・・・・・・私ですか・・・・・・???

えっと、どうしましょう。    
じゃなかった、すぐに行きます。
心の中で返事をし、教室を出る。

コンコン「どうぞー」 「・・・失礼します」
ガチャ「あの、私なにか・・・・・・・」

「・・・・・・・・・・!?」

(あの時と一緒だ・・・・・・)

時間が止まってる。





応接室にいたのは、恩師ともいえる人・・・倉持先生だった。

倉持先生は私に、
「お久しぶりですね、桜木さん。」
そう言って、笑いかけた。
「どうしたんですか、そんなに驚いた顔をして。」
さっき以上に驚いた。私が、表情について何かを言われたのはいつ以来だろう。

心に咲く3

第三章から、だいぶ間が空いてしまいました。

第四章は、早めに書きたいと思っています。

心に咲く3

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-04-20

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