Prologue for Monica

そうか
きみもそろそろ
どこかへ行ってしまうんだね

僕が大事な宝物を
失くさないでいられるように

今はもう
きみが誰だか思い出せないけれど

でも
きみは僕の大切なもの
それだけは強く感じるんだ

いつになるかは分からない
だけど
必ず迎えにいくから

だから
待ってて
消えないで
僕の中から
どうか
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              
・・・
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              
ここから一歩踏み出せば
全て忘れてしまうのだろう

だからここから始めるのだ
きみを取り戻すための
長い長い
物語を

Prologue for Monica

inspired song:
Wonderlandica 「Monica」
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16227595


旅の終わり、遠い未来で、
きみが「思い出」という宝物になっていますように。

Prologue for Monica

詩です。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-04-20

Copyrighted
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