痛み

いたい、いたい、いたい、遺体。

目の前に広がる地獄絵図。

『たすけてぇ、お姉ちゃん、たすけてぇ、』

ばたっ、ばたっ、ばたっ、

嗚呼、一つまた一つ、私の供が死んで行く。

護る護るよ、いつまでも、あなたたちを必ず必ず連れ帰すから。


『ほんと?ほんと?ほんとなの?』

ほんとよほんと、

・・・私が描いているお話は、、、、。



10年前、

「おっねぇーちゃーん!!」
ドンッ

振り向いたら軽い衝撃。
「どうしたの?たっくん」

「僕ね僕ねっ!小人さんとお友達になったんだよっ!」

「あらそうなの?よかったわね」

「うん!だから明日お姉ちゃんにも紹介するよ!」

そういって私の愛し子は戻って来なかった。
どうしたの、どこへ行ったの、何をしているの、早く帰ってらっしゃい。

『お姉ちゃん』

たっくん、、なの、、、?

『お姉ちゃん!僕はここだよ!』

嗚呼巽、そこにいたのね。貴方を今から迎えに行くわ。
だから、
「おとなしくそこにいてね。」
『う。ん、』


DEADEndまで、あと9年

痛み

痛み

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • アクション
  • ミステリー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-11-24

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