痛み
いたい、いたい、いたい、遺体。
目の前に広がる地獄絵図。
『たすけてぇ、お姉ちゃん、たすけてぇ、』
ばたっ、ばたっ、ばたっ、
嗚呼、一つまた一つ、私の供が死んで行く。
護る護るよ、いつまでも、あなたたちを必ず必ず連れ帰すから。
『ほんと?ほんと?ほんとなの?』
ほんとよほんと、
・・・私が描いているお話は、、、、。
10年前、
「おっねぇーちゃーん!!」
ドンッ
振り向いたら軽い衝撃。
「どうしたの?たっくん」
「僕ね僕ねっ!小人さんとお友達になったんだよっ!」
「あらそうなの?よかったわね」
「うん!だから明日お姉ちゃんにも紹介するよ!」
そういって私の愛し子は戻って来なかった。
どうしたの、どこへ行ったの、何をしているの、早く帰ってらっしゃい。
『お姉ちゃん』
たっくん、、なの、、、?
『お姉ちゃん!僕はここだよ!』
嗚呼巽、そこにいたのね。貴方を今から迎えに行くわ。
だから、
「おとなしくそこにいてね。」
『う。ん、』
DEADEndまで、あと9年
痛み