『 雀と米と僕 』

「君と共に戦えた日々を誇りに思うよ。君に会えて良かった」

時限式拘束装置で身動きの取れない僕。
あああ、油断した。

「日本の米はとても美味しかったぞ」

雀頭の紳士は笑う。
格好良いのに最高に間抜け。
遠くの空一面に広がったザルを見上げ、彼は一人で、僕を置いて。

『 雀と米と僕 』

『 雀と米と僕 』

極短小説。

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-11-24

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted