手、またの名を叡智 綾崎 真珠の白はっきりと浮きたつ波力強くも長くのびた船跡桜の花弁の北に薄い三日月西に映るは黒い星海面下に広がる波紋蜃気楼に手をのばす瞬く光に抗う勇気はない 手、またの名を叡智 手の届かぬ貴方に。