中学生の青春

naoki

これは作者がこんな青春したかった! という願望をもとにしたフィクションです。母校を舞台にしてかいてます。※未成年者の喫煙シーンがありますが未成年者の喫煙を助長するものではありません。※タバコは二十歳になってから

短く手軽に読める小説です!

  ~第一章  からかい~
 二年生の時に仲のよかった奴とは全員とクラスが離れてしまった。一人を除いて。

 クラスのみんなはいわゆるイツメンというメンバーで話をしている。だがそんなメンバーは俺には居ない。しかし、俺だってぼーっとしてるわけじゃない。俺の一年からの片思いの相手、山口 茜はいつも友人たちと窓際で話をしている。気がつくと俺は無意識のうちに目で追いかけていた。一年の頃からそうだ。ハタから見りゃ気持ちの悪い奴だろうな。でも話しかけるきっかけがなければ話せない俺にとっては、最大限の勇気をふりしっぼた行動だ。
「おーい洋人。まーたみてんの?」
こいつは去年から仲のいい女子 浜崎 真奈美―俺が片思いをしているのを知っている数少ない人間の一人だ。でもってモテモテなんだが、彼氏がいたことはない。告白されてもごめんなさいの一言を言って走り去っていくらしい。―
「おっおい、いきなり話しかけんなよ!」
「あたしは何回も声かけたけど? 気付かないほどみとれてたんでしょ?」
うそだろ...。話しかけてきたのがこいつでよかった...。
「やかましい!で?なんのようだ?」
何となく恥ずかしかったので俺は思わず話題をそらそうとする。
「いや、随分見とれてたからからかおうとおもっただけ。」
真奈美はケタケタと笑っている。こいつはいつもおれをからかってくる。でも、その時の笑いはいつもどこか寂しげだ。
「いい加減やめてくれ...。ほんと疲れるから。」
冗談抜きでこいつの相手は疲れる。
「ん? そんなこと言っていいのかな? 本人にばらすよ?」
「勘弁してください。それだけはどうか。」
「じゃあ帰りコーヒーおごってね?」
「わかりました。」
こいつには一度本気でばらされかけたから、こう言われてしまうと逆らえない。


  ~第二章  変化~
 三年の夏。みんな暑い暑いといい、制服を脱いで通気性のいい私服のシャツを身に着けている奴まで居る。
「おい!きちんと制服を着用せんか!」
今聞こえたように大体の生徒は東山というめんどうな先生に捕まり、その日の昼休みをつぶされる。休み時間にはもうすぐ夏休みということもあり、みんなは川に泳ぎにいくだとか、祭りにいくなどの話題で随分と盛り上がっている。
「洋人くんはどっかいくの?」
話しかけてきたのは茜だ。
「いいや、特に決めてない。テキトーにすごすだけだ。」
「ふーん。」
茜はまたどこかへ行ってしまった。ん? なんでだ? 前までなら話すだけで心臓が激しく脈打っていたのに...。
「洋人! 早くしないと次の授業、音楽なんだからおくれちゃうよ!」
真奈美に話しかけられたせいで何を考えていたのか忘れてしまった。えっと、俺一体何を考えてたんだっけ? まあどうせ飯の事とかそんなことだろ。
「洋人~! ほんとにおくれるよ~!」
「悪い悪い。すぐ行く!」
俺は教室の鍵を手早く閉めて音楽室へ向かった。急いでいたので教科書と筆記用具を忘れてしまい、音楽教師に文句を言われたのはいうまでもない...


  ~第三章 自覚~
「最近、一気に寒くなったな。」
それもそのはずもう10月の半ばだ。
「そりゃ秋だからな。そろそろ冬に入るし、俺は寒いの苦手なんだけどな。」
こいつは去年からの悪友 鳥山 涼。こいつと帰るときは去年からずっと帰り道の池の人目につかない所で煙草を吸っていた。この日もおなじだった。
「なあなあ。」
「ん?なんだ?」
「ひとつ聞いてもいいか?」
涼がこんな風に先に断ってからきくのはまじめな質問だ。
「べつにいいけど。」
一体なにを聞いてくるんだ?
「お前真奈美さんと付き合ってんの?」
!?
「ゴホッゴホッ。」
驚いて思わず煙が妙な所に入ってしまった。
「おい、だいじょうぶか?」
「ああ。」
「で? 質問のこたえは?」
「NOだよ。でも、いきなりどうした?」
涼がこんな質問をしてくるのは珍しい。
「いや、真奈美さんが話してる男子なんてお前だけだし。随分親しげだし。いつも一緒に居るし。お前と付き合ってんなら告白されてもフリ続けるのも納得がいくし。第一、真奈美さんが笑うのお前と居るときだけだぞ?」
いわれてみればあいつが男子と話してるとこみたことないな。
「たしかにいわれてみればな...。」
「つきあえば?」
「は?おまえ俺が茜のこと好きなのしってるだろ?」
「え?お前無自覚なのか?」
「どういうことだよ?」
「なんで無自覚なんだよ.......」
随分と驚いたあと、涼はまるでバカを見るような目で俺を見てくる。まったく失礼なやつだな。それにしてもこいつは何を言ってるんだ?
「俺にはお前が何言ってるかわからないぞ。」
こういうと涼は大体説明してくれる。
「よくおもいだせよ? お前最近、茜の前でも堂々してるし、前みたいに緊張しなくなってるだろ? 扱いだって他の奴とかわらねえじゃねか。」
確かに言われてみればそうだ。そういえばこの間その事考えてたんだった。
「前は茜を追いかけてた目線。今は誰をおいかけてる? お前好きだった頃の感覚にとらわれすぎなんだよ。」
そう言われて真奈美とよく行く神社、そこでの笑顔。普段の何気ない仕草。色んな思い出が甦ってきた。言われてから気付くなんてな、一体どこの物語の主人公様だよ。
「いまようやく気がついたよ。俺、真奈美のことが好きだ」
「ったく、今まで自覚してなかったのかよ。」
涼は呆れた様に笑っている。


  ~第四章  気がついて~
 今日は久々に真奈美と帰る。いつも通りコンビニでコーヒーを買わされた。そして、いつもの近所の神社で座って話しをした。
「イヤー、悪いねおごって貰って。」
そう思うんなら自分で買えっての。まぁ一緒に居られるからいいけどな。
「ねぇ洋人。」
「なんだ?」
どうせ腹へったとかだろうな。
「お腹すいた!」
やっぱり、思った通りだな。
「買いに行くか?」
「うん!」
近くのコンビニで肉まんを買った。今日はやけに部活帰りの生徒が多いな。そんなことより、こりゃ告白しても男としてみられてないからふられそうだな。
「イタッ」
突然そう言うと真奈美が足首をおさえた。
「どうした? 大丈夫か?」
どうやら足を軽くひねったようだ。
「無理、ちょっと休憩しよう」
待つの面倒だな。そうだ、男としてある程度意識してもらうか。
「待たなくてもだいじょうぶだぞ。ちょっとじっとしてろよ。」
「え?」
「よっと。」
俺は真奈美がかなり軽いことを知っていたので、いわゆるお姫様抱っこというやつをした。すると真奈美はみるみるうちに赤くなった。自分でやっといてなんだがやってる方も結構恥ずかしいな。
「ちょっちょっと! 恥ずかしいからおろしてよ!」
少しは男として見てくれたのか?
「おいおい、お前相手だからやってることだぞ?」
さっきよりも真奈美は赤くなった。
「特別扱いしてるみたいないいかたしないでよ! 茜ちゃんのことが好きなくせに!」
くそ~、真奈美に言われると結構きついな。すると、真奈美はボソッと
「期待させないでよ」
と言った。どういうことか気になったが聞こえなかったことにしたほうがよさそうだ。


  ~最終章  告白~

 「到着しましたよ、お姫様」
神社まで戻ってくる途中、何人かの生徒に見られたが何も言ってこなかったのが幸いだったな。
「洋人の馬鹿! みんなに見られちゃったじゃん!」
真奈美は真っ赤になって怒っている。
「見られて困ることでもあるのか?」
真奈美は黙りこんでいる。好きな奴が居てそいつに知られたくないとかだろうな。少し気になるし聞いてみるか。
「真奈美は好きな奴とかいるのか?」
「.....いる。」
「.....そっか。」
こればっかりはどうしょうもないが、好きな奴いるんなら十中八九ふられるな。まあでも、何かを得たいなら何かを失う覚悟をしないとな。
「あのさ、」
「何よ。」
少し怒った様に聞き返してきた。
「......好きだ。」
心臓が鳴り止まない。
「は?あんた茜ちゃんが好きなんでしょ?」
真奈美は少し不思議そうに聞いてきた。やっぱりそうなるよな。
「たしかにそうだった、でも気付いた。無意識に茜を追いかけてた視線はいつの間にかお前を追いかけてた。他にもいいたいことはあるんだけど今はうまく言葉にできないんだ。でも一つだけ言えるのは、お前のこと、真奈美のことが好きだ。」
長い沈黙が続いた。正確にはほんの数秒なんだろう。だが緊張や恥ずかしさから長く感じるんだろう。
「バカ、ずっとその言葉待ってた。」
待ってたってどういうことだ? 好きな奴居るっていってたよな? どういうことだ? まぁ今はそんなことより純粋にうれしい。今ならキスしても怒られないだろう。俺はそんな風に考え、そっと真奈美に口付けをした。真奈美は泣きながら笑っていた。そういえばお姫様抱っこのとき、でもって告白したとき、沈黙のとき、挙句の果てには口付けをしたとき、全部部活帰りの生徒たちにみられたな。明日学校に行ったとき絶対質問の嵐を浴びることになりそうだろうな。でも今は隣に真奈美の温もりを感じられているから、とりあえず今は...よしとしよう。


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中学生の青春

最後まで読んでくださってりがとうございます。
俺もこんな体験をしてみたかった!wwww
皆さんの中にこんな体験をしたうらやましい方はいらっしゃるのでしょうか?w
今回の小説は頭のなかにあったものをそのまま吐き出すだけでした。
次からは一から考えないとな(汗)
本当に最後まで読んでくださってありがとうございます
よければTwitterでフォローとか意見もらえると嬉しいです
@0706_0928

中学生の青春

洋人 中学三年生。一年のときからずっと同級生である山口茜に片思いをしている。 涼とは二年のときから悪友で、一緒に帰るときは帰り道から少し離れた池で必ず煙草を吸ってから帰る。煙草の銘柄は赤LARKのロング 作中で涼にあることに気づかされる。 山口 茜 洋人の同級生。 浜崎 真奈美 洋人の同級生。かなりモテる。しかし男と付き合ったことはない 鳥山 涼 洋人の二年のときからの悪友。 洋人と一緒にかえるときには必ず帰り道から少し離れた池で煙草を吸って帰る。 煙草の銘柄はパーラメントの9mgのロング作中では洋人にあることを気づかせる。

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-11-14

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