営業サボり

平日の真昼の公園、今日も相変わらず静かだ。
ブランコや滑り台、砂場等の遊具は一切ない。
小さな子どもが遊ぶには物足りないのだろうけど、私に必要なものは揃っている。
冴えない公園だからかひと気は少なく、ベンチの横に簡易的なスタンド灰皿が設置されている。

人込みが嫌いでニコチン中毒の私には丁度良い。
ベンチの斜め後ろには、ベンチを覆う程の木が立っていて、鋭い日の光をカットしてくれる。
心地よい木漏れ日と藤棚を揺らすそよ風を感じながらベンチに腰を下ろす。

そして今日も外回りと称した一服を堪能。
「すぅー...はぁー。」

紫煙を吐き捨て遠くの空を透かし眺めた。

営業サボり

【2018年1月30日添削】

営業サボり

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-11-13

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