おっぱい!!

これは声劇台本です

A ♂ おっぱいが大好きな高校生。いつも元気おっぱ……。元気いっぱい

B ♂ 基本面倒臭がり屋

※声劇台本です


A 「おっぱい!!」

B 「……は?」

A 「……おっぱい!!」

B 「……は?」

A 「おっっっっっぱい!!」

B「どうした。童貞こじらせ過ぎて頭おかしくなったか?」

A 「そうなんだよyou!!」

B「指差すな。……で?」

A 「いやな。おっぱいって。いいよな」

B「で?」

A 「ほら、おっぱいって、柔らかくて、いい香りがして、大きくて」

B「で?」

A 「男の夢だよな!まさに夢と希望だよな!夢と希望が詰まってるよな!」

B 「とりあえずお前の頭には木屑しか詰まってないのはよく伝わった」

A 「すかした発言してんじゃねえよ!お前にゃわからんのか!?おっぱいの良さが!」

B 「童貞乙」

A 「貴様とて俺の同類だろうが!童貞だろうが!」

B 「まぁ否定はしないが、同類だ?ふざけんな、脳細胞全滅するまでペガサス流星拳でもお見舞してやろうか?」

A 「わかる。わかるとも。認めたくないよな、今まで女の子のおっぱいを触ったことがないだなんて。認めたくないよな!わかる!わかるぞ!」

B 「まるで理解者であるかのようなことをほざくな。俺はお前ほどの欲求不満じゃねえの」

A 「強がるな。強がるな友よ……っ」

B 「やかましい。それと女子の胸部を連呼するな」

A 「胸部っていうな」

B 「うるせえ欲求不満」

A 「……類は、友を呼ぶ」

B 「おいやめろ」

A 「わかった。もう認めろとは言わんさ」

B 「うっわ、うざ」

A 「尻好きだったんだな。おっぱい派じゃなかったのか」

B 「……あのなぁ」

A 「みなまで言うなみなまで言うな。言わなくてもわかってるさ」

B 「はっ倒すぞ」

A 「俺が何年友達やってると思ってんだ?それくらい伝わるさ」

B 「高校入学初日でなに言ってんのお前。なに親友ヅラしてんの?なに幼馴染みヅラしてんの?びっくりするほど初対面だよこの野郎」

A 「まぁまぁまぁまぁ。ほら、言うじゃない。人類皆兄弟」

B 「それと友達になった覚えもないんだが?」

A 「……へへっ。照れ臭いこと言うなよ。俺達もう、友達だろ?」

B 「なにこいつ殴りたい」

A 「河原で雨の中殴り合い、太陽に向かって走り、共に女湯を覗いた仲じゃないか」

B 「初対面だっつってんの。なに?言葉通じてないの?殴りたいけど殴り合ったこともねえし昭和のドラマよろしく太陽に向かって走ったこともねえし女湯を覗いたこともねえよ」

A 「照れんなって!」

B 「あー、手が勝手に握り拳を作ってしまったー」

A 「冗談!冗談だからそのジャン拳を下ろして!」

B 「古い。そして俺の場合幼少期じゃなくてGTだ。龍拳だ馬鹿野郎」

A 「と、とりあえず話を戻そう」

B 「……」

A 「そう!おっぱいの話だ!」

B 「はいはい。で、おっぱいが好きだからなに?それを俺に言ってどうしたいの?」

A 「尻好きのお前におっぱい談義を持ち込むのは俺としても良心の呵責を覚えるが……だがしかぁしっ!おっぱい星人である俺にはなんとしてもこの話を誰かにしなければ気が修まらないぃぃ!!」

B 「おいこら。俺を尻好きとして話を進めんな」

A 「ふっ……。貴様もじきに気がつくさ。おっぱいの魅力に。おっぱいの破壊力に。おっぱいの圧倒的パワーに」

B 「おっぱいおっぱい言うなやめろ」

A 「おっぱいという言葉に恥じらいを覚えるなど、おっぱい星人としての恥!!愚の骨頂!!」

B 「人としての恥というものを一から学んでこいタコ」

A 「みなまで言うなみなまで言うな!わかってる。尻もいいよな。わかってるさ」

B 「……もう知らん。面倒臭い。いっそ前世からやり直してろ。じゃあな」

A 「まっでええええ!!がえらないでええええ!!」

B 「人の足に引っ付くな!!待ておいこら鼻水をくっつけるな!!」

A 「嫌だ!俺の話を最後まで聞いてくれなきゃ離さない!!」

B 「もうダルい」

A 「べっ、別にあんたのことなんか好きじゃないんだから!き、嫌いなんだからね!」

B 「そか、じゃあ『両思い』だな。俺もお前嫌いだわ」

A 「か、勘違いしないでよね!好きじゃなんだからね!」

B 「勘違いしねえよ。どうやったらおっぱい発言する変態野郎に対して好意的な勘違いを起こすんだよ。摩訶不思議だよ」

A 「勘違いしないでよね!好きなんだからね!」

B 「龍拳!!」

A 「あべしィッ!!」

B 「気色悪いわ!」

A 「か、勘違いし、しないでよね……ォゥ……いたぃ……。す、好きなのはおっぱいの方であって……よっこいしょ」

B 「何がそこまでお前を駆り立てるんだよこええよ」

A 「全てはおっぱいへの愛!!愛が俺を突き動かす!!というかむしろ、突いて動かしたい!!」

B 「龍拳!!」

A 「ぶぎゃっ……!ぁあ。わりとガチで決まった……」

B 「……突いて、なに?」

A 「突いて動かしたい!!揺らしたい!!」

B 「龍──」

A 「ごめんなさい!せめてジャン拳にして!」

B 「殴られるのは構わないのかよ。というか、殴られるの理解しててよく発言できるな」

A 「まぁ、おっぱい星人として、おっぱいに関して嘘偽りを言うわけにはいかないから」

B 「なにその意味不明な方向性のプライド。叩き折りたい」

A 「……S属性か!?尻を叩きたいタイプの人か!?」

B 「ジャン──」

A 「前言撤回ジャン拳も勘弁してください!」

B 「ジャン拳!!」

A 「ひでぶっ!……と、友達にこの仕打ちは酷いんじゃない?」

B 「……友達?」

A 「本気でわからないような顔で首をかしげられた!?」

B「……帰る。じゃな」

A 「待ってくれたまえ!まだ本題に入ってない入ってないよお!!」

B 「知るか」

A 「カムバああああックッ!!」

おっぱい!!

おっ……

おっぱああああああああああああい!!!

※ 生放送での声劇の場合、タイトルの入力をお願いいたします(見かけたら聞いてみたいでぇす

※ 転載はやめてくださいませ

おっぱい!!

  • 小説
  • 掌編
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-11-09

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