『 禁じられた呪文 』

祖母の呪文がひざに絡みついた瞬間、傷口から溢れていた血が可愛い手乗り子猫に変わった。

「皆には内緒よ?これはとってもとっても危険な禁呪だから」

いたずらに笑う祖母の言葉の意味が、大人になった今、何となく分かる。

『 禁じられた呪文 』

『 禁じられた呪文 』

極短小説。

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-11-03

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