野良猫

どこにでもいる野良猫の話

いつも見かけるあの野良猫が考えていることとは

あっしはどこにでもいる野良猫である
住処はまだない
誰かに飼われるなんて御免さ
あっしは一匹狼が好きなんでね
近所を散歩して
いつもの日課の昼寝をして
知らない家の軒下で休むのさ
外では大勢の人間が絶え間なく
歩き回っている
沈んだ顔
怒った顔
悲しげな顔
人間とは兎角小難しい動物のようだ
猫は人間よりも遥かに短命だが
自由気ままに生きられるのなら
猫に生まれて良かったのかもしれない
さて、明日はどの家で休もうか・・・

野良猫

猫に生まれようと、人間に生まれようと、与えられた命なんだから精いっぱい生きたいものだね

野良猫

野良猫の自由な暮らしぶりを短的に表現しました

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-11-02

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