情王

私はこのクラスの女王。



朝は校門に着くと水をかけてくれる。まるで私が来たことを祝福してくれてるみたいに。



ドアをあけると粉が降ってくる。チョークの粉かな?



少々手荒だけどお化粧をしてくれてるみたい。



机には文字が書いてある。私にために装飾を施してくれたみたい。私にピッタリ。



椅子に座ると椅子がギシギシいって今にも倒れそう。朝からいい音楽をかけてくれてるの?嬉しい!



移動教室の時には教科書が新品になるの。なくなってたからね。


そしてお弁当には石が入ってるの!いつのまに?すごいマジック!


そして私の最後のステージ。最上階に上がって風を浴びながらダイビング。それでは平民のみなさん、さようなら。

情王

情王

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-04-16

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