カオスな奴らと三日月荘[HelloWeen]

時間軸がやっとリアルと合いました。
どうも、ともしびです。
皆さんはハロウィンでどんな思い出がありますか?
僕は、あえて夜遅くに回って、たまにお菓子の切れた家のお婆ちゃんがお金くれたりした思い出があります。
今回はそんな思い出を三日月荘の奴らに体験してもらいます。
お楽しみください!

ハロウィンはコスプレする日じゃありません

麗奈「ハロウィンですね~」
草平「そうだねー」
茜音「とりっくおあとりーと」
麗奈「はい、どうぞ」
茜音「わぁい」
草平「あるのか」
麗奈「ちゃんと用意してあるからね。はい、これそうくんの分」
草平「おう。ありがとう」
と雑談しているとチャイムが鳴る。
麗奈「はいはーい、今出ますよー」
とドアを開けるとそこには修也と霧蘭がいた。
霧蘭「Trick or Treat」
修也「トリィックおぁとりぃとぅ」
霧蘭「ノーンノンノンノンノン」
麗奈「なにやってるんですか。はい、お菓子」
茜音「モグモグモグモグモ」
修也「『修也くんとムラちゃんヤッホー』って言ってる」
綾人「通じるんかい!」
来伊「喧しい!!」
とツッコミを入れた綾人は来伊にドロップキックされました。
草平「そういえば誰も仮装してないのな」
麗奈「そういえばねー」
茜音「衣装がないからねー」
里樹「つまり衣装があれば仮装して回れると」
霧蘭「ワッショイッ!いつの間にきた!?」
里樹「忍者の卵ですから」
来伊「うるせぇ。俺は帰るから」
麗奈「え〜。来伊ちゃんも一緒にハロウィンしよーよー(ダキッ」
来伊「え、ちょ」
茜音「わー私も混ぜてー(ダキッ」
霧蘭「百合百合しいねぇ」
草平「落ち着け」
〜結局来伊は帰りました〜
麗奈「衣装どうしようか」
霧蘭「あいつがいるじゃん」
草平「だけど、あいつこの時間は…」
麗奈「あいつって誰ですか?」
茜音「あ、確か今日とんでもないことをしでかすって言ってたような」
草平「マジかよ」
修也「じゃあ突撃しますか」
麗奈「待って!一体誰なの!?」
草平・修也・茜音・霧蘭・里樹「琅夜」
麗奈「ああ…」
と何故か納得してしまう麗奈だった

衣装作りと言えばこいつ。

そんなこんなで
麗奈の部屋から移動して204号室の前にいた。
部屋の中からは喋り声と音質の悪い音声が聞こえるだけ。
霧蘭「…僕がチャイムならそうか?」
草平「いや、ここは俺がやる…」
と恐る恐るチャイムを鳴らす。
すると中から「ヘーイ」と声がする。
琅夜「ワッショイ。なんだよお前ら」
草平「よう」
修也「チーッス」
霧蘭「(無言でバク転)」
茜音「お菓子ちょーだい」
麗奈「こんにちわー」
琅夜「とりあえず上がれや」
と中に手招きしてくる
中に入ると全員驚いた。
活発でガサツなイメージのある琅夜だが
おかし作りが得意で、裁縫も料理も掃除もできるというハイスペックな男なのだ。
そのせいか部屋はきれいに整っており
パソコンや電子ドラム、ピアノ、ギターなど数々の楽器類に液晶テレビ
本棚、絨毯、カーテン、ベッド、
何から何まで『THE☆おしゃれ』だ。
もういっそ某有名建築会社タキホームのモデルハウスを作ればいいのにと思うほどだ。
感心してると、琅夜がパソコンの前に座りこういった。
琅夜「はいっ!てことでね。今日はこの辺にしたいと思います!じゃあみなさんまた来週!」
そう言って、ヘッドホンを外した。
琅夜「で、何の用だ?」
麗奈「今日ハロウィンでしょ?」
琅夜「そうだな」
麗奈「衣装作って」
琅夜「いいよ」
綾人・草平「いいのかよ!!!!!!!!!!!!!」
琅夜「だって、バイトで作った衣装が余ったし」
麗奈「じゃあください」
琅夜「はいよ。着替えてこいや」
そして、着替えたのでしたとさ

お菓子もらうまで絶対に帰ろうとしないあいつ。

着替えた。
麗奈「魔女なのです!」
茜音「猫娘っぽい何かなのです!」
草平「どうしてこうなった。かぼちゃです」
霧蘭「やっぱりこうなるよね。おばけです」
里樹「なぜかフランケンシュタインです」
修也「どこぞの女々しくてとコラボしたチャラ男です」
将也「ハロウィンっぽく吸血鬼にしました」
琅夜「俺は人狼だぜー」
みんなそれっぽい。
茜音「お菓子をよこせ」
琅夜「ちゃんと言え」
茜音「だから…その…お菓子をください!///」
草平「おいばかやめろ」
里樹「薄い本が厚くなるね」
修也「僕の股k((殴」
綾人「バカヤロウッッッッッ!!!!!!!!!!」
琅夜「さて、俺はちょっと別の用事があるんだ。ここらでお暇させてもらうよ」
牢屋が去ろうとした時、茜音が牢屋の方を掴む
茜音「オカシヲクレナイナラコ❌シチャウヨ?」
琅夜「テーブルにカップケーキが置いてある。それでいいか?」
茜音「いいよ〜」
琅夜「じゃあな」

犬が黒猫に仕掛ける極上の罠

時刻は午後8時
ハロウィンというだけあって夜になっても
子供に代わり大人が楽しんでいる。
その中で琅夜はとある計画を企てていた。
琅夜「来伊を全力で驚かす。街の大人たちも含めてな」
これはのちにこの街の七不思議の一つの元になる話である。

麗奈「お菓子いっぱいもらえましたねー」
草平「食いきれねぇ…」
霧蘭「あ、なんかお化け屋敷っぽいのあるよ」
看板『タタリノマイ」
来伊「帰る」
茜音「させぬぅ!(ガシッ」
来伊「ハナセェェ!!!!こんな季節外れなところに入ってたまるかァァァァ!!!!!!!!」
修也「落ち着いて!今日ハロウィン!来伊ちゃんだって猫娘っぽい格好してるじゃん!」
来伊「無理やりさせられてんだよ!!!!誰が好きでするか!!!!!!」
受付「はい、ここは一人ずつ入っていってね」
麗奈「来伊ちゃんGO!!!!」
来伊「いやだぁぁぁぁぁぁぁぁ…」
その後断末魔が10秒に一回のペースで聞こえてきたとさ。



〜来伊サイド〜
来伊「ゼェゼェ…やっとここまで来た…地図によるともうすぐ終わりだよね…?」
来伊の目の前にそこだけなぜかライトアップされている封筒が置いてありました。
来伊「なんだこれ…読んでみよ」
………………………
…………………
………………
来伊「……バカ………」
そうして、三日月荘のハロウィンは幕を閉じたのだった。



〜後日談〜
麗奈「そーくん。お菓子全部食べた?」
草平「ああ、茜音が食った」
麗奈「!!たくさん食べれば胸がっ!」
草平「確かにそうだけど、デブにはなるなよ」
麗奈「なんで?」
草平「……………なんでもない」
麗奈「え〜教えてよー」

カオスな奴らと三日月荘[HelloWeen]

ハロウィンにコスプレしてる人は意外といますよね。
ハロウィン編、どうでしたか?
ハロウィンって日本だと影薄いですけど
海外だとビッグイベントの1つでもあるんだよ。知ってた?
今年も残り2ヶ月ですね。
年末年始もこいつらは暴れます!
お楽しみに!

カオスな奴らと三日月荘[HelloWeen]

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-10-28

Copyrighted
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  1. ハロウィンはコスプレする日じゃありません
  2. 衣装作りと言えばこいつ。
  3. お菓子もらうまで絶対に帰ろうとしないあいつ。
  4. 犬が黒猫に仕掛ける極上の罠