秋桜に寄す/短歌七首
彼方より寄るはコスモス花の波
時の風間に我呼ぶは誰
そは彼の人か細き身に麗し花を咲き揃え
野分の風にも耐えて生き抜く
目の前の華に見惚れる振りをして
見えぬ心に抱くは彼の人
花の波その中ほどに立つ人を
思い浮かべて瞼のシャッター
気まぐれな風に押されて秋桜の
花の大波寄せては返しぬ
秋桜の風に誘われその人は
介護の目を抜けふと彷徨いぬ
見たやな~あのコスモスのなかに立ち
惑いの髪を梳かす君をば
秋桜に寄す/短歌七首
彼方より寄るはコスモス花の波
時の風間に我呼ぶは誰
そは彼の人か細き身に麗し花を咲き揃え
野分の風にも耐えて生き抜く
目の前の華に見惚れる振りをして
見えぬ心に抱くは彼の人
花の波その中ほどに立つ人を
思い浮かべて瞼のシャッター
気まぐれな風に押されて秋桜の
花の大波寄せては返しぬ
秋桜の風に誘われその人は
介護の目を抜けふと彷徨いぬ
見たやな~あのコスモスのなかに立ち
惑いの髪を梳かす君をば
秋桜に寄す/短歌七首