夢の中で

夢の中で

この場面夢で見た記憶があるな~って、経験は皆様お持ちだと思います。
そんな、夢で見た事が現実とリンクして、事が起こる事から始まります。

性的表現が多数出てきますので、気分を害される方は読まないでください。

よろしくお願い致します。

夢が現実に

 今年は雨がよく降る。
9月は雨が多いと言うが、今年は梅雨前からよく雨が降る。
今月には、茨城県で河川の堤防が決壊して、地域に甚大な被害をもたらしたと、連日のようにニュースで流れている。
今日も、外は雨が降っている。異常気象なのか?振る時は、豪雨となる。
気象予報士によると、エルニーニョ現象が原因だと言うが、その自然の動きが理解できていない。
ただ、うっとうしいだけ、気が滅入ってしまうのは、自分だけであろうか?
そんな状態でも、山崎勝には一つの楽しみがあった。
それは、夢で見た事がほとんどの確率で現実に起こると言うものであった。
自分の夢はコントロールできないが、ほぼ自分の秘めたる願望が夢となり、それが現実の物となる事に、楽しみを見出していた。
仕事は、とある電気メーカーの経理をしている。年齢は、38歳係長にもなっていない、所謂、平社員であった。
古参の先輩が多く、47歳くらいで係長、52,3歳で課長と、完全年功序列の会社であった。三流大学出身なので、ことごとく入社を断られ、何とか入社できたのが、今の会社であった。
小さな会社なので、IT化は進んでいない。
ほとんど手作業で、伝票を処理する毎日であった。正直、何の面白見もない仕事だと、常々思っていた所である。
昨日見た夢が現実の物となるようになったのは、今年の夏になってからなので、つい最近になってからである。
そんな事がいつまで続くのか?自分にも分からない。
しかし、夢で見た内容そのままの事が、現実として起こる事を、最初は偶然だと考えていたが、1ヵ月以上続いているので、もう偶然ではないと確信していた。
 初めに見て、現実となった夢は次のような内容であった。
会社の同じ経理部に属している、三村友恵の事が以前から気になっていた。彼女が夢に出てきたのである。
いつものように、朝挨拶したきり、何も話す機会がなく、同じ仕事を繰り返していると、彼女が自分の机の横を通る時に、メモのような物を置き、何食わぬ顔で自席に戻って、仕事を始めていた。
そのメモを見ると、「お時間があれば、一度お話しでもしませんか?」とあった。
夢のような話である。(もちろん夢の中での事だが)こっちからアタックする前に、彼女の方からチャンスを与えてくれた!夢であるので、結論まで飛んでしまっていた。
何と彼女とデートし、彼女の肩を抱いて、ホテルに入って行く所で目が覚めた。
その時は、もっと先まで見て見たかったと思っていた。彼女の裸体も見た事もないので、夢はそこで終わっていた。
 翌朝いつものように会社に行き、お昼までは何も起こらずルーティンワークをしていた。
お昼休みが終わり、勝が自席に座って仕事を始めようとした時に、三村友恵が近づいてきて、メモを机の上に置いた。
そのメモには「お話ししたいと思っています。お時間作って頂けませんか?」とあった。
友恵は、何食わぬ顔で自席に戻り仕事を始めていた。
しばらく、彼女を見つめていると、目が合い相手がウインクしたように見えた。心臓がドキドキしている。
「これって、夢で見たものと同じじゃないか!」慌てて、目を逸らせ仕事をするが、身が入らない。
私用でメールを使う事は禁じられていたが、友恵宛てに、「メモ読みました。嬉しくて仕事に身が入りません。ボクからもお願いします。是非お話ししたいと考えています。今週の金曜日に飲みに行きませんか?」と、送った。
すぐに返事が来て、「直ぐに返事がもらえると、思っていませんでしたので、私も少し動揺しています。今週の金曜日ですね。承知しました。是非お願いします」と、返信があった。
勝は飛び上がりそうなくらい、嬉しくてその後の仕事はかなり早いペースで終わらせる事ができた。
今日は、木曜日である。明日、彼女とデートできるのだ!
その日もコンビニで弁当を買い、寂しく一人で夕食を摂り、缶ビールを1本開けて、眠りに就いた。
 また夢を見た。
今度は、友恵を抱く夢を見た。彼女は薄手のピンクのセーターを着て、白のタイトスカートを履いていた
。髪型もいつものショートカットで、男の子のような目鼻立ちはハッキリした顔で、メークは濃い目であった。
濡れたピンクのルージュで、アイラインは濃く、長いつけまつ毛をしていた。二人で食事をしながら、ワインを飲んでいるそこは、高層ビルの上にあるレストランのようであった。
何を話したのか?は、夢には出てこなかった。
そこで、2件目の店でお酒だけを飲み、かなり酔いつぶれてしまった彼女を休ませるべく、公園のベンチで座らせ、そこでキスをしてしまう。
少し彼女の体にタッチした後、誘うと承諾してくれたのでホテルに向かうが、またそこで目が覚めてしまった。
これからというところで、目が覚めるとは!
 朝になり、軽く朝食を済ませ、満員電車に揺られて会社へ向かう。毎日の事だが、満員電車だけは疲れる。
何でこんなに人が多いのだろう東京という街はと、愚痴が出てしまう。
会社へ着き、いつものように仕事をしていると、メールが入った。
「今日は、よろしくお願いします」と、友恵からの物であった。
「こちらこそ、よろしくお願いします」と返信はしておいた。
終業ベルが待ち遠しい。
やっと終業となり、三々五々皆は帰って行く。
「お疲れ様でした」と、数名が帰った所で、友恵がまた近づいて来て、さりげなくメモを置いて行った。
「新宿の駅前で待っています」と。
今日の為に持っているスーツの中で一番高い物を着て来た。
その上着をはおり、電車に乗って新宿駅に向かった。
駅に着き、友恵を探すがすごい人でごった返している。
その中から友恵を探すのは至難の業である。
あらかじめ聞いていた、スマホの電話番号に電話した。
直ぐに出てくれて、もう新宿駅で待っているとの事と居ている場所を教えてもらいそこへ向かって行くと、まもなく友恵を見つける事ができた。
「お待たせ~」
「すみません。急にお誘いして、迷惑ではなかったですか?」
「いいえ、その反対ですよ。今日は嬉しくて仕事が手につきませんでした」
「嬉しい。そう言ってもらえると、勇気出してお誘いした事が間違ってなかったと」
「前から、三村さんの事は気になっていたのです」
「私も。半年前に課長からすごく怒られた時に、後で気にするなよ、って言って頂いた事からあなたの事が好きになってしまいました」
「ボクの事を好きに。光栄だな。じゃ、食事に行きましょうか?」
「ええ、お任せします」
友恵は、夢で見た通りの姿であった。
夢に出てきた、雰囲気のお店をネットで事前に調べて置き、予約しておいた。
新宿駅から歩いてもすぐの場所だ。
「では、ついて来てください」と言うと、なんと友恵は、勝の腕に縋り付くように、体を密着してきた。
豊満な乳房が腕に当たっている。それだけで、勝のペニスは大きくなってきていた。
「す、すぐそこですから」いきなり、腕を組まれて、心臓はバクバクしている。
エレベータに乗り、最上階まで行った所にその店はある。
エレベータの中でも、腕を組んだままであった。勃起しているので、歩き辛い。
店に着き、名前を告げると間もなく席へと案内された。
友恵のイスを引き先に座らせて、自分も席に着く。テーブルの位置は、夜景が良く見える窓際で、開放的な店であるが、テーブル同士が離れているので、会話は聞かれる事はなさそうである。
「紳士なのですね。女性を先に座らせるなんて」
「こういうお店だけですよ。マナーをしっかりしないと、店のスタッフから軽視されるのでね」
「そういう事がさりげなくできるって、大人って感じで素敵です」
話している内に、ワインリストを渡され、適当に真ん中くらいの物を選ぶ。もちろん赤ワインだ。
ソムリエがやってきて、グラスにワインを注ぐ・テイスティングして。OKを出し、それぞれのグラスにワインが注がれた。
「二人の出会いに乾杯しましょうか」
「ええ」グラスを合わせた。
勝は、舐めるように飲んだが、友恵は一気に多めに飲んでいた。
料理が次々に運ばれてくる。話の内容は、会社での噂や、上司の悪口とかになっていた。
ボトルの半分以上は、彼女が飲んでしまっていたので、ほんのり頬を赤くして、夜景に見入っている姿を見ているだけで、また萎んだペニスが大きくなってきていた。
しばらく話を続け、時計を見ると8時半くらいであったので、「どうです、もう少し飲みに行きませんか?」
「ええ、お供します」と即答で返ってきた。
支払を済ませ、再度エレベータに乗ると、また腕を組んできた。「結構大胆な人なのだな」と思ったが、内心は心地よい酔いで、腕を腰に回したくなっていた。
次に行った店は、カウンターがメインで、少しテーブルがある、バーに行った。
「何を飲みますか?ボクは、ジントニック」
「じゃ、わたしはサワーをお願いします」
勝はトニックを2杯くらい飲んだ。彼女は、お代わりするごとに強いお酒になって行き、マティーニを3杯も飲んでいた。
「大丈夫ですか?」
「すみません。つい、安心して飲み過ぎてしまいました」呂律も怪しい。
「車で御家まで送りましょう」
「ありがとうございます。でも少し夜風に当たって、酔いをさましたいわ」
「じゃ、この近くに公園がありますので、そこで少し休みましょう」夢の通り事が進んでいる。
店を出ても、彼女の足取りがフラついている。
今度は、しっかり腰を抱いて、自分の体に密着させ、フラつかないように気を付けて歩いていく。
甘い香水の匂いで、勝の理性は完全に無くなっていた。腰に回した手に感じるのは、細見の体を想像させていた。
しかし、体に当たってくる乳房は、弾力のある大きく柔らかい物であった。
「そこにベンチがあります。少し座りましょうか?」言われるまま、彼女は従いそのまま倒れ込むようにベンチに座った。
座った際、タイトスカートであったが、太ももが見えるくらいまで捲れ上がり、真紅のパンティが見えた。
パンストではなく、ストッキングをガーターベルトで止めていたのもしっかり見てしまった。酔っていても、女性なので慌てて捲れたスカートを直し座り直していた。
「ふ~、本当に気持ちいいわ。楽しいお酒でした。ありがとうございます」
「ボクも楽しかったよ。ありがとう」と言い、友恵を引き寄せた。彼女は抵抗もせず、そのまま勝に体を預けるような形となった。
目を見つめ合ったまま、自然に近づき口づけをした。
ルージュは、さっきのバーでのグラスに付いてしまったのか、その匂いはほとんどないが、甘い吐息が強く勝の鼻孔を満たしていた。
初めは軽いキスであったが、徐々にお互いが求め合い、口を開けて舌を差し入れ、その舌を彼女が優しく迎えてくれる。
「う~、はう、はう」と、彼女の方が積極的に勝の舌を貪ってくる。
勝の手は、自然と友恵の乳房を服の上から揉みだしていた。彼女の吐息が荒くなってきて、その手を勝の首に回してきた。
男の習性であろうか?周りに誰もいない事を横目で確かめ、誰もいない事を確認した後、セーターの裾から手を潜り込ませ、ブラをずらせ、直に乳房を揉みだした。
耐えきれず、友恵は口を離し、大きく喘ぎだした。
「ああ~、気持ちいい~、先もグリグリして~」言われるまま、乳首を抓み、指で捏ねていく。
「それいい~、すごく感じる~、はぁ、はぁ」
「ねぇ、ここじゃ落ち着いて友恵を味わえないよ。二人きりになれる所に行こうよ」
「え?二人きりの場所?抱いてくれるの?」
「もちろんそのつもりで誘っているのだけども」
「構わないけど、ふしだらな女と思わないでね」
「そんな事思わないよ。さぁ、行こう」
手を取り大通りへ出てタクシーを拾い、宛先を告げる。友恵は乗った時から頭を勝の肩に乗せて、目を瞑っていた。
寝ているわけではないが、これからの事を考えているのか?手が伸び、勝の手を取って重ねて来て、ギュウと握り締めてきた。
いかにも、ホテル街と言う場所で、二人は降りた。周りは派手なネオンが輝く建物で囲まれていて、数組のカップルが歩いていた。
建物の中で、一番落ち着いた雰囲気のホテルを選び、誘導していった。
まだ9時半くらいなので、泊り料金とはならないだろうと、店の中に入っていった。夢はここで終わっている。この先どうなるのか?
なんて考えている余裕もない。
パネルに部屋の中身が写っている写真で、空き部屋だけが選択できるようになっていた。
その中でも、一番落ち着いている部屋を選ぶと、受け口にキーが飛び出してきた。
キーを取り、503号室と言う事は5Fか?
エレベータに乗り、相変わらず友恵は腕に縋り付いている。部屋に入り、まず上着を脱いだ。
急いている訳ではないが、カーテンを閉めて、友恵を抱きしめた。
セーターを脱がそうとすると、「まだシャワーも浴びてないので、先にシャワー浴びていいですか?」
「いや、そのままの友恵の匂いが欲しい」
「汚れているから……」
黙って、動作を続ける。彼女も諦めたようであった。
そのままセーターを脱がし、化粧が服に付かないよう注意した。
ポロンと巨乳が飛び出してきた。まだ真紅のブラで止められているが。
スカートのフォックも外し、ファスナーを下げると、ストンと下に落ちた。
それぞれをきれに畳み、ソファーの上に置く。
「キッチリする性格なのですね」
「自分の物はいいけど、他の人の物は大切にしないと、といつも考えているよ」
自分もシャツ、下着、ズボン、靴下を脱ぎ、トランクス一枚姿となった。
その恰好で、友恵を抱き上げベッドまで運んだ。抱き上げた時に、すっかり勃起したペニスが友恵のお尻に当たっていたのであろう、
「いや~ん、堅いのが私のお尻を触っているわ」言われながら、そのままベッドに下して、友恵の横に寝た。
また、お互いの目を見つめ合いながら、キスをした。さっきの続きである。
もう前戯らしき事は終わっていたので、すぐに友恵は鼻を鳴らして勝の舌に吸い付き、手はペニスを探し当て、握り擦り始めていた。
勝は、ブラのフォックを外した。乳房はやはり大きく、色白なので静脈の血管が青く無数に走っていた。
その乳房を揉み、さっき言われたように、乳首を指で捏ね始めた。
「いい~、気持ちいい~、感じるわ~、ああ~」もう外ではないので、心置きなく声が出せるようで、かなり大きな声で喘いでいる。
「私、そこ弱いの。クリちゃんもだけど」
大きいが故に、強く揉む方が感じるようであった。唇から離れ、首筋から脇の下まで舐めていった。
脇の下は、手入れされていて、無毛状態であったが、汗の強い匂いがした。
その匂いで、余計に欲情が高まってきた。痛いほどペニスはカチカチになって、反りかえっていた。
そのペニスを友恵はしっかり握り、先から溢れている液体を亀頭全体に塗すように、触ってくる。
乳房を揉みながら、下腹部へと舌を移動させ、次に、足元まで位置を変え、足の指を親指から順番に舐めていく。
指の間からは、汗が籠った匂いがしている。「止めて~、そこは洗ってないから、汚れているわ」
「この匂いが好きなんだ」
「山崎さんは、本当はかなりエッチね」
「そうかも知れない。生の女性の匂いが大好きなんだ」
全部の指を舐め終わる頃は、友恵は頭を振りながら、喘いでいた。「あ、あ、あ~~~」
そして、次は脚を広げ、いよいよ局部へ舌を這わせる、陰唇からは愛液がトロトロと溢れてきている。
それを掬うように舐め取り、その液を上にポツッをある突起に塗していく。
感じると言っていた、クリトリスへ集中攻撃をかけた。「あ、あ、ああ~~、あん、イヤ~~、イキそう~」一度逝かせてから、ゆっくり責めようと決め、執拗にクリトリスを舐めまわしていく。
「もうダメ~、イク、イク、イクわ~、イク~~」と一際大きな声で叫び、体がガクン、ガクンと痙攣し、しばらくは、小さな痙攣が続いていた。
ベッドのシーツには、グッショリ濡れて色が変わっている大きなシミができていた。
「もう何回逝ったのか?分からないくらいよ。
腰が重くだるいけど、まだ感じているわ」
「ボクはまだ出していないから、まだ終わりじゃないよ」
「え?まだするの?そうよね。山崎さんはまだ、イってないものね」
「そう、少し休もう。それから続きするから」
「ええ、休ませて、私のあそこは、熱くなりすぎて……」
お互いに全裸で向き合い、抱きしめ合った。
女性って、何故こんなに気持ちいい柔らかさなのだ?と、その体を抱きしめながら、そう思っていた。
暫くして、軽くキスをした。友恵はまた、鼻を鳴らして、それに応じてくれる。
指で局部を弄ると、まだ愛液は溢れていた。もう、前戯はいらないだろうと、友恵を仰向けにして、
股を広げ、その間に体を入れる。怒張したペニスを陰唇に宛がい、ゆっくり腰を下ろしていく。
ズブズブと言う音を立てながら、ペニスは蜜壺の中に入って行った。「ああ~~、大きい~、あそこがいっぱいになっている~」
ゆっくりと腰を振り始め、乳房を揉み、乳首に吸い付く。チュパチュパと音を立てて、吸い上げる。乳首はすっかり立っている。
赤く充血したように、自分の存在を誇示するかのようであった。「あん、あん、あん」腰を振る度にそれに合わせて、喘ぎ声を出して、手は上に向けてシーツを掴んでいた。
一気に最後まで行こうと、ピッチを速めていく。肉襞がペニスに絡みついてくる。
奥に行く程、狭く感じる。勝も一気に射精感が高まって行き、一気に大量の精液を友恵の蜜壺の奥に放出した。
「熱い~、ああ~、またイク~~」大きく腰を跳ね上げて、友恵はビクビク痙攣していた。
どれだけ出るのだ?と、言うくらいの量が何度も、ペニスが脈動し、何度も放出していた。
出してしまうと、後は倦怠感が襲って来た。
友恵に覆いかぶさり、両手をしっかりと握り合って、二人とも荒い息をしていた「はぁ、はぁ、はぁ」と。
「ごめん、重いよね」と言って、友恵から降り、横に体をずらせた。
見ると、友恵の胸の乳首はまだ立ったままで、仰向けになってもほとんどその形を崩さない乳房が、上下に激しく動いていた。

美しい彼女

 暫くはまた普通の家と会社の往復だけの生活が続いていた。
次に見た夢は、会社に出入りする、銀行でうちの会社を担当している名前は忘れた。
その人が、またすごく美人でスタイルがいい事をしっかり覚えていたので、新たに夢に出てきた。
会社でその人と会い、帰り際に誘われ、飲みに行く事となって、そのままホテルへ入っていく所で目が覚めた。
また、これからと思う場面が夢には出てこない。もし、本番をしている夢でも見たら、夢精していたかも知れない。
そんなある日、取引のある銀行担当者、川瀬マリが夢に出てきた。
普通は、財務課が銀行との業務を行っているのだが、中小企業なので、勝が借り出される事があった。会っても、2ヵ月に1回くらいであった。
いつ会っても、違う服を着てきて、いかにもキャリヤウーマン的な雰囲気を出していた。
話す内容は、当たり前だが次期借入金や資金運用の話ばかりであった。
お金を商品として扱う仕事は、正直勝は好きではなかった。
大企業に対しては、下手に出るであろうが、わが社のような中小企業に対しては、結構横柄な態度であり、扱っている物がこの世で一番汚い物と思い込んでいたからである。
確かに、マリは才女って感じであり、容姿端麗で、スタイルも良かったが、とても恋愛の対象とは考えていなかったのに、夢に出てきてしまった。
夢の中では、いつものように、わが社に来て一通りの話をした後、今後のわが社に対し、よりよい運用があるので仕事が終わってから是非話をしたいと言う事であり、
二人で食事をしている内に、彼女の身の上話になり、内容は上司との不倫関係である事を告げられ、それに悩んでいると。
勝と既成事実を作り、それを理由に上司と別れたいと言いだしたので、あまりにも唐突な話であった為、驚いた拍子に目が覚めてしまった。
 そんな訳ないよな~。と、考えながら会社へと向かった。数日何も起こらなかった。
その間に、夢は見なかったと記憶している。
数日後、例の銀行担当者の川瀬マリがアポイントもなしに、わが社へやって来た。
アポイントがなかった為、財務担当が不在で、勝が対応する事となった。
仕事も、決算処理に入っていない為、それほど忙しくはなかったので、会う事を承諾した。
「急に参りまして、申し訳ございません」
「いいえ、わが社も御社のお力を借りないと、事業に影響しますので、構いませんよ」
「お話し相手が、山崎様で私事ですが、ついているな~。と感じている所なのです」
「と、申しますと、どういうご用件でしょうか?」
「実は、いささかインサイダーに抵触しそうですが、必ずリターンのある物件の話をしに参りましたが、ここでははっきりとは申し上げにくいので、
後日いや、宜しければ本日の終業後に、どこかでお会いしてしっかりお話ししたいのですが」
「今日ですか?ええ、構いませんよ。かなりヤバイ話でしょうかね?」
「私共は、金融庁にしっかり監視されておりますので、変な事はできません。ご安心ください」
「承知しました。では、本日業務終了後、どちらにお伺いすればよろしいでしょうか?」
千恵が近くを通り、チラッとこちらを見た気がして、ドキッとして声も小さくなっていた。
「お手数ですが、弊社がある、日本橋まで来て頂けますでしょうか?」
「かしこまりました。念の為に携帯番号を教えて頂けますと助かります」
「0803456×××です」
「ありがとうございます。駅に着きましたら、連絡をいれます。よろしくお願い致します」
「こちらこそ、急に無理を言って申し訳ございません」と、マリさんは、深々と頭を下げて、会社を去った。
友恵が近づいて来た。
「何の話をしていたの?」
「もちろん仕事の話だよ。何で?」
「イエ、仲良く見えたからよ。仕事なら仕方ないわね」
内心ホッとした。話を聞かれていたのか?と、思って構えていたが、力が抜けた。
終業時間となり、直ぐに行くのも向こうも多忙として、定時には終わらないと考え、しばらく会社に残る事にした。
会社には、多分自分と社長くらいしか残っていないであろう。タイムカードは定時過ぎ早々に退社としておいた。
誰もいないオフィスに居ているのもいいものだな、と余計な事を考えていた。
システムは止まっているので、業務は出来ないが、ネットは使えるのでいろんなサイトを見て時間を潰していた。
7時近くになったので、退社し日本橋へと向かった。7時20分には着き、彼女に電話を入れた。
「丁度今仕事が終わった所。タイミングがいいわね。すぐにそっちに向かいますから、少し待っていてください」との事であった。
それ程待たずして、彼女はやってきた。
「お待たせしました。食事に行きましょう」
と、慣れた足取りで歩きだしたので、その後を付いていくように歩いた。
近くの、天ぷら屋さんに、颯爽と入って行く。
「いらっしゃい!お、いつもお綺麗で!」
顔見知りの店らしい。銀行は給料がいいと聞いていたので、かなり貰っているのであろう。
「お二人様ですね。どうぞカウンターがいいですか?お座敷がいいですか?」
「今日は、大事な話なので、お座敷お願いします。それと、注文はいつもの物で。飲み物はピールを貰うわ」
「へい。分かりました。お客様、お座敷へご案内して!」と、店の主人であろうか、威勢のいい返事で対応している。
聞いている方も気持ちよく入って行ける。高そうだが、粋な店で勝は気に入った。
座敷に入るなり、勝を座らせその真横に座ってきた。急な事であったので、心臓がドキドキしだした。
そこへ、ビールを持った仲居さんが、来てビールを2本置いて、さっさと出ていった。気を利かせたのであろう。
「投資の話は今度ゆっくりしますわね。そう急ぐ物件でもないので、時期が来たら教えるわ。
今日は、私の話を聞いて欲しくて来て頂いたの。だからここは私の驕りにさせてね」
「いいのですか?ありがとうございます」
「プライベートで初めて会う人に言う事ではないのですが、実は私、上司と不倫関係にあるの。
2年経つか経たないか?くらいなのだけど、最近奥様にバレたようで、離婚すると言って聞かないの。
こっちは、鼻からお遊びのつもりだったので、結婚なんて考えてもいなかったのよ。そこで、申し訳ないけれど、山崎さんに私の彼氏になって欲しくて、そのお願いで来ていただいたの」
「川瀬さんのような、美人な方でしたら、誰でもその彼氏候補になる男性は多いと思いますが……」
「私にも、好みがありますから。山崎さんが私の好みの男性なの」
「ボクが?どこがいいのか?わかりませんが、そういうお話でしたら、協力させてください」
「受けて頂けるのですね。ありがとうございます」と言って、頬にキスをされた。
「正直に話しますが、結構男性経験は豊富な方だと思うの。だから、テクニックは自分で言うのも変だけど、かなりのものよ」
「そうなのですか。え?テクニシャンって、ボクと、その、エッチするって事ですか?」
「イヤですか?」
「いいえ!そんな滅相もないです。こんな男にあなたのような、美人で聡明な方とお相手できるなんて夢のようでしたから」
「また~、お口がお上手ね。このお口が」と、今度は直接唇にキスをしてきた。
丁度そこへ、揚げ立てのてんぷらが運ばれて来た。マリは、一時勝から離れて、対面で食事する事にした。
「立ち入った話ですが、その上司とは何故そのような関係になったのですか?」
「よくある話で、彼が一方的にパワハラに近い行動で、私を抱いたのがきっかけかな?」
「パワハラ?」
「そうよ、言う事を聞かないと、今後閑職に回すみたいな。好きでもなかったけど、これでも出世早いほうなの。同期では私一人かな?マネージャにまでなったのは」
「そんなに仕事できるなら、その上の上司に相談できなかったのですか?」
「部長の上となると、専務ね。ダメ、二人は同じ穴のムジナだから、反対にもっと辺鄙な所へ飛ばされたかも?ね」
「厳しいと言うか、いやらしいですね」
「そうよ。銀行って、幹部は皆金融庁のいいなりで、そのはけ口を部下に向けるの」
「そうなんだ。でも、ここのてんぷら、すごく美味しいですね」
「そう、良かったわ。銀行でもここは、上客しか使わない店なので、今不景気でしょ。だから、誰も居ないのが分かっていたから選んだの」
「ボクのような安月給じゃ、このようなお店には来られません」
「私と付き合うと、ヘッドハンティングも付いてくるかもよ」
「イエ、自分の実力は自分が一番良く知っていますので、そんなに出世は望んでいません」
「珍しいわね。男って、見栄っ張りが多くて、地位や名誉を追いかけている人がほとんどのなかで、貴重な存在ね。変な意味に取らないでね」
「正直、あなたのような方と知り合いになれただけでも、儲けものと考えておりますから」
「そうそう、私を利用して。ちょっとした男にしてあげるわ」
「楽しみです」
「お主も、悪よのう!って、時代劇に出てきそうな越前屋とお代官様のような密談もしましょう」
「何だか、楽しくなってきました。本当に夢を見ているようです」
食事も終わり、お茶を飲みながら、「これからどうする?もう少し飲みに行く?」
「いえ、もうボクの局部は限界を超え、ズボンの中でキツキツになるくらい大きくなっています」
「まぁ、そうなの?」と言って、ズボンの上から、手で撫でてきて確かめている。
「本当だ!じゃ、行きましょうか。ちょっと待ってね」彼女は立ち上がり、店での支払を済ませ、タクシーを呼んだみたいであった。
「来ましたよ~」って、店の人から言われ、
手を引かれたまま店を出た。「ごちそうさま……」の言葉も途中で、引き出されタクシーに押し込まれた。
目的地を告げると、滑るようにタクシーは走り出した。
タクシーの中では、彼女は無言であった。しかし勝の股間をしっかり擦っていた。
着いた所は、都内でも一流と言われるホテルであった。慣れた足取りで、フロントへ行きチェックインを済ませている。
「しかし、いつみても恰好いいな~、セレブって感じが似合う人だ」と心の中で呟いていた。
服も気取った物でなく。多分高価なものと思うが、体にフィットした黒っぽいワンピースで、スレンダーな体によく似合っていて、フィットしているが故に、胸の膨らみが余計強調され、豊満さをアピールしていた。
髪の毛は、キャリヤウーマンにも関わらず、ショートヘアーではなく、セミロングで綺麗な栗色に染めていた。
タクシーの中でも嗅いだ、高級な香水の香りに、勝はもうメロメロ状態で、ホテルに入っても、言われるまましか動けなかった。
キーを持ち、エレベータで12Fまで上り、扉が開くと、ほの暗い照明で落ち着きを演出している廊下を歩き、部屋の前でルームキーを差し込み、カチャと開け中に入った。
スイートではないが、いつも止まるビジネスホテルとは広さが違う。
ベッドもツインではなくダブルより大きなキングサイズのベッドが1つあり、その横にはテーブルとイスがセットされていた。
窓から見える、都内の夜景がとても綺麗であった。
「男は、こういうホテルをさりげなくキープできる甲斐性がないとダメだな」と、さっきの地位と名誉を追いかける気持ちも分かるような気がした。
「さぁ、飲み直しましょう」ホテルに頼んでいたのか?テーブルには、ブランデイと水割りのセットが置かれていた。
手慣れた手つきで、グラスにブランデイを注ぎ、「水割りにする?」
「あ、はい」もう雰囲気に完全に飲まれていた。
乾杯をし、一気にお酒を飲むと、その芳醇な香りに益々、酔っていくのが分かる。
「強いのね、もう一杯いかが?」
「ありがとうございます。目の前に妖艶な女性が居ているだけで、酔っているのに、お酒を飲むと余計に酔ってしまいました」
「私は、ゆっくり飲むわね。待てないなら、私を触ってもいいわよ」
マリは自然に、くつろぎお酒を楽しんでいる。
勝はもう我慢の限界であったので、マリの後ろに回り、首筋にキスをして、その豊満な乳房を服の上から揉みだした。
「こういうのもいいわね。男に愛撫されながら、飲むお酒も美味しいわ」
目がトロンとしてきている。
ワンピースのファスナーを下し、肩から服を脱がす。飛び出してきたのは、黒のレースに縁どられたハーフカップのブラであった。
上から見る谷間は、欲情をそそる。ブラも外し、生の乳房を揉む。マリは平然と、お酒を飲んでいる。
「感じないのかな?」と、少し不安になりながら、行為を続ける。
乳房は、白く静脈が走っている。乳首もピンク色で小さ目であった。しかし、しっかり立っていた。
ゆっくりとマリは、グラスをテーブルに置き、そのまま立ってワンピースを自ら脱いだ。
立った姿は、モデルさんか?と思うくらい、均整のとれた肢体であった。
パンティは、ブラとセットのレースが施されたもので、局部だけを隠すような小さな物で、腰に両サイド紐で結ばれていた。
またストッキングもガーターベルトで止めてあり、シルクであろうスベスベのストッキングであった。
その恰好で、勝の首に腕を回し、熱い口づけをしてきた。
彼女の胸が、勝の胃の上あたりに当たっている。押しつぶしても、跳ね返す弾力を感じる。
体でその弾力を楽しみながら、彼女に導かれベッドへと移動した。
その時になり、ベッドサイドに小さなビデオカメラがあるのに気付いた。
「これはどういう事ですか?」
「あなたとの交わりを記録するの。彼と別れる為に」
「そうですか。わかりました」内心、その記録を自分にも分けて欲しかったが、さすがにそこまでは言えなかった。
ベッドで横になり、彼女の上に跨り、触れるか触れないかくらいの感触で、指を曲げ全身をサワサワと撫でて行く。
「それいい~、気持ちいいわ~、こんな感じ初めてよ」
上から下まで指がくまなく、蠢く度に喘ぎ声を大きく放っている。
「はぁ~、はぁ~、あ、あ、ああ~~」パンティの紐を外した所で、勝は着ている物を、脱ぎトランクス一枚の姿となった。
パンティを取り去り、局部に顔を寄せると、所謂、メスの匂いが立ち込めていた。
その匂いを、鼻孔いっぱいに吸い込み、より淫靡な気持ちが高ぶってきていた。
陰唇は綺麗な縦の割れ目をしており、その上に薄い絨毛があり、手入れされているのが分かる。
陰唇からはもう愛液がトロリと滲み出てきており、指で開くとその中は、サーモンピンク色の肉襞が見えてきた。
肉襞には泡立った愛液でヌラヌラと光っている。
そこを舌でペロリと舐める。甘さの中にチーズのような匂いが混じり、舐める度に愛液がじわじわと湧き出てくる。
「あ、あ、ああ~~、クリちゃん舐めて~」腰がクネクネと動き回る。
言われるまま、その上にある、米粒を少し大きくしたピンクの突起が、もう皮から剥きだされ、その周りから優しく舐めまわしていく。
「そこ~~、ダメ~、そこダメなの~、もっと舐めて~、イきたい~」
今度は舌に力を入れ、先を尖らせて本体を責める。「あ、あ、あ、ああ~、イク、イク、イク~~~~」腰を高く仰け反らせ、ガクガクガクと、全身を震わせて頂点を迎えたようであった。
「はぁ、はぁ、はぁ」と、荒い息をしている。
今度は、マリが上体を起こし、トランクスの上から、ペニスを舌で刺激してきて、一気にトランクスを脱がされた。
ビュウンとペニスが跳ね上がり、下腹部にパチンと当たった。
「元気ね。それに大きいわ。彼のあれは小さかったわ。
それに、雁が張って私のあそこに入れたら、このエラみたいなのが私の中をグチャグチャにしそう」
「入れてみる?」
「ま~~だ、ちゃんと口で味わってから」と言って、大きな口を開けて、パクッを咥え手で扱きだす。
先からは、先走り液がトロトロと出ている。
それを美味しそうに、舐めては呑み込み、亀頭を舌でペロペロ舐めながら、「ふぐり」を手で揉み、また竿を扱き、
これ以上責められると出そうになったので、「もう出そうだから、マリさんの中に入れたい!」
「分かったわ。優しくしてね」
「はい、わかりました」
「ああん、もう敬語は止めて、マリと呼んで」
「分かったよ。マリ」
ガーターベルトにストッキングだけ着け、その中心に女性器がある姿は、何とも言えないくらいエロチックである。
マリに覆いかぶさり、手でペニスを持ち、位置を確認して先からゆっくり挿入していった。
「あ、ああ~、大きい~、熱い~」
ズブズブと入っていく音がする。
腰をゆっくり動かしていくと、クチャクチャと卑猥な音が、彼女を更に高めていっているようである。
「もう、ダメ~、もうイク~、ねぇ~、イっていい?」
「いいよ」と言い、腰の振りを大きくしていった。
グチャグチャという音に変わり、勝のペニスには白い液体が纏わり付き、中に入れると、肉襞それぞれがクネクネと蠢き、ペニスに絡みついてくる。
一度の痙攣は済んでいたが、勝は腰の動きを止めなかった。更に奥まで挿入挿出を繰り返していった。
「奥が感じるの~~、もう、もう、本当にダメ~~」と大声で叫ぶと、蜜壺から小水のような液体が飛び出してきた。
「潮吹きか?」構わず、自分の絶頂に向かって、激しく腰を振って行く。その度に、ピュー、ピューと液体が飛び出してくる。
「ああ、壊れる、落ちる~~」勝も、いよいよ絶頂を迎え、多量に精液をマリの蜜壺奥深くに放っていた。
ドクドクドクと、ペニスが躍動するごとに、放っていた。
愛液と潮吹きで、シーツはぐっしょり濡れてシミとなっていた。
ペニスを挿入したまま、マリの上に倒れ込むように、突っ伏し荒い息をしていた。
「はぁ、はぁ、はぁ」と。
マリはしがみ付き、「好き~、本当に好き~」
勝もそれに応え、ギュウと抱きしめた。
彼女は、ビデオカメラを確かめ、二人の交わりがしっかり撮れている事を見て、「うん、うまく撮れているわ」と、納得していた。
三お金儲け
翌朝、同じように会社へ行くと、友恵がまた会いたいと言いだした。
昨日の夢では、宝くじが当たり、マリが言っていた物件を買うと、1ヵ月もしない間に倍くらいまで値を上げていた。
それなのに、友恵との交わりか?
せっかくの誘いなので、断れずに付き合う事にした。
仕事の休憩中に、スマホで楽天銀行でのBIGを10口買っておいた。
近くのレストランで食事し、ホテルへ向かい。
友恵を抱いた。
一度抱いた女なので、手順は同じ行為であったが、友恵は十分満足したようであった。
 数日後、メールに「ご当選おめでとうございます」と銀行からの連絡が入った。
「本当に当たったのか?」と、半分疑いながら、自分の口座にログインすると、0がいくつあるのだ!と言うくらいの金額が振り込まれていた。
数えてみると、10億円と少しであった。
体が震えた。しかし、誰にも知られないように、極力冷静な態度で仕事をこなしていく。
そこに、マリから連絡があり、買いの銘柄を教えたいから、会えないか?と、スマホにメールが入った。
断る理由がない。
また夢の通りなら、手持ちの資産が倍になるかも知れないからである。
今日の終業後、また日本橋で会う約束をした。
数日前に抱いたので、友恵はいつもより機嫌が良かった。
別に自分の彼女とは思っていないのだが、どうも友恵は彼氏と思っているのかも知れない。
気をつけないと、と自分に言いきかせた。
終業後直ぐに、日本橋に向かい、マリに電話した。
直ぐ電話に出てくれて、今日は早々に仕事終わらせ、待っている場所まで来るとの事であった。
数分でマリは現れた。今度は、スーツ姿であった。
どのような格好をしても似合う人だな~。と、また見惚れてしまっていた。
「なに、ジ~っと見ているの?さぁ、行きましょう」と、今度は料亭へと連れて行かれ、予約していたのであろう、着くと奥の座敷に通された。
ドラマでよく、官僚と民間会社社長との密談などで見るような部屋で、襖を開けると8畳ほどの部屋に、床の間があり、外が見えるようになっており、立派な日本庭園が展望できた。
部屋の中央に立派な机があり、座椅子が向かい合わせにセットされていた。
またすでに、お通しが置かれ、冷えたビールも2本乗っていた。
「さぁ、座って。細かく説明するわ」
「よろしくお願いします」
「だから、二人の時は敬語はやめましょう。もう他人ではないのだから」
「あの~、彼氏とは別れる事ができた?」
「あ~、課長ね。話して分かるような人ではないので、例のビデオを見せてやったわ。
そうしたら、「こんな淫乱な女はもうこっちから願い下げだ!」だって。もう、誘ってこないでしょうね。助かったわ。だから、お礼をしたいの」
「それは良かったですね。ボクでも役に立てて嬉しいです」
「それもあるけど、おちんちんに一目ぼれしちゃって、あの張り出した雁が忘れられないのよ。今日も抱いてくれるわね」
「マリさんが良ければ、喜んで抱かせて頂きます」
「そう、即答してくれたので、合格ね。投資銘柄を教えるわ。私はこの関係の仕事をしているので、買えないから代わりに買って、儲けて頂戴」
「必ず値上がりする銘柄を教えるって、インサイダーではないでしょうね」
「その辺は、私はプロよ。抵触しない事を約束するわ」
「あのね、○○商事と河北製作所なの。100株単位で、今は数百円だから、目立たないように、10~20単位株で買っておいて」
勝は、早速手帳にメモをしておいた。
「あ~、ニーサ枠は使わないでね」
「どうして?」
「100万円以上の儲け以上になるからよ」
「そんなに!」
と今日の目的の話が聞けた所で、料理が運ばれてきた。
「そう言えば、乾杯もしていなかったわね」
「そうだね。話に夢中になってしまって。乾杯しましょうか」
勝はマリのグラスにビールを注ぎ、マリもお返しをして、乾杯した。
出て来る料理が季節を感じさせる物で、お酒と箸が進む。庭では獅子脅しの音がしていた。
「今日も前と同じホテル予約しているの。直ぐに行く?」
「うん。ホテルで飲みながら、楽しもう」
「そうよ。男は勝負する時、迷ってはダメ。こうと自分で決めたら突っ走るの」
「普通のサラリーマンには、なかなか出来ない事だよ」
「雇われの身ではね。将来に向けて、投資会社を一緒に興さない?成功すれば、年収億はいくわよ」
「夢のような話だね。マリは良きビジネスパートナーって訳か。何だかすごくやる気になってきた」
「夢を叶えましょう。二人で組めば成功するわ。
私が顧客を確保して、基礎から教えるので、あなたが市場シミュレーション担当してくれればね」
「正直、お金を扱う事はダーティだと考えていたけど、それを扱う事で地位・名誉も夢じゃないのだね」
「そうよ。いろんな企業回っていて、あなたが最適な人材である事はリサーチ済。銀行には頭でっかちが多くてダメ。柔軟な思考を持ち合わせていないと、私のパートナーにはなれないわ」
「で、ボクが選ばれたと言う訳?」
「そう!あなたなら出来る。自信を持って」
「今の今まで、そんな事欠片も考えた事がないので、少し戸惑っている。出来る事は必死でやらせてもらうよ」
「では、決まりね。時期は、また一緒にかんがえましょう。今日は、新たなパートナーとしての、肌合わせをしましょう」
またまたマリ主導で、手を引かれ店を出て、タクシーに乗った。
もう、ビジネスの話はなしで、マリはそっと勝の股間の上に手を置いて、擦っていた。
ホテルに着き、チェックインを済ませ、エレベータの乗った途端、マリからキスを迫られ、それに応えていた。
ビッグビジネスの話が具体的になりそうなので、かなり興奮しているようであった。
舌を差し入れてきて、鼻をならして、顔中を舐められるようなキスであった。
部屋に着く時間ももどかしげに、早い動きでキーを差し込み、ドアを開け、中に入るなりスーツの上着を脱ぎ、勝のスーツの上着も脱がせ、ハンガーにかける。
続けて、ブラウス・スカートも自ら脱ぎ、勝のシャツとズボンも脱がせた。
する事が早い!時間はまだたっぷりあるのに、早く行為がしたいのか、さっさとブラとパンティ姿となり、勝は下着を脱ぎトランクス一枚となった。
「今日は、特別に何だか体が燃えているの。ふしだらな女と思わないでね」
「そんな事思いませんよ」
「じゃ、この熱くなった体を好きなようにして頂戴」と言って、ベッドに横たわった。
前とは違うブラとパンティであった。真っ赤な色でいかにも高級そうにレースが縁どられていた。横向きになり、誘うように両手を伸ばしてくる。
それに応え、ベッドで横になる。
お互い見つめ合いながら、キスをした。
マリは、また鼻を鳴らして、いきなりディープキスをしだし、「ああ~、もう待ちきれなかったのよ」と、顔中を舐めまわしてきた。
甘酸っぱいマリの唾液の匂いが、顔中に広がり、恍惚な感じが全身を包む。
マリが上になり、主導権はマリとなって、勝の胸を舐め、乳首も舌でペロペロと舐めている。
「はぅ、はぅ、はぅ」と、欲情仕切っている様子が伺える。
「ここ、いい?感じる?」
「ああ、素敵だよ」乳首はすっかり立っていた。
「ああ~、あなたを食べてしまいたい!」と、言ってトランクスのゴムに手を掛けスルスルと脱がされた。
勃起したペニスが跳ね上がるように飛び出し、先からは先走り液がポタポタと落ちていた。
マリは体をずらせ、ペニスを握りクンクンとペニスの匂いを嗅いでいた。
「この匂い、大好きなの。益々興奮してくるわ。オスって感じがすごくするの」
「イヤじゃないの?」
「私は、この匂い大好きよ」と言って、先をペロリと舐めた。
「ウッ!」と、思わず声が出てしまった。
そして、亀頭の周りをペロペロと舐めまわし、上目づかいで勝の反応を確認するかのように見つめてくる。
「もっと気持ち良くしてあげるからね」と、言うや、ツ~っと裏筋を舐め上げるのを繰り返す。
腰に電流が流れるような、快感が走る。
再度、亀頭からすっぽり口に含み、幹を指で扱き始めた。
ジュポジュポと音を立てながら、フェラチオを続けられると、さすがに玉の袋が収縮して、射精感が高まってきた。
「ありがとう、もうそれ以上責められると、出てしまいそうだ」
「出していいのよ。我慢は体に悪いわ。若いからまた直ぐに元気になるわ」と言って、フェラのスピードをマックスに上げていった。
「で、出る~~」情けない声を立て、ドピュ~と一弾が飛び出し、二度三度とペニスが収縮しながら、何度も射精した。その液をマリは口で受け止め、最後の一滴まで吸い取るように、チュ~っと吸い上げて、スポンと離した。
そして、口に溜まった精液をゴクリと飲んでしまった。「美味しい~、ちょっと苦いけどね」とニッコリ笑っていた。
そして、マリは再度上に被さってきて、キスを求めてきた。自分の精液が残っている唾液を舐めるが、そんな生臭い味はせずに、マリの甘い吐息だけが感じられた。
「これからは、攻守交代ね」と言い、マリを仰向けにし、股を広げさせて、覆いかぶさる。
その少し前に、マリは自らブラを外して、勝を迎えてくれた。豊満で寝ても形が崩れない張のある乳房であった。
その乳房を自分の胸に感じながら、覆いかぶさって、首筋に舌を這わせていく。
「ああ、あ~~」上体を上げ、指を軽く曲げて、マリの全身を上から下へ向かって、羽で触るように、ゆっくり触って行くと、腰をクネクネくねらせながら、
「あ、あ、あ、ああ~~、それダメ、体中がヒクヒクしてくる」
パンティを見ると、クロティの部分がかなり濡れて色が変わっていた。そのパンティに手をかけ、ゆっくり脱がせる。協力して腰を上げてくれた。
パンティと陰唇との間に愛液の滴の糸が引いていた。
それを横に置き、むき出しとなった陰唇に顔を近づけると、甘酸っぱい匂いに微かにチーズ臭がした。
されたように、陰唇全体をペロリと舐める。「ああ~」首を仰け反らせている。濃密な汗や愛液の籠った匂いがする。
陰唇を指で広げてみると、見覚えのある肉襞がヌラヌラと濡れ蠢いている。
そこに舌を這わせ、液を舐め取るように、刺激すると、「あ、あ、ああ~、あん」声が段々大きくなってきている。
白濁し少し泡立った愛液が、溢れ出し会陰を流れ、シーツにシミを作っていた。
上部にちょこんと飛び出した綺麗なピンク色をした、クリトリスがあった。それも、周囲から舐めて行く。
「ギャ~~、アウ~、アウ、アウ」髪の毛を振り乱して、快感を表現している。今回は、ゆっくり徹底的に責めようと考えていた。
マリを持ち上げ、俯せの姿勢になってもらった。腰を持ち上げる。つるつるで光っている大きなお尻が目の前にある。
そのお尻を広げて、その中には綺麗なピンクの肛門があった。
その穴に舌を当て、ズブリと差し入れた。
「あう~~」敏感に反応する。
中で舌を蠢かせる。少しの苦みと排泄臭がしていた。
唾液を塗して、滑りを良くした後、舌を抜き、中指を差し入れた。第二関節まで差し込み、中は空洞に近く抵抗感はなかった。
次に、蜜壺へ親指を入れて、親指と中指を合わせるようにすると、薄皮一枚の感じであったが、
「わお~~、うおおお~~」獣のような声を出し、腰をくねらせて快感に耐えているようであった。
蜜壺から愛液がポタポタと滴り落ちている。散々責めた後、マリを仰向けにし、いよいよ挿入しようとした時、
「ちょっと待って、少しだけ休ませてくれる?もう何回逝ったのか?わからないくらいで、頭が真っ白で、体に力が入らないの」
「うん、じゃ、しばらく休もう。何か飲む?」
「み、水でいいわ」勝は、ピッチャーから水をコップに注ぎ、自分は冷蔵庫から缶ビールを出し、コップをマリに渡す。
マリは美味しそうにゴクゴクとコップの水を一気に飲み干した。勝はプルタブを開け、ゆっくり椅子に座って飲む。
「さっき教えた銘柄買う資金ある?うちから融資しようか?」
「大丈夫だよ。自分で出来る範囲でするから」
「こんな事言ったら失礼だけど、あなたの行っている会社の給料は少ないのでは?」
「ああ、確かに世間から比べたら少ないな。でも、大丈夫だよ」
「わかったわ。余計な事言ってごめんなさい」
「心配してくれてありがとう。どう、少し休めた?」
「ええ、ありがとう。あのまま続けていたら、本当にあの世に逝ってしまうくらい、感じすぎちゃって」珍しく、顔が赤くなっている。
「じゃ、続きするよ。いいかい?」
「お願いします」
勝は、ベッドまで移動し、マリを仰向けに寝かせ、膝を立てさせ股を広げる。
そこには、まだヒクヒク蠢く陰唇があった。
もう前戯は終わっているので、早速挿入することにした。
自分でペニスを扱き、完全に勃起させ、それを手に持ち陰唇に宛がい、ゆっくりと腰を沈めて行った。ズブズブと音を立てながら。
「きた~、大きい~、私の中で一杯になっているわ」
ゆっくり律動を開始した。クチャクチャと卑猥な音がしている。
その音にも興奮したのか?「ああ~、あ、あ、イク、イクわ~」
さらにピッチを上げていくと、膣の奥まで届いているはずだ。「イ、イク~~」と叫び、腰を高く上げ、白い喉を見せて、反りかえってガクガクガクと体を痙攣させた。
と、同時に勝も頂点に達し、ドクドクドクとペニスが収縮を繰り返しながら、射精していた。
「おお~~」勝も思わず声が出てしまっていた。
お互い汗だくの体を重ね、きつく抱きしめ合った。そして、また激しくキスをした。
 しばらく、マリからの連絡はなかった。
また夢を見た。今度は見知らぬ人と知り合い、そのままホテルへと入り、今度は女性の服を脱がせて、愛撫している自分が居ている。
そして、その女性の局部に自分のペニスを挿入し、女性がもだえ苦しむ姿を見て、ニャリとした所で、目を覚ましてしまった。
夢で射精しなくて、良かった。夢の中で出していたら、本当に夢精をしていたと思う。
その女性が、誰か?は思い出せない。知らない人と、いきなりセックスするというのか?
と、思いつつ、その日、勝は有休を取り知り合いの証券会社で口座を作り、マリが言っていた2つの銘柄を、それぞれ100単位ずつ買った。
それぞれが一株3000円くらいだったので、一応、口座には1億円入金しておいた。その他に、ニーサ枠で、数銘柄も買っておいた。
マリはきっと、次の仕事の為に動きまわっているのだろうな。と、想像しながら公園を散歩していた。
 この事は、夢には出てこなかった事であるが、ベビーカーを引いている女性から声を掛けられた。
「山崎君じゃない?」
「そうですが、どちら様でしょうか?」
「忘れたの?大学で一緒だった、中田沙織よ」
「ああ~、中田さん。覚えているよ。失礼だけど、変わっていたので分からなかったわ」
「会社休みなの?」
「うん。有休で今日は休み」
「じゃ、時間ある?いろいろ話したいの」
「いいけど」
「じゃ、早速お茶でも飲まない?」これから特にする事もないので、付き合う事にした。
公園の傍に、喫茶店があり、二人、イヤ三人で店に入った。
「もう子供いているんだね」
「そうよ。もう大変!母が近くに住んでいるから、たまには面倒看てくれるけどね」
「専業主婦なんだ。いいような、悪いような」
「いいことなんてないわ。昔の仲間だから何でも言うけど、結婚して子供が出来た途端、主人はどうも浮気しているみないなの」
「え?結婚したばかりじゃないの?」
「そうよ。でも、それが現実」
「浮気しているって、確かな事なの?」
「調べてはいないけど、女の勘ね。夜中に携帯へ電話があり、それもわざわざベランダまで出て話すのよ。夜も帰ってくるのがすっかり遅くなっているしね」
「イヤな思いしているんだ」彼女は、少し涙ぐみ、「もう、この子さえいてくれればそれでいいと思っているの。いつでも別れてやるわ」
「大変だね。ボクに出来る事があればいいのだけど」
「そうだ!山崎君にお願いしてみようかな?」
「何ですか?」
「主人が浮気しているのなら、私も仕返しをしたいの。その相手してくれる?」
「ボクが?」
「そう」
「ボクでいいの?」
「こっちがお願いしているのだから、実は学生時代は、密かに山崎君の事が好きだったの」
「本当?でもいいのかな?」
「急に、こんな事お願いする事が可笑しいわね。忘れて」また、涙が頬を伝っている。
それを見てしまうと、受けてもいいと思うようになっていた。
「ボクなら、別に構わないけど……」
「本当?こんな恥ずかしい事言えるのも、昔から知っているからよ。誤解しないでね」
「もちろん、世間ではよくある話だと思うけど」
「そうしたら電話番号教えてくれますか?こちらから連絡します。次に会える日を楽しみにしています」急に敬語になっている。
電話番号を教えると、家事が残っているのでと、足早に帰っていった。何となく、ウキウキしているように見える後姿であった。
数日何も起こらず、また夢には、マリとオフィスの一室で、何やら話している場面を見ただけであった。
いつものように仕事をしていると、マリから電話があった。
「あの銘柄買った?」
「うん、少しだけどね」
「今、買い手が殺到しているのよ。どこで売り抜くか、また連絡するわ。私は、次の仕事に向けて、顧客を周っているの。
今は、国内だけど、ほぼ全国よ。頑張っているから、ご褒美頂戴ね」
「わかった。次の連絡を待っているよ」
「愛しているわ」
「ボクも、だよ」それだけで、電話は切れた。
それから暫くして、中田沙織から電話があった。内容は、明日にでも会えないか?であった。
もちろん、予定もなかったので承諾すると、すごく喜んでいた。明日の6時に田町で会う事となった。
今日は、中田沙織と会う日である。
学生時代のさして親しくもしていなかった女性と会う事に、いささか抵抗があったが、根が助平である為、何かあるかも?とそっちの方に期待していた。
主婦としては珍しく、居酒屋に行きたいと言う。
田町当たりで知っている店はないが、駅前には適当な店があるだろうと、約束の6時には駅に着いていた。
沙織は、もっと早く来ていたようで、すぐに見つける事ができた。
前回会った時とは違い、シックな秋を感じさせる、ベージュのセーターに赤いスカート、セーターの上には、
同色のジャケットを羽織っていた。
「会う事を了解してくれてありがとう。いっぱい話したい事があるから。いい?」
「いいよ。何でも話して」
「この辺は、地理に疎くて適当にいい店があれば、そこでもいいかな?」
「なるべく、二人きりになれるような店がいいな~」
「分かった」と言い、個室居酒屋と書かれている店があったので、そこに入る事にした。
中は、各部屋が壁で完全に遮断され、のれんがその部屋の入口に掛かっている所であった。
「ここでいい?」
「ええ、ここなら落ち着いて話せるわね」
その店に決め、店員が来たのでビールと適当に調理を注文した。
「ところで、その話って何?」と、言ったところに、ビールが運ばれて来た。
「じゃ、まず再会を祝して乾杯しようか」
「ええ、乾杯!」
沙織は、中ジョッキ半分くらいまで一気に飲んでいた。酔わないと話できない事なのか?
「学生時代は、楽しい事ばかりだったわね」
「ああ、確かに無責任でいられたからね」
「そうよね。社会人になり、結婚したら生活がガラリと変わったわ。毎日が同じ事の繰り返しなのだけど、子供が熱を出したり、主人と喧嘩したり、主婦同士の牽制もなかなかのものよ」
「社会人になった途端に、何から何まで自分に責任が付いて回るから、初めは戸惑うよね」
「その上に、主人の浮気でしょ。もう精神的にクタクタで、体が持たないわ」
「それは、大変だな。二人で話はしたの?」
「いいえ、私は知らない顔をしているのをいい事に、好き放題しているわ」
「それでいいの?」
「私にはあの子がいて、いてくれればそれでいいの。今更、愛だのの感情は無くなっているわ」
「そんなものなのかな?結婚していないので分からないけど」料理が次々に運ばれて来た。
しかし、沙織は箸をつけようとせずに、ビールのお代わりをしていた。
「飲む時は、食べた方がいいよ」
「ええ、ありがとう。今日は、酔っていいかしら?」
「無茶しなければ、大丈夫だよ。お家くらいまでは送って行くから」沙織は、もう酔っているのか?頬がほんのり赤くなっていた。
「じゃ、本格的に飲んじゃおうっと」と言って、またジョッキ半分くらいまで一気に飲んだ。
「いいのか?子供さんが待っているじゃない?」
「今日はいいの。母に預けてきたから。子供も、母にはなついているから、大丈夫」
「じゃ、泥酔しない程度に飲んで」
「今日はね、酔っているから言っている、のじゃない事を先に言っておくわね。その主人の浮気へ対抗したいの」
「浮気への対抗?」
「そう、私も主人以外の人に抱かれても構わないと思うの」
「それはどうかな?中田さんが、ご主人に相手されていないので、寂しいのなら分かるけど」
「そうよね。主人と同じ事をしていても何の解決にもならないし、でも私も寂しいのよ」
「それなら話は分かる」
「それでお願いがあるの。今日、私を抱いてくれない?あなたが良ければ」
「え?ボクが……、ん~、いいけど、ボクでいいのか?」
「前にも言ったように、学生時代にあなたに憧れていた一人なのよ」
「一人って他にもいていたの?全然気づかなかったな~。まぁ、あの頃は恋愛より友達と遊んでいる方が楽しかったからな~」
「で、どうなの?OKなの?ダメなの?」
「あ、ゴメン。もちろんOKだよ。こんな素敵な主婦になった方を抱けるなんて夢のようだよ」
「まぁ、そう言ってくれるとすごく嬉しい」と、本当に涙を流していた。
「楽しもうよ。そんな暗い顔されちゃ、楽しめないじゃないか!」
「ごめんなさい。こんなに優しくされたの、本当に久しぶりだから」
「じゃ、しっかり食べないと!」と言って、二人は出てきた料理を平らげていた。
いつしか、ふたりは都内のとあるシティホテルの一室に居た。
彼女はかなり酔っているが、気はしっかりしているようだ。
元同級生を抱くのは、少し恥ずかしかったが、その肢体を見ている内に、そんな気持ちはどっかへ飛んで行き、部屋の中で沙織を抱きしめていた。
勝のペニスは、もう完全に勃起していた。
彼女の上着を脱がせ、ハンガーに掛けた。
そして肉厚の唇に吸い付いた。酔っていても化粧直ししたのであろう、ルージュの甘い香りが口の中に広がってくる。
舌を絡め合った。お互いの唾液が、行き来している。沙織は本当に久しぶりなのか、初めから積極的であった。
勝の上着を脱がせ、シャツも脱がせ始めた。
余計な物は早々に取った方がいい雰囲気であったので、勝は自ら上のシャツも脱ぎ、ズボンも脱いでトランクス一枚姿となり、次に沙織のセーターを脱がせた。
続けて、スカートも脱がせると、真っ赤なブラとパンティを着けていた。
パンティは形だけ局部を隠している布でどうもTバックのようであった。
パンティストッキングで覆われているので、良くは見えない。
沙織を抱き上げ、ツインルームとなっている、片方のベッドの上に寝かせた。
「男の人の匂いを嗅ぐのは久しぶりだわ。やっぱり、女にはいい匂いよね」
「そんなものかな?」
横になるなり、沙織は勝の上に乗り、乳首に舌を這わせてくる。乳首が反応して、しっかり立っていた。
「この匂い!汗の臭いとまた違うわ」
沙織は、鼻を鳴らしながら執拗に乳首を舐めている。
ここまで来たら、元同級生と考えられなくなって、ただの男と女となっていた。
乳首が唾液でベトベトになっている。すごい形相で乳首を啄んでいる。
そして、恐る恐ると言う感じで、手を下に下げて行き、トランクスの中に手を入れようとしている。
一方的に責められるのも、面白くないので、沙織の赤いブラをはぎ取った。
子供を産んだ割には、張もあり豊満と言う言葉が当てはまる乳房であった。その乳房を揉み、乳首を口で吸う。「ああ、あ、そこ~、いい~~」
乳首はすっかり立っていた。乳暈も乳首もピンク色をしていた。腰を勝の局部に押し付けてくる。
今度は、勝が上になり、攻守交代である。パンティストッキングに指を掛け、スルスルと下していく。
中から湿った匂いが立ち込めてきた。足を取り、その指を口に頬張る。
「あ、まだお風呂も入っていないから、汚れているわ」無視をして、むしゃぶりつく。
「あ、あ、そこもいい~~」感度がかなり上がっているようだ。
「はぁ、はぁ、もっと抱いて~、すごく気持ちいい~、ねぇ、大きなおちんちん触っていい?」
勝は、黙ってトランクルを脱ぎ、いきり立ったペニスに沙織の手を誘導した。
「大きい~、主人のよりおおきいわ~、それにこんなに熱いの!」手は、ペニスを扱いている。
流石に、結婚しているだけあり、ペニスへの扱いは慣れているようで、性感帯を刺激してくる。「ウッ!」声が出てしまった。
ペニスを握らせたまま、沙織を俯せにし、腰を持ち上げた。
やはり、パンティはTバックであった。紐のようなものだけで、肛門を隠している。
横に少しずらすだけで、その蕾は顔を出した。
顔を近づけ、匂いを嗅いでみる。
愛液がその穴までも濡らしていたので、甘酸っぱい匂いと、排泄物の匂いが入り混じって鼻孔を満たしてくる。
それだけで、頭がクラクラしてくる。
指に唾液をたっぷりつけて、肛門に中指を挿入していく。
入口はかなりキツク締め付けてくるが、一旦中に入ると、ズブズブと第二関節まで容易に入れる事ができた。
「あ、あ、あ~、そんな所まで~、でも、でも、気持ちいいわ~。ねぇ、もう我慢できない~~」
まだだ。まだ肝心な女の芯を責めていない。
パンティをお尻から、スルリと脱がせた。
結構濃い目の絨毛が見えている。沙織の股の下に頭を入れて、下から陰唇を舐めて行く。
「いい~、あ、あん、あん」愛液がボトボト落ちている。中指はまだ肛門に入れたままで、クリトリスを舐め、陰唇に親指を入れて行く。
「ぎゃ~、うわぁ~、ああ~~」壊れかけている。他の人にしたのと同じように、中指と親指を合わせるように、グリグリと動かせた。
沙織の体がガクンと痙攣して。動かなくなった。顔を見てみると、涎を垂らして白目を剥いていた。軽く失神したようだ。
ゆっくり、指を抜き、仰向けにして静かに寝かせる。寝息を立てている。体は、まだビクン、ビクンと小さな痙攣を起こしていた。
暫く寝かせていると、「う~~ん」と声が聞こえ、沙織が目を覚ました。数分の事であった。「私どうしちゃったの?寝てしまったの?」
「いや、激し過ぎたようだね。気を失っていたよ」
「そうだ。あんなに感じたのは、初めてだから、自分がどうかなりそうになって、そこから記憶がないわ」
「久しぶりだからか?」
「もう、体が動かないくらいよ。そんなテクニック持っていたんだ」
「いや~、経験は少ないよ。満足してもらえたかな?」
「ええ、もう十分だけど、山崎さんはまだ出していないのじゃ?」
「うん。そうだけど」
「じゃあ、お口でいい?」
「ああ、お願いします」
「仰向けに寝て。汚いおちんちんを舐めるから」
「汚いって言うなよ!」
「冗談よ。この匂いも好き。男って感じね」ともう、手で握り先を舌でペロペロ舐めている。
先から液がドンドン出てきている。それを舐め取り、亀頭に塗すようにベロン、ベロンと舐めている。
今度は、口をOの字にして、パクリと先から咥え込んだ。頭を上下に激しく動かせ、手でも幹を擦っている。
流石に、手慣れたもので、一気に射精感が高まってきて、一気に放出してしまった。
何度も、ペニスが躍動して、精液をまき散らしている。それを全て口で受け止めて、ゴクリと呑み込んでしまった。
「美味しい~、この味お久しぶりだわ」
腰がダルクなるくらいの量を出したようである。沙織は最後の一滴まで吸い取るように、チュ~~ッと、吸い取ってくれた。
「よかったよ」
「私もすごく良かったわ。たまに会ってくれるとうれしいな」
「ああ、また連絡するわ」
別々にジャワーを浴びて、時間も早かったので、沙織は電車で帰っていった。
 翌日マリから連絡がまた、入った。
「言っていた株どのくらい買ったの?」
「100単位ずつ」
「そんなに!まぁ、いいわ。半分だけ売りに出して。成り行きでいいわ」
「何時頃に?」
「前場が終わり、後場が始まってすぐくらいがいいわね」
「分かった。そうするわ」
証券会社に電話して、担当者へ売りの注文を出した。
結果は、倍となっていた。まだ、上がる気配と証券サイトには載っていたが、このくらいで売るのがいいのだろう。
株に関しては素人なので、マリの言う通りにする方がいい。
手数料・税金を引いても5000万円くらいの儲けとなった。
しばらくは、好きな銘柄買っておくようにと言われていたので、適当に証券会社担当者の勧める銘柄を買っておいた。
 またマリから電話が入り、「どう?儲かったでしょ。私は買ってないからね。約束のご褒美頂戴!」
「ああ、分かった。お店はマリに任せるわ」
その日の夜、また日本橋で会う事とした。
食事場所は、マリ様ご用達のすし屋であった。
またも、勝が行った事もないような店で、壁に並んでいるお品書きに値段が書かれていない。時価と言うものであろう。
株で儲けた事を理由に、そこでの支払は勝がした。しかし、一人2万円近くかかった事には、やはり抵抗があった。
「美味しかったわね。株で少しは儲かったでしょ。全国飛び歩いて顧客を集めているわ。
私が独立するなら、協力してくれるお客が少しずつ増えているのよ。頑張りましょうね」
「高級な店の寿司の味は違うのか?が、まだよく分かっていないけど、美味しかったよね。頑張ってくれているんだ。ボクは何もしなくていいのかな?」
「あなたは何もしなくていいのよ。でも、これからは市場の勉強して欲しいわ。入門になるような本探しておくわね。それより、ご褒美頂戴~」
「ああ、もちろんだよ。いつものようにホテルは任せていいのかな?」
「ええ、バッチリよ。ちゃんと予約入れているわ。明日まで大丈夫でしょ」
「うん。泊まる事はこっちがお願いしたいくらいだよ」まぁ、ぬけぬけとウソが平気で言えるものだと、自分でも呆れていた。
タクシーに乗り、いつものシティホテルへと向かった。
いつものように、受付でチェックインの手続きをマリがしている。
今日も、スーツ姿であったが、前回着ていた物とは違って、また見るからに高級感が溢れていた。
スカートから伸びる脚が、ヒールを履いているのもあって、スラッと伸びて欲情をそそる。
マリが振り向き、手招きしたので付いて行く。
エレベータで部屋まで上り、ドアを開けて二人で中に入った。その部屋には、キングサイズのダブルベッドがその存在を誇示するかのように、置いてあった。
全面窓ガラスから見る都心の夜景は綺麗なものであった。オフィスビルには灯が点り、まだ仕事をしているのであろう、人影が動いている。
マンションや一戸建の家からも灯が見えている。多くの人がそれぞれの生活をしているのだろうな~。と、家庭と言う物への憧れで心が揺れた。
「何しているのよ~、私を放っておいて!」
「ゴメン、ゴメン。夜景が綺麗かったので」
「私より?何だかショック」
「あ~、そんな事ないよ。次元が違うじゃない?マリは美人だし、スタイルも抜群だし、才能もある。三拍子揃っているよ」
「本心で言っている?誰かの事を想い出していたんじゃない?」
「マリ以外に、居ていないし、本心で言っているよ」
「じゃ、証拠を見せてよ」と言って、ズボンの上から、ペニスを擦ってきた。上着を脱ぎ、ズボンも下して、シャツを脱いで、トランクス一枚姿になった。
触られただけで、ペニスはすっかり勃起していた。トランクスが盛り上がっている。
「これが証拠だよ」マリは、自分も上着を脱いで、勝のトランクスに指を掛けて一気に下した。ペニスが跳ね返るように、下腹部に当たり、パチンと音がした。
「本当だ!すごく元気じゃない!先から何か液が出てきているわ」先をペロペロと舐め始めた。「うう~」小さく唸ってしまった。
鈴口を舐められるのも、かなり感じるのである。
「どんどん出てきている~、私のあそこもヌルヌルよ。脱がせて!」
お互いに目を見つめながら、マリを立たせブラウスのボタンを外していく。マリの手は、ペニスを握り、擦り続けている。
スカートのフォックを外し、ジッパーを下すと、ストンとスカートが床に落ちた。いつものように、ガーターベルトに薄い黒のストッキングを止め、パンティも黒色であった。
Tバックであり、陰唇の部分が濡れているのが見て取れた。
ブラウスの下には黒のキャミソールを着ていたので、それも脱がせる。
マリは脱がせやすいように、頭を少し下げてくれた。
目の間に現れたのは、黒のブラでその豊満な乳房を支えるように覆われていた。
それも、背中に手を回して、フォックを外し、取り去る。
ピンクの乳首は、すっかり立っていて、マリはペニスから手を離して、自分の乳房を持ち上げるように自分で揉みだした。
これを吸えと言いたげに。
勝は、その通りに白い乳房を揉み、乳首に吸い付いた。
「ああ~、吸って~、もっと強く揉んで~」乳首を舌で転がすようにしながら吸っていく。
「あ~、そうよ~」吐息が頭の上を通り過ぎていく。
そのまま、マリを誘導してベッドまで行き、二人が繋がったまま、倒れこんだ。上等なベッドであるので、衝撃を完全に吸収してくれる。
ベッドカバーを払いのけ、改めてマリをベッドに寝かせ、パンティの上から局部を舐めていく。
「あ、あ、じらさないで~、もう入れて欲しいくらいに熱いのに~」
指で割れ目の形を確かめるように、ツ~となぞっていく。
「お願い、クリちゃんをグリグリするか、もう入れて~」
「まだだよ、夜は長いから」
「も~、意地悪ね」と言って、自らパンティを脱ぎ、ペニスを握って自分の局部へ持って来ようとするが、優しくその手を除けて、クリトリスを舌で下から上に舐め上げるような動作を繰り返した。
「ああ~、いい~、いい~、イキそう~」勝の頭を抱えて、白い喉を仰け反らせて、喘いでいる。「あ、あ、ああ~、ああ」と。
愛液が泉から湧き出るように、トロトロと蜜壺から溢れている。
それを見て、舐め取りたくなり、陰唇の奥に舌を差し入れて、愛液を舐め取り、その味を楽しむ。
少し粘度がありチーズ臭と甘みが混ざったような、不思議な味だが男を興奮させるもの以外なにものでもない味である。
愛液を舐め掬っては、クリトリスを塗すように舐める。
「あ、あ、あん、い、イキそう~、入れて~~、お願い~~、お、オチンチンでイキたいの~~~~」
勝は、膝立ちマリの両足を持ち、股の間に体を入れて、ペニスを陰唇に宛がい、ゆっくりと腰を落としていく。
ズブズブと音を立てながら、マリの膣内に入っていく。
「来た~、大きいわ~、ああ~~~」腰を振り、送出を繰り返した。クチャクチャと卑猥な音がしている。
「あ、あ、あ、い、イク~、イク~、イク~~~~~」勝も同時に、頂点に達して、マリの膣の奥深くに精液を放出した。
マリの体は、大きく仰け反り、ガクガクガクと痙攣を繰り返していた。
マリの体の上に突っ伏し、荒い息をお互いしていた。
ペニスはまだマリの中にあり、一度は萎みかけたが、マリの膣がきつく収縮したのを感じ、また大きくなってきている。
「もう、もう、ダメ~、あそこ壊れそう~」
しかし、ペニスは抜かずに、そのままジッとしていた。マリの体は、間欠的にビクンと、絶頂の余韻が残っているようであった。
「何度しても、あなたのはいいわ~、私のあそこでいっぱいになって、中のヒダヒダを強く刺激してくるの。だから直ぐにイッチャウ」
「ボクもよかったよ。マリの綺麗な顔を見て、逝くのが最高だよ」
「ありがとう。嬉しいわ」
「シャワーでも浴びようか?そして、何か飲もう~」
「ええ、そうしましょう」
二人で浴室に入り、シャワーを浴び、唾液や粘液でベトベトになった体を綺麗に洗った。
「マリ、浴槽に足をかけて」
「何をするの?」
「ボクの顔におしっこを掛けて欲しいんだ」
「いいよ~」勝は寝転び出て来るのを待っていた。
しばらくすると、マリのあそこがプク~と膨れたかと思うと、チョロチョロとおしっこが出てきて顔にかかる。
更に放物線を描くように一本の筋となり、流れ出してきた。それをしっかり口で受け、呑み込む。当たり前だが、尿の匂いはしたが、きついアンモニア臭ではなかった。
女のエキスを飲んだように、何だか元気が出てくる気がした。
「おしっこ飲みたいって、変な趣味ね」
「マリが大好きだから、マリの物はボクの力の元になるんだ」
「ふ~~ん、そうなの?初めて聞いたわ。そして、男の人の顔におしっこしたのも初めてよ」
暫く浴室でじゃれ合った後、ガウンを着て応接セットに座り、冷えたシャンパンを飲んでこれからの事をもっと具体的に話合おうとだけ決め、後は雑談をして寝る事にした。
眠りに就いたか?と思った時に、マリに起こされ、「ねぇ、またしたくなっちゃった」
「好きだな~」
「あなたのおちんちんがいけないのよ。気持ち良すぎるから、今日はいっぱいご褒美貰おうと思っていたもん」
「いいよ~。ちょっと待ってね、口濯いでくるから」一度寝たので、口の中がネバネバした感じがしたからである。
浴室で、口を濯ぎベッドの所まで戻って来ると、マリはホテルに備えてある寝間着を脱いで、パンティ一枚の姿で待っていた。
マリに近づき、口づけをした。いきなり激しいキスとなって、マリは鼻を鳴らしながら、勝の舌を吸ってくる。
「ううん~、はう、はう」もう獣のようになっている。
マリの乳房を揉み、乳首を親指でグリグリ捏ね回す。
「あ、あ、ああ~~、そこ~、いい~~、感じるわ~~」本当に吠えているように見える。
女の人は、裏の顔も持っているのか?この姿が本当の姿なのか?よく分からなくなっていたが、それどころではない。
パンティに手を掛けて一気に、脱がせ、勝も下着を取った。
ペニスは天を向き、亀頭から幹にかけて、カチカチ状態で、先からは先走り液が滴っていた。
マリが、歓喜の目でそれを見つめ、「入れて」と言わんばかりに、腰を振っている。
一度交わっているので、もう十分濡れているようで、かつマリは自分の指でクリトリスを弄っている。
シーツに愛液のシミが広がってきている。勝は、マリの両脚を持ち、股を広げさせて、ペニスを蜜壺目がけて差し入れていった。
また、ズボズボと音を立てながら入って行く。
「あ、あ、ああ~~、また入って来ている~~、あそこがいっぱいになっている~~」マリは自分の乳房を揉みながら、頭を振り悶えている。
腕立て伏せをする格好で、送出を繰り返した。結合部分が丸見えとなっている。
割れ目が、太い棒を咥え込み、動く度にその形を変えているのが見て取れる。
「あ、あ、あ、ああ~~~」両手を上に上げて、イヤイヤをするように顔を左右に振っている。
次に、腰を抱えてもっと体を密着させ、小刻みに送出を繰り替えしていくと、マリは仰け反り、
「ああ、イク~~、イク~~、イク~~~~」と叫ぶと同時に、ガクガクと体を痙攣させている。
それに合わせて、勝もペニスの先から熱いザーメンを、ドクドクと放出していた。二人は、荒い息を繰り返しながら、抱き合いキスをした。
マリの中も、ペニスに肉襞が絡み付き、所謂、ミミズ千匹という名器なのであろう、何度も逝きそうになるのを、肛門を締めて堪えてやっとマリの絶頂に合わせられる。
マリの上に重なったまま、勝は眠りに落ちてしまった。
朝起きると、マリはもう起きて着替えていた。
「コーヒーを淹れておいたわ、お寝坊さん」
「今何時?」
「まだ7時よ。会社には間に合うわ」
「マリは元気だな~。そのバイタリティが欲しいよ」
「これくらいじゃないと、経営はできないわよ!」
「うん。出来るように頑張るわ」
勝は、コーヒーを飲み、着替えて会社に向かう為に部屋を出ようとした時、「いってらっしゃいのキス~~」と、マリ。
腰に手を回して、キスをして、「じゃ、行ってくるわ」
「行ってらっしゃい~」マリの出勤は遅くてよいみたいであった。
 いつもとは違う道を歩き、会社へと向かった。
午前中は何もなくいつも通りの業務を行い、これと言った問題もなく時間が過ぎて行った。

友恵

 お昼休憩が終わり、小1時間くらい経った所で、友恵が課長に呼ばれて何やら叱られているようであった。
「何かミスでもしたのかな?」それくらいだと、勝は思っていたが、自席に戻る彼女を見ると、ハンカチで目頭を押さえている。我慢できなくなったかのように、自席から離れ、脱兎のごとくどこかへ行った。
隣の同僚に「どうしたの?何かあったの?」
「最近、彼女どうかしているのかな?仕事上でのミスが多いんだよね。いつもは、キッチリ仕事出来る子なのに、どうしたのかな?」
「そうなんだ、何か悩みでもあるのかな?」
「そこまでは、俺は知らないけれど……」
それ以上の会話は、仕事中でもある事で、終わりにした。
そういえは、友恵との関係も最近は疎遠となっている。また、最近は夢を見ていない。
そのくらい、多忙で疲れていたのかも知れない。やはり、話をしておいた方がいいかな?と、思い真っ赤に目を腫らした彼女が、自席に戻り、仕事をしている姿をしばらく観察していた。
口を一文字に固く閉め、仕事に集中しようとしているのを見ているだけで痛々しかった。
社内メールを使い、友恵に連絡した。「大丈夫?ボクに出来る事があったら、出来る事は力になりたい」と。
すぐに返事が来た。「ありがとうございます。勝さんに心配してもらっていると言うだけで、嬉しいし、心強いです。
今日お時間あれば、会いたいのですが……」とあった。
「もちろん、最優先するよ」と返事を入れておいた。暫く返事はなかったが、4時頃「では、お言葉に甘えて、今日の6時半に新宿で会ってお話ししたいです」
「分かりました、では後程」とメールのやり取りは終わった。
勝は、先に新宿に着く事ができたようである。友恵にメールしたら、今は電車で移動中との事であった。
「しかし、人がやたら多いな、東京って。これだけの人が集まるから、それぞれの欲求を満たせようと、色んな商売が成り立っているのだろうな?」と、これからの自分の進むべき道をある意味確信へと変えようとしていた。
そこへ、友恵が現れた。
「何だか久しぶりな気がする」
「ああ、申し訳ない、ボクもいろいろあってその事も含めて、丁度話したいと考えていたところなんだ」
「そうなの、私を避けているのかと思っていたわ」
「そんな事ないよ、じゃ、また居酒屋でいいかな?」
「お任せするわ」
今度は、行き当たりばったりではなく、事前に調べておいたので、個室風な居酒屋へ行った。
二人で、ビールを頼み、適当におつまみも頼んだ。ビールが来た所で、乾杯し早々に話を進めた。
「最近、友恵の様子がおかしいと、皆が思っていて、ボクもそう思うので、聞きたいんだ。何かあったの?」
「ええ、ある日の宴会で経理部長から急に言い寄られて来て、毎日のように仕事でも今日はどう?って、誘って来られて迷惑しているの」
「そんな事があったの!それは、セクハラじゃない?」
「もちろんそうなので、何度もお断りしているのだけど、しつこくて……」
「で、その事が気になって、仕事に集中できないんだ」
「ええ、会社に言いますよ!とまで言っても、全然効果がないわ。何かいい案ない?」
「部長ねぇ、ほとんど話さないので、どんな人かも知らないし、部長の上となると、執行役員だもんね。
申し訳ないけど、あまり期待しないで、待っていてくれる。自分なりに、できる事を考えてみるから」
「ありがとう、でも無理しないでね。あなたの立場が悪くなるかも知れないから」
「その話なのだけど、ボクはもう少ししたら今の会社を辞めようと思っている。よき、ビジネスパートナーが見つかったのでね。その話をする為に、いままで多忙としていたんだ」
「そうだったの。でも勝さんが居なくなるのは寂しい事だわ」
「そのパートナーと、独立して新しい会社を興そうと考えている。だから、今の会社でどのような目に合おうが、怖くはないよ」
「すご~い。社長さん?」
「いや、社長は別の人がして、その相棒なので、地位は決まっていないよ」
「そこまで、失礼だけど、行動的だとは思ってもいなかった。見直しちゃった」
「だから部長の事は、任せてくれるかな?少しは役に立ちたいし」
「私の為にそこまで、考えてくれるの?やっぱり、勝さんは素敵な人ね」
「じゃ、後はゆっくり飲もうよ」
「そうね、もう酔ってしまっているけど」
「大丈夫?」
「ええ、大丈夫よ。折角会えたのだから、今日の夜も楽しみましょうね」
お金はいっぱいあるが、普通の生活をしていると思わせないといけないので、ラブホテルへ誘った。
いつ来ても、ホテル街は独特な雰囲気がある。派手なネオンが輝き、街灯がなくても店の周りだけ明るくなっている。
数組のカップルが必ずいている。世の中は、男と女しか、いていないので、違う物同士その違う物を求めるのは、生物学的にも納得できる現象である。
友恵はいつものように、腕を組んでいる。故にその豊満な乳房が腕に当たっている。
マリとは比べようもないが、自分の中で比べないようにと心がけていた。
「ここにしようか」
「………」無言で付いてきている。
フロントと言っても誰もいてないのだが、そこで部屋を選び、エレベータに乗った。
会社で目を真っ赤に腫らしていた友恵はいない。
酔って話す事で、心の中にあったものが解消されたからであろうか、安心しきった顔で、目が合うとニッコリ笑ういつもの友恵がそこに居た。
部屋に入り、もういきなり抱き合う関係ではないので、少しゆっくりしてから交わろうと考えていた。
冷蔵庫から、ビールを出しプルタブを開けて缶のまま飲みだした。「一緒に飲む?」
「私はもうお酒はいいわ。ジュースかお茶ある?」
ジュースは悪酔いしても困るので、ウーロン茶を出し、グラスに注いで友恵に差し出す。
「ありがとう。相変わらず優しいのね」
「どう、話して少しはスッキリした?」
「ええ、一人で悶々として悩んでいたの。やはりこんな事言えるのは、勝だけだわ」
「引き受けたからには、それなりに頑張るよ。まぁ、見ていて」
「その言葉だけでも、救われるわ」
「一緒にお風呂入ろうか?」
「うん」
勝はサッサと服を脱ぎ、トランクス一枚となっていた。
友恵はと言うと、向こう向きになって、服を脱いでいる。脱衣場の鏡にその姿が写っていた。
上着を脱ぎ、スカートも外し、パンストも脱ぎ下着姿を見ている内に、勝のペニスは大きくなってきた。トランクスの前が盛り上がっている。
堪らず、友恵を後ろから抱きしめ、その胸を下着の上から、優しく揉み、顔を後ろ向きにさせ、口づけをした。
「うう~、うん~」友恵は鼻を鳴らして応えてくれている。ブラをずらせ、乳房をむき出しにして、その乳首を指で弄ぶ。
苦しげに口から離れ、「ああ~、あ~、気持ちいいわ~」
乳首はすっかり立っていた。
「風邪をひくといけないから、中に入ろう」
それぞれ残っている下着を外し、勝は手を引き、浴室へと入って行った。
バスタブにお湯を張りながら、別の蛇口でシャワーを出して、友恵の体を流してあげる。
そして、ボディシャンプーをタオルに浸み込ませ、いっぱい泡立てて友恵の後ろから乳房を洗い、お腹や下腹部も洗っていく。
泡だらけになった友恵を座らせ、また後ろから石鹸のヌルヌルを利用して、乳房や乳首を揉んだり抓んだりすると、
「いいわ~、感じてきちゃう~、はぁ~~」友恵の手が、何を求めるように、後ろを探っている。
目的の物が見つかったように、勝のペニスを握り、扱き出した。「うっ!」石鹸のヌメリで、かなり感じる。乳房に当てていた手を、脇腹を通り下腹部へと移動させる。
手に当たる陰毛は、石鹸ですっかり萎んだようになっており、陰唇まで手を伸ばすと、何もなかった所から、いきなり更にヌルヌルになった肉襞が指に当たっている。
そのヌルヌルの手前に、少し硬くなっている小粒の核に円を描くように刺激を与えると、
「あ、あ、あん、ああ~~、はぅ~」上体を仰け反らせ、次々と襲ってくる快感に耐えているように見える。友恵の手の動きが早くなってきている。
先走り液が、泡と一緒になり亀頭部分は、更にヌメリを増して、怒張して最大まで大きくなり、そのエラの張が一段と誇張していた。
「あん、欲しくなってきちゃった~」
「じゃ、上がる?」
「もう、頭の中真っ白になっているわ、だからお願い」
二人は、シャワーで洗剤を流し、バスタオルでお互いの体を拭きあった後、ガウンを着てベッドへ横たわった。
友恵は、俯せに先に横になり、足をブラブラさせて、勝の方を見てニッコリ笑っている。
「セックスに没頭すれば、嫌な事も更に忘れるだろう」と心の中で呟いて、友恵に近づいて行った。
俯せに寝ていても、その豊満な乳房は若干押し潰されているが、その形を残していた。
背中のラインが美しい。画家が女体を描きたがる気持ちが分かるような気がした。背中からヒップにかけての曲線は言い表しにくい美しさを見せていた。
友恵の横に寝て、優しく口づけをするが、友恵はもう待ちきれないかのように、
「はぅ、はぅ」と、獣のように勝の唇を貪ってきた。
友恵が上になっている。下腹部を勝のペニスに擦りつけるように、上下にスライドしている。
その度にペニスがクリトリスに当たっているのか、頭を振りながら「あ、あ、あん~~」喘いでいる。
友恵は我慢できなくなり、勝のペニスを持ち、自分の陰唇に宛がい、ゆっくりと挿入させていく。
まるでペニスを食べ物として口に入れてように、蜜壺の奥深くまで腰を落としていった。
友恵は、自分の乳房を両手で揉みながら、体を上下に動かすが、自分の一番感じる場所へ誘導しているが故に、
ガクンと痙攣して、両手をベッドに付き、上体を前に倒して、「はぁ、はぁ」と荒い息をしていた。
勝は、意識が朦朧となっている友恵の腰を持って、下から突き上げていった。
「あ、あ、あ~~ん、いい~~」
クチャクチャと卑猥な音を立てて、ペニスが蜜壺をかき回すように、送出を繰り返しているうち、
「ああ~、もうダメ~~、イキそう~~、あ、あ、イク~~」と、今度は前のめりになっていた体を後ろへ大きく逸らせ、髪の毛が簾のように垂れたかと思うと、大きく全身の痙攣が始まった。
勝は、膣からペニスを抜き、友恵の下から抜け出し、後ろに回り込んで、友恵のお尻を高く上げさせ、背後位でお尻の奥にある蜜壺へペニスを挿入させて、激しく腰を振った。
「パン、パン、パン」と、お尻に当たる度に音を立てながら、一気に上り詰めていった。
友恵は、そのあまりにも激しい快感に耐えきれず、「うぉ~~、あう、あう、あう」と吠えるような声を上げて、ガクンと体をベッドに落としていた。
と、同時に勝のペニスからは、熱い精液が放出された。「うぉ~~~」と勝も吠えるような声を出し、最後の一滴までその蜜壺の中に出しきっていた。
見ると、ペニスには白い液体が絡み付くようにベットリと付いていた。
友恵の蜜壺からは、愛液が滴り、陰毛も濡れて光っていた。
友恵が動かないので、自分と友恵の局部の後始末をした後、顔を見てみると一旦は気を失い、今は静かな寝息を立てていた。
 暫く夢も見ていなかった為か、何も起こらない普通の日が流れていった。
あれから友恵は元に戻っているようであった。
実は、勝が部長へ直々に正直に友恵が困っている事を丁重に説明して、止めて頂くようお願いしていて、逆鱗に触れる訳でもなく、
部長は「自分でも大人気なかった、申し訳ない事をしたと伝えて欲しい」と、すんなり引き下がってもらい、その事を友恵に伝えた事もあったからであろう。
この会社へ執着していなかったのが良かったのかも知れない。
直接部長へ伝えた事により、内々で事が納まり、それから課長が勝を見る目が変わったくらいとその時は思っていた。
勝に異変が起きたのは、突然であった。

閻魔大王

 ある日の夜、いつものように就寝に付き、夢を見ていた。
その夢の中で、鬼が現れ勝にこう言った。
「夢で見た事が現実の物となるのは、夢を支配される大王の賜物である。その為お主も良い思いをしたであろう。今宵は大王が及びだ!早々に、我に付いて来るが良い!」と、腹の底から響き渡る声であった。
野を駆け、森を抜け、山道も飛ぶように走り、山の頂上にたどり着き、その山の火口へと鬼は飛び込んで行った。
勝も引きずられるように、火口へ飛び込み溶岩がドロドロとなっている中へと入って行くが、夢のせいか全然熱くない。
溶岩の中でも目を開けている事が出来、その中に横道が見えた所で鬼がこちらへ来るように手招きしている。
その横道を暫く歩くと、急に道は広くなり、道の周囲は自ら光を放っている、花畑となっていた。
「ボクはどうなるんだ?」足がガクガク恐怖で震えていた。
もちろんペニスは無くなったの?と思うくらい縮こまり、下腹部にめり込む程、小さくなっているのが分かる。
暫く歩くと、見上げるくらい大きな門が現れ、そこには、連れてこられた鬼と同じ格好をした鬼がいて、目で合図したのか、重たそうな扉を二人の鬼が、押して開いてくれた。
「ぎぎぃ~~、ぎぎぃ~~」と、その重みを表している音を立てながら、扉は開いていく。
その扉の先に、また道があり歩かされた。かなりの距離を移動したにも関わらず、疲労感はなかった。
地道でもちろん裸足であったが、苦痛は一切感じていない。
歩く先に、御殿のような建物が見えて来、その御殿自体も、自ら金色に光輝き、二階建て
・三階建てにも見える不思議な建物であり、その前に立っただけで、足の震えに加え、唇まで震えて来た。
「さぁ、大王様がお待ちだ、粗相のなきよう!」
御殿の扉を開け、中に入って行くがどこまで続いているのか?と思える程長く赤い絨毯が敷きつめられた廊下があった。
鬼が先に歩き、その後ろを勝は付いていくが、中に入ってからは、後ろにも鬼が付いて来ていた。
逃げ場がないとはこの事である。
延々と歩き続け、やっと主がおられそうな部屋の前に着いた。
先頭の鬼が扉の前に一歩出て大声で声を掛けた。
「大王さま、畜生を連れて参りました。入ってもよろしいでしょうか?」
無言で、扉が開いた。
鬼は頭を下げたまま、部屋に入っていく。
それに倣い、勝も中にはいる。喉がカラカラで声も出ない。生唾を飲もうとするが、唾液も出てこない。
大王であろう者の前で止まり、膝をついて一礼した。勝も倣った。
大王が声を発した。思わず顔を上げる。
そこには、何度か本やテレビで見た記憶がある、閻魔大王そのものがいた。
「ボクは、死んだのか?」心の中で呟く。
鬼より腹の奥底まで響く声で話始めた。
「河合勝!夢が現実になる経験はどうであった?お前の力ではない。私が与えたものだ。
人間の夢は、己でコントロールできぬ。いかに欲望があろうと、それが夢になる事は少ない。
夢は全て私がお前に見させ、それが現実となるよう私の力を使った。今は、混乱して何の事か分からないであろう。
しかし、ここに来た事で、お前にも私の力が備わって来る。それは、私が人間と交わり出来た子供がお前であるからだ!
もう一度言う、お前は、私の息子なのだ!現世に戻れば、その力がいかほどの物であるか?身を持って知るがよい!
私は、天の神と同族であり、唯一無二の存在だから、私の代わりにお前は成れぬ!ここに、水晶の玉がある。これを渡そう。
その玉の力で、欲しい物はなんでも手に入るであろう!その力を悪に使うか、善に使うかは己で決めればよいが、所詮人間の世での善悪があって、こちらでは全て善である。
私が死後人間を裁く事などしておらぬ。所詮人間の行いは、善である。
また、人間が考えるような天国や地獄も存在せぬ。ここでの長居は望まないであろうが、一時でも力を貯める為にも留まるがよい!」
勝は、何が何だか理解できていない。
いきなり呼び出されて、閻魔大王の息子である!と言われても、反対に困る。
また、閻魔大王が言っている意味も理解できていない。
早く帰りたい!ただ、それだけである。それなのに、ここに暫く残れ?頭が完全に混乱している。
鬼が勝を促し、部屋から出るよう合図した。
言われるまま、部屋から出て別の部屋へ案内された。そこには、大きなテーブルがあり、豪華な料理が並べられていた。
「好きなだけ食べろ!用事があれば、そこの者に頼むといい」と言って、出て行った。
「好きなだけ食べろと言われても、一人じゃないか。それに御付きの者がこちらを見ているし、落ち着いて食べられないじゃないか」と、
愚痴を言いつつ一口食べてみた。すると、食べるごとに、体の中から力が湧いてくるような感覚が生じた。
「な、何なのだ?この食べ物は!」
結局、お腹一杯になるまで食べてしまった。
お腹は一杯になるし、強靭な体を手に入れた気がした。
直に自分の体を触ってみると、今までブヨブオだった体が、カチカチの筋肉で覆われていたのに驚いた。
「これが、大王が言っていた、力を貯めると言う事なのか?」
「ブ~~、ブ~~」と言う音で、目が覚めた。
慌てて周りを見回すと、自室に居る事が分かって安心した。
「夢だったのか?本当に閻魔大王に会ったのか?」ボ~~としている頭を振り、考えるが答えなど見つからない。
いつもの朝のように、朝食も摂らずスーツに着替え、ふとテーブルの上を見ると、水晶の玉があった。
やはり大王に会ったのは事実のようであった。
家から出て駅へと向かおうと思った途端に駅に着いていた。
「エッ?俺どのようにしてここまで来たのだ?」
いつもは、バスに乗り20分くらい揺られてやっと駅に着くのが、停留所に行く感覚で駅まで来ている。
「これが、鬼イヤ大王の力か?」ならば、と試しに会社まで歩こうと考えた。
結果は、数分で会社に着いた。「どうなっているのだ?瞬間移動したのか?」
掃除のおばちゃんが、「今日は、お早いですね」と、声を掛けてくる。
自席に付いても、まだシステムが稼働する時間となっていないので、コンビニまで行き珍しく朝食を食べる事にした。
普通のサンドゥイッチなのに、食べるごとに力が湧いてくる。
「口から何かを摂取する毎に、能力が上がるのか?」
仕事のスピードも格段に違っていた。一日の量が30分くらいで終わっていた。
伝票が回って来るのを持て余すじゃないか~と思っていた所へ、マリから電話があり、今日会えないか?と聞かれ、即答でOKした。
終業まで仕事は終わっていたが、仕事をしているフリをして時間を潰していた。
終業となり、いつもの日本橋まで、また瞬時に着く事ができた。
待ち合わせ時間までかなり余裕があったので、本屋で時間を潰す事にし、近くの本屋へ行った。
そこで立ち読みでもと考えたのだが、1冊が文庫本で、数分で読め、内容も頭に入っていた
「すごいじゃないか!このまま、時間を売っているサラリーマンしている場合じゃないな」と考えている内、時間となり待ち合わせ場所で待っていると、暫くしてマリがやって来た。
今日は、下はドレスなのであろう、上に丈が半分くらいの薄いコートを着ていた。
そういえば、もう秋が深まる11月になろうとしていたのを思い出した。
「まず食事にしましょう」
例の如く、また以前行った日本料理屋へと向かい、今度は違う部屋へと通された。
「何だか、精悍な感じになったわね。自信に満ち溢れている感がヒシヒシと感じるわ。今ここで抱かれたいと思っているもの」
「そんな~、何も変わっていないよ」
「そうよね、一週間と少し離れていただけだ、ものね。さぁ、食べましょう」
マリの妖艶な姿を前にして、食事していると、下腹部の起立は半端じゃなかった。
ズボンまで破ってしまう、のじゃないか?と思うくらい、ズボンの生地がギシギシ音を立てていた。
辛うじて、飛び出すところまで行かず、食事は終わった。
「本当に、前のままかどうか、調べるから行きましょう」
例のホテルへ行き、マリは抱かれたいのであろう。
フロントでチェックインを済ませ、早々に部屋へと向かった。
部屋へ入り、マリは飛びついてきた。頻りに勝の胸を触ってくる。
「ほら~、すごい筋肉ついているじゃない。どこで鍛えていたの?」
「まぁ、家で自分なりに筋トレはしていたけど」
「ちょっと全部脱いでみて。スーツもパンパンになるくらい、マッチョになっているようだから」
仕方なく勝は言われるまま、服を脱ぎ全裸となった。
「すご~い。ベストボディコンテストに出る人みたい。ちょっと触らせてね」容赦なく、胸の筋肉や腹筋、足の筋肉まで触ってくる。
「うっとりしちゃう。どうして?ねぇ、教えて~」
「さぁ、ボクにも分からないよ。普通に筋トレしていたら、こうなっていたのだ」
「たった一週間少しで?あり得ない~~」
また勝のペニスを触り、「ここも一回り大きくなっていない?本当に勝なの?」
「何冗談言っているの。勝だよ!」
「ごめんなさい。あまりにも体の見かけが全然違うので」と言って、
ペニスを頬張ろうとするが、口をいっぱい開けてやっと亀頭部分だけを咥えるのが精いっぱいのようであった。
「やっぱり、無理~。何で、ねぇ何で?」
「ボクにも分からないよ。普通の生活しているのだけどね」
「まぁ、立派な体になったのはいい事だから、ねぇしようよ~~」と首に腕を回してきて、口づけを迫る。
それに、応えてキスをする。
舌を出してきたので、それを吸い自分の舌を絡めていく。ハーフコートはすでに脱いでいた。
背中に手を回して、ドレスのジッパーを下していった。マリも協力して、自分でもそのドレスを脱ぎ去った。
その下には、薄いピンクのキャミソールを着て、ブラ・パンティも同色のもので、いつものようにガーターベルトでストッキングを止めていた。
キャミソールも下から脱がせ、ブラのフロントフォックも外した。中から豊満な乳房が飛び出してくる。
立ったまま、耳、首筋から乳房を通り乳首までゆっくり舐め降りていく。
「はぁ~、あん^ああ~~、気持ちいいわ~」マリは目を閉じ感じ始めていた。
乳首がたちまち立ち、ピンク色が濃くなってきている。マリの手がトランクスにかかり、脱がせていく。脱がせた反動で、ペニスが下腹部にパチンと当たる音がした。
マリを促し、ベッドへと行った。
寝かせたマリの上になり、乳房を揉みながら、陰唇に舌を押し当て、ペロペロ舐めていくと、マリの手が宙を掴むような形で絶叫に近い叫び声をあげだした。
「ぎゃ~~、うぉ~~、お、お願い止めて~~~」
「どうしたの?」
「あなたの舌1枚よね。何枚もの舌が一気にあそこを責めてきているの。感じ過ぎて直ぐにイキそうになったわ」
「え?何枚も?ほら、一枚でしょ」と舌をベロッと出した。
「確かに、一枚の舌ね。でも何であんな感じになったのかな?だから、クンニは勘弁して~、準備はできているから入れて~~」
確かに、マリの蜜壺からは、ボタボタと愛液が滴っていた。
「いいの?」
「ええ、もう十分!でも、何か変」
原因はほぼ想像できたので、マリの言う通り本番へ移る事にした。
マリは、もう息絶え絶えとなっていたので、早々に終わらせようと、両脚を持ちペニスを陰唇に押し当てて、ゆっくりと腰を落としていった。
「うぁ~~、大きい~~、あそこが壊れそう~、でもすごく感じるぅ~~」まだペニス全体の半分くらいしか入っていないが、その位置で送出を繰り返した。
「ああ~~~~、うゎ~~、もう、もうイク~~~。イク、イク、イク~~~」直ぐに体をガクガクと痙攣させ、そのままベッドに落ち、白目を剥いていた。
勝はまだ射精していないので、暫く我慢してもらってと、一気に貫くと、ズブ~~という音がした後、グチュグチュと肉襞を擦る音がし、
マリは覚醒したようで、「出る~~、出ちゃう~~」と叫び、水のようなものが、ピュ~ピュ~と噴き出していた。
それと同時に、勝も精液を蜜壺の中に放出していた。
マリは、全身汗だくで、髪の毛も顔に張り付き、胸の谷間にも汗が溜まっていた。
「はぁ、はぁ、どうなっているの?体が動かないわ」マリは全裸にも関わらず、手足を伸ばして大の字になって横たわり、肩で荒い息をしていた。
「大王様の力かな?今まで、夢で見て来た事が現実となっていたのも、大王の力と聞いたからな~」と、心の中で呟いていた。
「と、言う事は、この玉を持って念じれば、思う通りの事が起こると言うことかも知れない!
それに、ボクはちゃんと両親が揃っているのに、大王の息子??そこの所が、受け入れられなかった」
マリはまだ、横で荒い息をして、「こんなに感じたのは初めてよ。
何度も意識が遠のいていったわ。何時の間にそんなテクニックを覚えたの?」
「ボクは何もしていないよ。マリ以外の女性とも付き合っていないし。覚えがないな~」と誤魔化しておいた。
 家で大王にもらった水晶玉をしげしげと眺めていると、確かに屈折により逆に見えるので本物とわかる。
魔法使いでもないので、この玉から何かを読み取れるわけでもないが、何となく美少女をふと、頭に描いた所、
ぼんやり水晶玉の中に影らしきものが浮かび上がり、その影が明らかに思い描いていた美少女となったがハッキリ見えた。
と、その瞬間玉の中から美少女が、実像として目の前に現れた。
「うぁ~~」勝は腰を抜かしそうになるくらい、驚いた。頭で思い描いた少女なので、自分好みで、スレンダーな肢体なのに、胸やお尻は大きく、漫画に出てきそうな理想的な人であった。
「初めまして、御主人様」恰好は、メイドの服を着ていた。
「初めまして。ようこそ来て頂きました」と、返答になっていない言葉を返した。
「私の名前はメイ。ご主人様に仕える為に来ました」
「そ、そうなの?で、で、いつまでこちらにいられるの?」
「それは、御主人様がお決めになる事です」
「じゃ、何でもお願いすれば、その通りにしてくれるの?」愚問である。
「はい。ご主人様がお望みの事は何なりと、お申し付けください。私に出来ない事はございません」
「じゃ、夕飯作ってくれる?まだ、食べていないんだ」
「畏まりました。今、御主人様が思い描いた料理を作らせて頂きます」その時、勝はステーキを思い浮かべていた。
どっから取り出して来たのか、瞬く間に鉄板に乗って焼き立てで、ジュ~ジュ~音がするステーキが用意されていた。
一口食べてみると、口の中で蕩けるような肉であった。
余りの美味しさで、一気に食べてしまった。
「すごく美味しかった~。ありがとう、御馳走様」
「ご主人様に喜んでいただけると、すごく嬉しいです」と、恥ずかしそうに身悶えしている。
その仕草があまりにも可愛いので、思わず背後から抱きしめてしまった。しかし、決して怒らない。
されるままである。しかし、顔は真っ赤にして、羞恥で少し体をくねらせ、両脚を擦り合わせている。
「可愛い~~」勝は、一瞬罪悪感に襲われたが、好きにしていいと言われているので、このまま少女を犯す事で頭がいっぱいになった。
メイド服姿で、おさげ髪となっているので、耳や首がむき出しである。
耳に口づけをして、首筋に舌を這わせると、「あん、あ~~」小さな声で喘ぎ始めている。
耳が真っ赤になっている。色白なので、余計に赤くなった部分が目立つ。
メイド服の上から手を差し入れ、生の乳房を触り、やさしく揉みだした。
体は子供に見えるが、乳房は立派なものであり手で覆えないくらいの大きさであった。柔らかい。
指が沈みこんでいく。またその先にある乳首も小さいが、指で捏ねていると、大きくなってきた。
「あん、あん、あ~~、気持ちいいです。ご主人様~~。そこイイ~」
「ここが感じるの?」
「ええ、とても感じます。私そこ弱いのです。そこを弄られると、あそこもグッショリ濡れてきます。言っている間に、あそこがジンジンしてきました」
「ほう~、あそこも濡れてきているの、調べてみるね」もう完全に助平なおっさんと化していた。
スカートを捲り上げる。「キャッ!」とまたまた可愛い声を出し、一応抵抗する。それで余計に欲情している自分がいている。
手を除け、スカートの中を除くと、ブルマのような白い下着を履いていた。
「おお~、ますますメイドさんじゃないか!」
花の香りのような清々しい匂いに、やや酸っぱい匂いが混じって、鼻をくすぐる。
その下着に指を掛けて、一気にズリ下した。
目の前に現れたのは、本当に少女じゃないか?と思える、陰毛がない、縦の割れ目が飛び込んできた。
「す、すごい~~。ね、年齢はいくつ?」
思わず聞いてしまった。生唾をゴクリと飲んでしまった。
「18歳です。ここに毛がないから、聞かれました?成長が遅いのでしょうか?まだ、生えてこないのです」
その割れ目に沿って、指をツ~~っと撫でおろすと、「は、恥ずかしい~、ベッドで横になってよろしいでしょうか?」
「ああ、ゴメン。立たせたままだったね。じゃ、ベッドまでお連れするよ」
「ご主人様に、エスコートを受けるのですか?恐れ多いですが、嬉しいです」
手を取り、少女をベッドまで連れて行き、座らせる。
自分も来ている物を脱ぎ去り、トランクス一枚となった。
それを見て、少女は手で目を隠してしまった。「少し、焦ったかな?」脱いでしまったものは仕方がない。
少女に寄り添い、ゆっくりと寝かせる。
されるがまま、少女は横になり、手を胸の上で組む恰好をしていた。
向こう向きにさせ、背中にある服のジッパーを下して行き、肩から服を脱がせてワンピースのようになっていたので、そのまま全てを脱がせた。
白のブラで下半身は、さっき脱がせたので、何も履いていない。残っているブラもフォックを外して取り去る。すかさず少女は、胸を隠す恰好を取っていた。
少女に覆いかぶさり、キスをしながら、少女の手を持ち、もうすっかり勃起しているペニスをトランクスから出し、握らせた。
一瞬驚いたように、目を見開いたが、キスを受け入れる為に、ゆっくり目を閉じていった。
唇は、甘い香りがする。吐く息も甘い、甘美な物であり、鼻孔一杯に吸い込んだ。若いエキスを体内に取り込んだように、すごく元気になってきた。
「ご主人様のおちんちんは、すごく大きいのですね。私も初めてではないですが、こんなに大きな物は初めて触りました。
先もすごく張っています。それと、先からヌルヌルしたものも出てきています」
一頻りお互いに舌を絡ませ、勝は同時に少女の乳房もやさしく揉んでいる。
「うっ、うう~~」口が塞がれているので、喘ぎ声が苦しげだ。腰をクネらせ、内またを擦り合わせている。
その小さな乳首に吸い付き、舌で転がせる。
「あん、ご主人様~、あそこがジンジンしています」見ると、陰唇から透明な液体が溢れだし、シーツに小さなシミを作っていた。
お腹から下腹部へと、舌を這い下げていく。
つるつるの女性器を見るのは、初めてであったので、しげしげと見入ってしまった。
「あまり見ないでください。恥ずかしいから」
ふと我に返り、割れ目を舌で広げていく。
そこはもう愛液でヌルヌルになっていた。
無毛の陰唇に相応しく、中は綺麗なピンク色をした肉襞があった。
その上にポツンと存在を誇示している蕾があった。クリトリスである。
まだ皮に覆われたままであったので、舌でその皮を剥き、クリトリスを露出させる。
ピンクの真珠のように光輝いていた。
そのクリトリスに触れるか、触れないかくらいの強さで刺激を加える。
「そこ~、いい~、すごく~~、あ、あ、あ~~」愛液が更にドクドク溢れてきている。
普通の女性では、チーズ臭がするのだが、少女のそれは、やはり花の香りが漂っている。
唾液と愛液でクリトリスは、しっかり立ってヌラヌラと濡れ光っている。
「ご、はぁ、御主人様の、ああ~、おちんちんを~、ああ~、入れてください~~~」
勝にしがみ付いて来て、懇願している。
少女の両脚を持ち、股の間に体を入れて、ペニスを陰唇に当て、ゆっくりと腰を落としていく。
「ああ~、来た~、大きい~、私のアソコがいっぱいに、ああ~、お、奥まで当たっている~~」
ペニスの先を子宮口に当て、その位置でグリグリ、ペニスで捏ね回す。
「ああ^、イ、イッて、いいですか?イック~、イク、イク、イク~~~」それに合わせて、勝もピストン運動をフルにして、一気に頂点まで登り詰めて、大量の精液を少女の子宮口に向けて、放った。
「熱い~、いっぱい熱いのが、ああ~」ガクガクガクと体を痙攣させて、少女もアクメに達したようだ。
グッタリした少女が呟くように話出した。
「ご主人様、すごく良かったです。ご主人様も良かったでしょうか?私が、この世に現れる事が出来たのも、御主人様のお蔭です。
今後ご主人様のお世話や必要な事は全て私が行います。もちろんご主人様をお守りするのも私の役目と考えています」
「心強いね。こんなに可愛い子に守られると言うのも、失礼だけど少々抵抗があるのが正直な気持ち」
「当たり前ですね。では、私の能力をお見せしたいので、一緒に外出して頂けますか?」
「うん。いいよ~。誘拐犯に間違えられないように気をつけるわ。年齢が違いすぎるのでね」
勝は早々に着替え、少女はいつの間にか、普通のジャケットにGパン姿になっていた。驚く事ばかりである。
二人で夜の街へと向かう。
少女は、さっさと裏道に入って行く。「おいおい、こんな所へくると良からぬ連中が居ているじゃないか?」少女はニッコリしている。
案の定、いかにも見るからにガラの悪そうな若い男達がたむろしていた。
全員こっちを見ている。勝はそれだけで、ここから逃げ出したくなっていた。
それなのに、少女は、その男たちに近づいて行き、「街のゴミ達が、することもなくボ~~といているんじゃねぇ!」と啖呵を切った。
「え?何言っているんだ?喧嘩売ってどうするつもりなんだ?」路地裏なので、周りにボク達とガラの悪い男達5名以外誰もいない。
「なんだ~~?可愛い顔して、立派な事言ってくれるじゃねえか!さっさと、子供はお家に帰って寝とけ!」男達の中の一番若そうな者が、反発してきた。
「クソ野郎どもが!お前たちこそ、さっさと家にと言っても、帰る家もないだろうが!世間のゴミなんだよ!」
「なにを~~」その中の一人が少女目がけて殴り掛けて来た。
それを、サラリと躱して、目に見えないスピードで、その男の鳩尾に少女の拳が入っていた。
衝撃の上に、当たった瞬間抉ったのであろう、男は悶絶してその場で口から泡を噴いて倒れた。
体をくの字にして、もがいている。男達の目の色が変わった。
戦闘モードに入ったのであろう。
中にはナイフを取り出した者やメリケンサック、警棒のような物を取り出して、一斉に少女に襲いかかってきた。
少女は、男達を極力自分に近づけてから、その場で飛び上がり、その際最前列に居た男の顎を膝で蹴り上げていた。
残っているのは3名だが空中で、残り3名を足蹴りで次々に全て急所を狙い、一発で全員を地べたに這わせていた。
「え??どうなっているのだ?」道傍で男達が転がり、口から血を吐いている者や、白目を剥いて気絶している者などで、うめき声だけが路地裏に響いていた。
ケロリとした顔で、少女は着地して、別に汚れも付いていないが、体を叩いて腕組みをしていた。
「す、すごい!男5名を一瞬で倒してしまうとは!それも普段から喧嘩ばかりしている連中を!」
「これで、ご理解頂けましたでしょうか?ご主人様。たとえ相手が拳銃やマシンガンを持っていても、勝つ自信はありますから」
「そ、そうだろうね。アッと言う間の事だったので、開いた口が閉じられないよ」
少女は、いきなり勝の股間を握ってきた。
「さすが、御主人様です。このような場面では、普通の男は、局部が縮こまっていますが、
通常と変わりません。度胸が据わっているのですね」
「へ?そうかな?今は心臓バクバクしているのだけど」もともと勝は、大王の力で強靭な体を手に入れているので、そうなっていたのかも知れない。
 数日後、またマリから連絡が入った。
「例のホテルで会えないかしら?いよいよ事業を興そうと思っているの。時間作れる?」
「ああ、大丈夫だよ。じゃ、今日の6時にそのホテルで」
6時少し前に、ホテルに着いていた。散々断ったのに、少女は付いてきていた。
「お待たせ~。何、その子?」
「ああ、ボクのボディガード」
「ボディガード?その子が?反対じゃないの?ひょっとして新しい彼女」と、マリは耳元で囁いてきた。
「あの~、申し遅れましたが、私は佐伯メイと申します。ご主人様が申されました通り、この方のボディガードです。
実力はご主人様がよくご存知かと。これからもよろしくお願い致します」と言い、ペコリと頭を下げた。
「あ、初めまして川瀬マリと申します。この方とはビジネスパートナーになります」
「断ってのだけど、どうしても付いてくると言うので、申し訳ない」
「構わないわ。ビジネスの話をするだけだから」と、マリはそっけない。やはり、女性を連れて来た事を良く思っていないのであろう。
「これから二人で、仕事の話なので、名前初めて知ったのだけど、メイさんロビーかカフェででも待ってくれますか?」と、お金も合わせてメイに渡した。
「承知しました。ご主人様。ごゆっくり、お話しください」
メイは、やっと勝の傍から離れてくれた。
レストランに行き、マリを座らせてから、自分も座る。
「あなたも隅に置けないわね。どこであんなに可愛い子を見つけてきたの?16歳以下なら犯罪よ」
「年齢は18歳と言っていたよ。事情を説明しても信じて貰えないだろうけど………」と、大王と会った事や水晶玉の事を話し、実物を見せた。
「へぇ~。何だかおとぎ話のようね。信じ難いわ。で、あの子がその玉から出て来たの?
まぁ、そういう事にしましょう。本題に入るわね。これから私達が立ち上げようとしているのは、投資をコンサルする会社よ。
名前は「山河信託ファイナンシャル」よ。あなたと私の名前を合体させたの。今、司法書士へ株式会社の登記の準備を依頼している所。
それと、オフィスは私が居た会社の傍の日本橋で交通の便利な賃貸を見つけたわ。その手付も払い終わっていて、必要な家具や事務用品も中古店で全部揃えたわ」
「何から何までしてくれて、申し訳ないと言うか、パートナーはボクでいいの?」
「もちろんその才能を見込んで、私がお願いしたじゃない。で、掛かった費用の半分は出して欲しいのよ」
「それは当然払うよ。いくら払えばいいの?」
「ざっとだけど、1000万円。大丈夫?」
「ああ、そのくらいならこの間の株で儲けさせてもらったので用意できるよ。じゃ、マリの口座に振り込んでおくね」
「請求明細はいらない?」
「要らないよ。マリを信頼しているから」
「そこで、事務員を考えていなかったのだけど、さっきの子雇えるかしら?」
「こっちが断っても向こうから来るよ。ボクのボディガードと思っているから」
「見た感じ華奢だけど、ボディガードとしてどうなの?」
「それは、立証済だよ。やくざに成りきれない喧嘩ばかりしているような連中5名を一瞬で倒したからね。一発で誰一人起き上がれなかったわ」
「へぇ、見かけによらないわね。そんなに強いの?それで、あの子ともう寝たの?」
「そんな関係じゃないよ。ボクの事をご主人様と呼んでいただろう」
「そうだったわね。どうしてもあまりにも可愛いので、男って誰とでも寝られる生き物だから」
「まぁ、外れてないけど、あの子とは何もないよ」
「分かったわ。じゃ、食事して今まで頑張ったご褒美に私を抱いてくれる?」
「もちろんだよ。でも大丈夫?前は、ボクの物が大きすぎて全部入らず、気絶までしちゃったけど」
「そうだったわね。ゆっくり優しくしてくれれば大丈夫かな?あの子は部屋まで入ってこないわよね」
「そのように言っておくよ」
レストランから出て、メイにその旨伝えた。
「承知しました。しかし私はあなたを守る役目がありますので、あの人には内緒で姿を消し、同席させて頂きたいのですが」
「そんな事できるの?まぁ、見えないならいいけど、変な事しないでね」
「はい、わかりました」と、言うとフッと姿が消えた。
「どこにいているの?」
「ご主人様の傍におります。では、参りましょう」ちょっと手を触れてきたので、そこに居る事は分かった。
そんな事も知らずに、マリは「さぁ、行きましょう」とチェックインを済ませ、エレベータで部屋へと向かった。
「久しぶりって感じ、優しく愛してね」
「シャワーでも浴びる?ゆっくりできるだろ?」
「ん~、意地悪~。もう待てないの!直ぐに抱いて~」目がもうトロンとしている。
マリを抱きしめて、キスをした。彼女の方から舌を差し入れてきて、勝の舌を探し絡めてくる。
吐息が甘い中に、淫靡な香りが混ざっていた。
ジャケトを脱がせ、ブラウスの上から、乳房を揉む。ブラの感触があるが、マリは熱い吐息を吐き、喘ぎだしていた。
勝も、スーツの上着を脱ぎ、ズボンもずらせて、シャツも脱いでトランクス1枚姿となった。
マリのブラウスのボタンを外して行くと、勝のトランクスからペニスを引出し、ペロペロ舐める感触が背筋を走った。
メイがしている事は直ぐにわかった。「コラッ!」と小さな声で窘めるが、「何?私何もしていないよ」とマリが言いだしたので、さっきの言葉を訂正した。
マリのブラウスも脱がせて、スカートに手を掛けて、フォックを外してストンと下に落とした。メイのフェラは続いている。
「くっ!」頭を叩くが、止めようとしない。
マリは、真っ赤な色で統一されたブラとパンティを履いていた。もちろんガーターベルトでいつものように、ストッキングは止められている。
フロントフォックのブラを外すと、ボヨ~ンと言う言葉が相応しい巨乳が飛び出してきた。色も白く、先の乳首もピンク色だ。
その乳首を啄むように、口づけをする。
「ああ~、いいわ~。あなたの舌最高に気持ちいい~」マリの内またを撫でると、そこはもう愛液で濡れていた。
不思議に思い、パンティのクロティの部分を触ってみると、何と穴あきのパンティを履いていた。
「おお、マリ!アナパンか?」
「そうよ、脱がなくても挿入可能~。もう、わたしのあそこ、グショグショよ」確かに、陰唇が直に触れるし、そこは熱く泉のように愛液を垂らしていた。
「あん、やさしく触って~」
「ベ、ベッドに行こうか」と、マリの手を取り、ベッドへと誘導する。メイがやっとペニスから離れてくれた。今は何処に居ているのか分からない。
マリを寝かせ、穴あきパンティをしげしげと見てみる。
「初めて見るけど、うまく出来ているね。あそこが丸見えだよ」
「いや~~ん、恥ずかしいわ」と両手で局部を隠す。その両手をそっと除けて、ヌメヌメと光っている陰唇に舌を這わせた。
「あ、あ、ああ~~、気持ちいい~、クリちゃんはやさしくね」
「あふ~~」勝が呻いてしまった。
トランクスをずり下げられ、お尻を広げ肛門を舐めている奴がいている。「うう~~」
「ああ、あ~~~」「うう~~」二人で喘ぎだしている。
お尻の方に手をやり、メイの頭を再び叩く。
しかし、一向に止めず肛門内に舌を挿入してきた。「ぎゃふ~~」
「どうしたの?さっきから、何を言っているの?私に集中している?」
「ああ、もちろんだよ」と、再びマリのクリトリスを優しく舐め始めた。
真っ赤なパンティは、唾液と愛液でその部分が変色していた。
ツンと突き出たクリトリスの周りを舐めては、先を舌全体で覆うようにする。
「あ、あ、あん~、はぁ~~、いい~~、もっと舐めて~」
その声を聞いて、勝のペニスは完全勃起状態で、先からは先走り液がポタポタと落ちていた。
メイは相変わらず、肛門を舐め、次に指を挿入してきた。
「うほ~~」思わず声が出てしまう。目に見えないが、セックスに参加してくるとは想像もしていなかった。
もう3P状態である。
もう早々に済ませようと考え、マリの両脚を持ち、パンティを履いたまま、ペニスを陰唇に宛がい、腰を落としていった。
「ああ~、大きい~、あなたのおちんちんで私のあそこいっぱいになっているわ~」ズブズブと音を立てながら、ペニスが蜜壺に入っていく。
「ああ~、奥に当たっているわ~、子宮が壊れそう~」ピストン運動をゆっくり始めた。
「ああ、うぉ~~、ぎゃ~~」そんなに感じるのか?と不思議に思い、結合部に手を当てると、別の手がマリのクリトリスを弄っていた。
「おいおい、もういたずらはそのくらいにしてくれよ」と、心の中で呟く。
それが聞こえたのか、メイはあろうことか、勝の玉袋をモミモミしてきた。
「うぉ~~」一気に射精感が高まってきた。
マリも子宮口を責められ、同時にクリトリスも責められているので、「ああ、ダメ~、イクわ~~、イク、イク、イク~~~」と叫び、膣内が急激に収縮したため、勝も一気に熱い蜜壺の奥へ精液を放出していた。
マリの体は、ガクガクガクと痙攣を繰り返している。
勝も、腰に電流が走るような快感で、何度も放出を繰り返していた。
「もう、もう、いいわ~、グッタリしているの~、あ~~、触らないで~」腰を振りながら、その刺激から逃げようとしている。
勝は何もしていないので、またメイがマリのどこかを触っているのであろう。
次に、勝のペニスが温かい物に被われる感触を受けた。メイがもう萎んでいるペニスを咥えているのだろう。
さっき出した所なのに、メイに舐められているうち、また大きくなってきた。
マリは、横で放心状態のように、大の字になり、肩で息をしていた。
シーツは行為そのものは激しくなかったが、メイのせいで、かなり乱れており、大きな濡れたシミができていた。
手さぐりで、探っていると柔らかな乳房に触れた。
メイも全裸となっているのであろう。その柔らかな乳房を揉みだし、乳首あたりを指で捏ねまわした。
押し殺した喘ぎ声が聞こえる。ふとマリの方をみたが、気づいていないようであった。
メイの体を引き寄せると、その全身を触る事ができた。
小声で「メイも欲しいのかい?」「はい、御主人様」メイの陰唇の部分を触ってみると、もう既にかなり濡れていた。
ヌルヌルの液体が勝の指を誘導するように、その中に滑り込ませた。
「ああ~、いい~、中で上の方がザラザラしている所を擦って~」言われた通り、その部分に中指と薬指を挿入して、初めは弱く、徐々に強く刺激していくと、
「あ、あ、出る~、出ちゃう~~」と叫び、小水のような物が手に当たってきた。メイが潮を噴いたのである。
チラッと、マリの方を見てみると、相変わらず放心状態が続いていて、こちらに気付いていないようであった。
「ご主人様、あなたのチンコを私のマンコに入れてください」
「ええ!今、ここでか?」お互い心の中で話している。
「はい、ご主人様。後でしっかりお守り致しますから。お願いします」
勝は、メイの両脚があるだろう場所に進み、手さぐりで陰唇を探し当てた。
もうそこは、熱くヌルヌルとなっていた。そこに自分のペニスを当て、ゆっくり手を添えながら挿入していった。
「ああ~、いい~、御主人様~、メイ感じています。もう、もう、直ぐにイキそうです」
ピストン運動を徐々に激しくしていく。
「あん、あん、あん、イク~、イク~、イクぅぅぅぅぅ」メイの体を支えていた腕に、その痙攣が伝わってきた。
勝も同時に射精していた。ベッドの少し上に、精液が溜まっている。
宙に浮いているように見える。勝は、一度に二人も相手にしたので、ガックリしていた。
マリが、「シャワー浴びてくるね」と言い、浴室へと向かって行った。
「良かったです。ご主人様」今度は、声を出してそう伝えてきた。
「メイも良かったよ。ずっと離さないからね」
「嬉しいです。ご主人様~~」と言って、抱きつき激しくキスをしてきた。
マリが浴室から出てきて、「あなたもシャワー浴びたら?」
「ああ、そうさせてもらうわ」勝が浴室へ向かうと、明らかにメイの存在がそこにあった。
浴室では、メイと二人でシャワーの掛け合いや、乳首を弄ったり、ペニスを握られたり、ふざけ合って、ようやく浴室から出ると、マリはしっかり着替えを済ませて、
「時間がないから、先に帰るわね」と言って、さっさと部屋から出て行った。
マリがロビーに降りて来たのを、知らない男が待っていた。帽子を被り、サングラスをかけていて、黒ずくめのスーツを着ていた。
男がマリに話し掛ける。「大丈夫なんだろうな。あの男は、お前を完全に信頼しているようだが、安心は禁物だぞ。大切な金蔓だ!」
「分かっているわよ。長い時間かけて、私の虜に仕上げたから、もう少しであいつから大金を巻き上げるわ」
二人は、タクシーに乗って、どこかへ消えていった。
そんな事も知らず、勝はメイに元に戻っていいと伝え、メイが姿を現した。
「私には、何でも見えるのです。今日、ご主人様が会った人は、良くない人です。お付き合いは止められた方がいいです」
「マリが?そんな事ないだろう。これから一緒に新しいビジネスを始めようとしている、大切なパートナーだよ」
「彼女の後ろには、悪い人が集まっている組織があります。ご主人様は狙われています」
「マリのバックに、組織がいている?本当かぁ?」
「ええ、私は大王様から遣わされた、大王様の一族の者です。あなたをお守りする為に、命を受けてこの世に参りました。私を信じて下さい」
「もちろんメイの事は、全面的に信頼しているよ。ましてやあの大王様からの使者なら、特にね」
「ありがとうございます。そこで相談ですが、いきなり彼女から逃げない事です。そうすれば、必ずその組織から命を狙われます」
「ええ!そんなにヤバイ組織なの?やくざ?」
「それに近いですね。一応は会社組織となっておりますが、詐欺や売春、一部では覚せい剤を扱っていると聞きます」
「それって、まさしくヤクザ組織じゃないか!」勝は、体が震えてきた。
「ご安心ください。何が起ころうと、私がご主人様をお守り致しますから」
「メイが言っているのだから、本当だろ。よろしくお願いします」
「はい、承知しました。私のパワーの源は、ご主人様から愛される事ですので、その事もよろしくお願い致します」
「ああ、もちろんだよ。ボクの理想な女性なのだから、断られたらショックだけど、メイがいいと言うなら、いくらでも愛し合うよ」
「嬉しいです。では、明日からも普通にマリと接触してください。いざとなれば、私は常に傍に付いておりますので、ご安心を」
メイに軽くキスをして、部屋から出る事にした。
 数週間後、ついにマリを含めその組織が、牙を向けてきた。事前にメイから助言があったので、「お~、ついに来たか~」って感じで受け止める事が出来た。
マリから連絡があり、いよいよ本登記も終わったので、新しい事務所に来て欲しいと言う内容が伝えられた。
その事務所へ行ってみると、マリが机に向かい、社長が座るような椅子に座っており、応接セットには、黒づくめで屈強な男二人が座っていた。
「ここが新しい事務所?それに、この人達はどちら様?」
マリは黙っている代わりに、男の一人が立ち上がり、「ここの事務所の賃貸契約に係る費用・会社登記や諸経費含めて、1億円頂けますよね」と、鋭い目で睨んできた。
「どういう事だ?マリ!」
「気安く名前呼ばないで欲しいわね。その者が言った通り、一週間の猶予を与えるのでお金を用意しなさい!
さもないと、東京湾に沈む事になるわ。ハハハハ~」何が可笑しいのか?声に出して笑っている。
「初めから騙すつもりで、ボクに近づいてきたのだな。お金を増やさせそれを吸い上げるのが目的だったのか!」
「今頃気づいたの?お坊ちゃまね。あなたが経営できる程、この世の中甘くないわよ。そうそう、警察とかに行きたかったらどうぞ行って頂戴。
すべてあなた名義での借り入れとなっているので、こちらは正当な要求をしているのだからね」
「なんて女だ!地獄に落ちるがいい」
「いくらでも吠えるといいわ。でも今の言葉聞き捨てならないわね。ちょっと痛い目に合わないと分からないようね」マリは男達に合図した。
男達が動こうとしたその瞬間、何者かが目にも止まらぬ速さで、勝の横をシュッと言う音と共に動いた。
たちまち男達は、床に這いつくばって呻いている。一人は右腕を完全に折られて、腕が反対を向いていて、もう片方は血反吐を吐きながら、床を転がりながら胸を押さえている。
勝も目を剥いたが、マリの方が真っ青になり、立ち上がっていたが、脚が震えて机に手をつかないと、倒れそうに驚いていた。
「早く救急車を呼んだ方が良さそうだよ。あ~、それと今後ボクに近づけばこのようになる事を肝に銘じておくんだな!」と、啖呵を切って部屋を後にした。
後ろで、やっと声が出せられるようになったのか、マリの大きな悲鳴が聞こえていた。
「相変わらず、スゴイなメイ」
「ありがとうございます。あれくらいは、朝飯前の事でございます。さすがに何万人クラスの軍隊とは戦えませんが」
背筋が寒くなったが、これで一件落着だろう。
その後、マリからは一切連絡は入らなかった。
「ねぇ、ご主人様いろいろあってお疲れでしょう。二人で客船に乗って世界一周旅行に行きません?」
「おお~、豪華だね。お金もあるし、メイへのお礼も含めて、行っちゃおう~」
「嬉しい~~、ご主人様を独占できるのですね」
「善は急げ、今から旅行会社へ行って、直近で行けるコースを探そう。それから、数か月船に乗るから、明日はメイのドレスや洋服をいっぱい買わないとね」
「そこまでして頂けるのですか?畏れ多い事です」
その時、腹に響くような声が聞こえた。
「私だ、閻魔大王である。我が姪を可愛がってくれよ、息子よ!そちらの世を楽しむが良い。
そしてその子と結ばれるがよい。私の子孫をそちらの世に増やせて欲しい。
そちらは、不完全な人間によって、またお互いを不幸にしている。その度に、お互いを戦わせた事もあった。
そちらの世を是正できるのは、私の子孫だけだ。勝イヤ、閻魔スガルノ尊、後は頼んだぞ」
「メイ、聞こえたか?」
「ええ聞こえましたよ」
「そういう事だったのか!これからもよろしくお願いします。それと、もうご主人様と呼ばないで、名前で呼んで欲しい」
「畏まりました。勝様」メイは勝の腕に縋って、豊満な乳房を押し付けて満面の笑顔で付いて来てくれている。
そして、二人は都会の雑踏の中に消えていった。
メイの影は、鬼の形となっており、誰もそれには気づいていなかった。

夢の中で

どう終わらせようか?
かなり悩みましたが、結局非現実的な物語として終わらせました。

もっと勉強致します。

夢の中で

三流大学を出て、就職できたのはいいのだが、中小企業の経理に配属。 日々伝票処理に追われる毎日であったが、ある日から夢で見た事が現実となっていく事に気づき 夢は、自分でコントロールできないので何が起こるか?を予測するだけであった。 その力を得た理由もわかり、主人公はその力を利用する事なく、ありえない世界と繋がっていく事を受け入れる物語です。 これは「官能小説」であり、強い性的表現が多数出てくる事をご了承の上、読んで頂ければ幸いです。

  • 小説
  • 中編
  • 成人向け
  • 強い性的表現
更新日
登録日
2015-10-28

Copyrighted
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  1. 夢が現実に
  2. 美しい彼女
  3. 友恵
  4. 閻魔大王