降水確率0%
好きでした。
いつからか覚えていないくらい
気がつけばあなたを思っていました。
「ごめんなさい、元気でね。」
今まで何度かお世話になって会話もしたのに 名前だけしか分からなかった
最後に交わした言葉に温度はこもっていたのか
4月の雨は冷たく寒かった あなたの温もりは貰えないまま
桜も私の恋も散ってしまって
雨は止むことはなく、だけど涙は流れなかった。
愛人でも、体だけの関係でもいいから 一緒に居たかった
独りは嫌です 寂しいです。
好きでした。
本当に大好きでした。
降水確率0%
恋することに罪すら感じる。