バースクリアリトルラント

まだ完結していませんが呼んで頂けると光栄です(^◇^)

「ねぇ...ねぇってば...」
うぅん・・・。なんだ何が起きたんだ?
俺はさっきまで家族と一緒に車の中にいたはずなのに・・・。
「おーい。大丈夫か~い?」
ん?だれか呼んでる。でも聞き覚えはないな・・・。あれ・・・体が動かネぇ。
「あらら、こりゃ死にかけてるね~。」
「ん~。ちょいとどけてみな」
うぉ。まだ人がいたのか、てか返事した方がいいよな。
あれ・・・、くそ、声も出ねぇ・・・。
「ちょっと調べるけどいいかな?・・・って声も出せないのか・・・」
コツ・・・コツ・・・コツ・・・
誰かが近ずいてくる・・・。ぁあ、俺の体どうなってるか調べてくれるのか・・・。
「バースト・・・。解析・・・、分解・・・、修復・・・、修復・・・、修復・・・。」
なんだ、なんだか温かいものに包まれてるような...。
「よ~し、治療完了♪ちょいと君、もう動けるはずだから動いてみな。」
ん?俺のことか?
言われたとおりに体を動かしてみることにした。とりあえず腕動くかな・・・?
さっきまで動かなかったのが嘘のように腕が自然に動く。
「ぉお!動く・・・!動くぞ・・・!」
俺は動くことになぜか知らんがすごく感激し飛び起きた。
「わぉ。勢いよく立ちあがったねぇ~」
「お♪治ったんだ~。よかったね♪」
話しかけられた方を向いてみるとそこには美少女が二人立っていた。
「ぇっと、あなたたちが俺を治してくれたんですか?」
彼女たちは、僅かな微笑みを見せながら答えてくれた。
「いいや、正確には治したわけじゃない。まぁ簡単に言うと君の体を改造したのさ。」
へ?改造っていったかこの子…?
「ぇっと…改造って?」
「いやまぁ、君の体を構築する物質を解析して分解し、そして修復したんだよ。」
・・・。理解不能だ…!!俺の体を分解して修復しただぁ?ありえないだろ!
「とりあえずありがとうございます。それと質問したいことがあるんですが…。」
「なんだい?」
そこで先ほどから疑問におもってたことを一気に投げかける。
「俺の家族はどこですか?それとここはどこですか?そしてあなたたちはいったい何者なんですか?」
自分でもしまったとおもった。さすがにこれは一方的過ぎたか・・・?
だが彼女たちは気にとめたそぶりも見せずに一個一個説明してくれた。
「え~とねぇ。私が来たときゎぁ~。君以外誰もいなかったよぉ~。それとぉ~ここはリトルラントって街のすぐそばの狩り場だよぁ~」
・・・・・・・・・・・・・・・・。
リトルラントってどこだ…?てヵ俺以外誰もいなかったって、どういうことだ?さっきまで一緒に楽しくドライブしてたじゃないか。
そう考えてるうちに次の答えが返ってきた。
「そして私たちはリトルラント最大の武術学園。バースクリアリラントってとこの生徒だ。」
まったくわからん。どこの世界だここ。絶対地球じゃねーだろ。わかった、わかったぞ。あれだ俺は夢を見てるんだ。そうだそうだ。多分ここで眠れば元の自分の意識が復活するはずだ。ハハハ、我なりにすごいリアルな夢を見たものだ。
「それと君の質問にはなかったが君がここにいる理由を教えよう。」
へ・・・?ここにいる理由・・・?あれ俺の夢だろ?は?意味わかんねーし。
「ゴホンッ。私が召喚したのだ。」
・・・・・・・・・・・。はい、もうどうとでもなって下さい。

それが俺とその子の出会いだった。


俺はなにがなんだか理解できずままでいた。だが眠りから目覚めようとさまざまな努力をした。まず彼女たちにぶったたいてもらった。その次は彼女たちの魔術的なもの(?)で強制的に眠らせてもらった。だが結果的には元の世界に戻れないでいた。さすがに知らない世界で一人でふらふらするわけにもいかず、彼女たちについてきたのだが…。
「あの…、えーと、君。ここって女学園なわけ…?」
「ああ、そうだが何か問題でもあるのか?」
なぜか彼女は不思議そうな顔をしていた。
「そりゃ問題あるよ!女学園に男が入るのには抵抗があるって!」
彼女はやっとわかったようで、なるほどなという顔をしていた。
「大丈夫だ。君は私が召喚したんだ。別に入っても何も言われん。」
ちょいちょい…。違いますよ?俺が気にしてることはそんなことじゃないですよ?
「あのね…?俺が気にしてるのはそこじゃなくてね。女の子しかいない場所に男一人で入ることに抵抗があるの!」
彼女は怪訝そうな顔をしていた。
「そんなものなのか…。だがここに入らないと君はひとりになるぞ?私たちもそろそろ戻らないといけないのだ。悪いが覚悟を決めてくれ。」
正直、知らない世界で一人になるのは気が引ける。俺はしょうがなく彼女についていくことにした。
「そういえば、君の名前は何と言うのだ?」
いまさらだなぁ…。と思いながら俺は答える。
「俺は五十嵐和人。カズトかカズで呼びやすい方で呼んでくれ。そういう君は?」
「それじゃあカズと呼ぶことにしよう。私はサーシャ。サーシャ・サーヴェルトだ。サーシャでいい。」
「わかった。サーシャ、とりあえず覚悟は決めたよ。いこうか。」
「そうか…。覚悟を決めてくれてありがとう。カズが覚悟を決めなければ私も野宿しなければいけないとこだった。」
サーシャはそう言いながら笑った。やっべ…。くそかわいい…。
「どうしたカズ?顔が赤いぞ?」
「いっ、いや!なんでもない!」
「そうか、ならいいんだが…。」
やばいって、あの笑顔は反則級だって!かわいすぎるもん!

俺はサーシャと学園の中にあるという寮に向かっていた。
「なぁ、サーシャ。さっき俺が覚悟決めなかったら野宿することになったとかいってたけどどういう意味だ?」
「ん?ああ、私が君を召喚したことはさっきいったよな?この世界では召喚した者と生涯一緒に行動すると決まっているのだ。」
え…。つーことわだ。俺元の世界に戻れないわけ?まじかよ…。つか俺サーシャとこれから生涯一緒に行動するのか!?最高に嬉しいけど最高に最悪だぁああああ!こんな可愛い子と二人で過ごして俺の理性が保つわけがねぇ!!!!
「なっ!なぁ!サーシャ…、その、この学園の生徒は皆女子だよな?」
サーシャは怪訝な顔でうなずいてくる。
「ということは、この学園の生徒は皆自分が召喚した男と生涯一緒に過ごすことになるのか?それって最悪じゃないか…。」
するとサーシャは苦笑いしながら答えた。
「いいや、普通私たちから召喚される者は全て女だ。まぁ、私は男を召喚してしまったわけだが…。カズなら別にいいかなと思う。」
またあの笑顔でそう言われた。やばい!やばいって!その笑顔殺人的だよぉ・・・!
「でも、ほら、サーシャだって自分が好きになった男と付き合ったり結婚したりしたいだろ?俺がいたらそんなことも出来ないんだぞ?なんかその…俺もサーシャみたいな美少女といたら突然襲い掛かることもあるかもしれないし…。」
サーシャはうつむいていた。そうだよなぁ、さすがに俺みたいなやつを召喚したために彼氏とか結婚とか出来なくなるんだもんな…。
「っぷ…。ふふっ、はははははははwwww」
彼女は盛大に笑っていた。その姿もなんともかわいらしい。やばいな、俺この子に惚れてるかも。
「カズ!おまえはそんなこと気にしていたのかw私はいったろう?召喚したのがカズで良かったと。それにカズは見境なく女を襲ったりするやつじゃない事ぐらい私にもわかるぞww」
「でっ、でもさ!」
それから寮につくまでサーシャは思い出しては笑いを繰り返していた。恥しかったがその顔はとてもかわいらしかった。



さて、ここで問題が発生した。寮に行くまではよかった。寮に入るまでも良かった。だが部屋だ。部屋に問題がある。そう、御察しのとおりさ。俺はサーシャと二人部屋にされちまったのさ。俺はてっきり召喚されたのが男で特例として一人部屋が借りれるものと思っていたのだが…。いや思っていたじゃないな。寮の管理人さんはちゃんと新しい部屋を用意してくれると言ってくれた。じゃぁなぜサーシャと同じ部屋になったのか。簡単なことだサーシャが相部屋でいいと言い張ったのだ。
「なぁ、サーシャ今からでも遅くない。新しい部屋を用意してもらおう。さすがにサーシャも男と同じ部屋ってのは嫌だろう?まぁ俺はゴニョゴニョ…。」
「まだカズはそんなこと気にしているのかwwwだから私は何度も言っているだろう。別にいいと。まぁ、召喚したのが男でカズ以外だったら相部屋を用意してもらっていたかもしれないがな。」
また笑顔で答えられた。もうダメ。取り返しつかないよ、ほんと、俺惚れちゃったよ、うん。だってかわいすぎるもん。絶対惚れるって。
「おいっ、おいっ!カズ!おーい!」
「ぁ、あぁ悪いボーとしてた。」
サーシャは怪訝そうな顔で言う。
「それならいいんだが…。なんだか顔が赤いぞ?熱があるのか?」
そう言いながらサーシャは顔を近づけてきた。やめろって!やばいって!俺こらえきれないよっ!!!
―コツン…
サーシャは俺のでこに自分のでこをくっつける。なんでそういうのは地球と一緒なんだよ!!
「ん~、熱はないようだが…。カズ、さっきより赤くなってないか…?」
当り前ですよ!サーシャみたいな美少女にでこで熱測るみたいなことやられたら誰でもドギマギするって!っと言いたいところだけど言えないのが俺の性分なんだよな…。
「きっ、気にするな…!」
っ!やべ、強く言い過ぎたかな…。サーシャは少し悲しそうな顔で苦笑しながらいった。
「すまない。癇に障ったかな…。」
「いっ、いや。その…おれこそ急に大声出してゴメン…。」
サーシャは僅かに笑みを浮かべて言った。
「カズはやさしいな…。本当に召喚したのが君でよかったよ。」
ドキッ…!もうだめだ…。抑えきれねぇ。
「サーシャ!俺は!俺はっ!」
その時だった。ドアがいきなり開いたと思うと一人の少女が入ってきた。
「サーシャぁ~、遊びにき~たよぉ~ん。」
さっきの子だ。俺を見つけてくれた子。ぱっとサーシャに詰め寄っていた体を離す。
「あれれぇ~、ちょっと邪魔しちゃったかなぁ~?」
俺は冷静に返す。
「いや、大丈夫だよ。」


その日は初めてこの世界であった二人と自分の元いた世界の話をした。俺を見つけてくれたこの名前はリーファというらしい。そしてこの世界での2日目が来るのだった。


目が覚めたのは今から15分くらい前、俺は今動けないでいた。理由は簡単…。
「んにゅぅ…。…すぅ、すぅ。」
まぁこういう具合に横にサーシャが寝てるんですはい。いやまぁ最高の状況ではあるんだけどね。さすがにね、うん…。横に寝てるぐらいなら起きてその場から離れることも出来るんだけどな…。現状そうはいかない。理由はサーシャが俺の腕や足に自分の腕や足をからませてきているからだ。
「うぅ…。くそっ、なんだってんだよッ…!」
俺は小声でつぶやいていた。これで何回目だろう。多分10回?それ以上かもしれない。早くサーシャ起きてくれないかな…。そう考えているとサーシャがかわいらしいあくびをしながらうっすら目を開けた。
「ふぁ…。…ん?」
サーシャは目をパチクリさせていた。そうだろう。起きたら昨日出会ったばかりの男が横に寝ているのだから。だが彼女はすぐに落ち着いたようだった。あれ…?
「なんだ、カズか。そうだったそうだった。すまないなカズ、昨日君の寝顔を見ていたらちょっとかわいくなってな。つい添い寝をしてしまったようだ。」
とサーシャは微笑みながら言う。
「まぁ、俺からしたらおいしい状況だし別にいいんだけどな…。あんまりこういうことしない方がいいぞ?俺じゃなかったら襲われてた可能性だってあるんだからな。」
俺は内心ドキドキしながらも冷静に言葉をかけていた。我ながらよく心情を隠しながら話せたものだ。
「ん。わかった。だが条件がある………」


今は昼、そしてここは学園の中。昨日の夜約束してたように学園を案内してもらっていた。昨日友人になったリーファも一緒に案内してくれていた。だが俺は学園の道や部屋を覚えることができないでいた。理由は今朝のことだ。今朝の件で彼女が出した条件はこうだった。
「ん。わかった。だが条件がある。これから毎日私と一緒に寝てもらう。答えは今日の夜までにだすんだ。わかったな?」
俺にとっては最高なんだろう。いや、最高だ。ちょっと勇気を出せばいいことだった。だが俺は勇気を出せないでいた。だってそうだろう。これから毎日だぞ。生涯一緒に過ごすということはこれから死ぬまで一緒に寝ることになる。俺は耐える自信がなかった。だって俺はサーシャに惚れているのだから…。
「ねぇ、ねぇってばぁ~。カズ君聞いてるぅ~?」
いきなり呼びかけられ俺はびっくりした。
「うぉ!ぁあ、ゴメン。ボーとしてた。」
「もぉ~、もっかい言うからちゃんと聞いてよぉ~?」
「まったく。カズはすぐボーとするところがダメなところだな。まぁ、そこも愛らしいところのひとつなのだが…。」
なにやらサーシャがごにょごにょ言っていたが俺には聞こえなかった。
「えっとねぇ~。ここが、私やサーシャちゃんの教室だよぉ~。これからカズ君も一緒にここで授業受けることになるからよろしくねぇ~」
「ぇ?俺もここで授業受けるの?」
「そうだ。当り前だろう。私とカズはこれから生涯、一心一体の中なのだから。」
サーシャはなぜかにやにやしていた。いや彼女なりに俺をからかったつもりでいるのだろう。俺はわざとそっぽを向いてやった。ふとサーシャをみると嬉しそうにしていた。まぁサーシャが喜ぶなら…いいか…。そうして俺はサーシャと過ごしているうちに今朝の事について答えを出していた。


時は立ち。といっても現在夕方の5時ちょっとすぎだ。俺はふと疑問に思ったことを口にする。
「俺はサーシャから召喚されたんだよな?」
サーシャは怪訝そうな顔でうなずく。
「どうしてサーシャは召喚なんてしたんだ?」
サーシャはようやく理解したようで微笑みながら答えてくれた。
「私が今この学園で、高等部の3年だということは話したな?」
「あぁ。」
「そして今は3月、これがどういうことかはわかるか?」
「つまりサーシャはもうすぐこの学園を卒業するってことか?」
サーシャは大きくうなずいた。
「そうだ。私はもうすぐこの学園を卒業する。そして学園を卒業するということはこれから独り立ちをするということだ。その意味は説明しなくてもわかるだろう。旅に出るということだ。この学園の卒業生は卒業と同時にある目的に向かって旅をすることが決まっている。それはあとあと話すことになると思う。それで、だ。さすがに一人での旅路は大変だ。そこでこの学園が考え出したのが召喚システムだ。」
そこで俺はようやく話がわかってきたような気がした。
「召喚システムは高等部3学年の生徒皆が3月の初めに召喚の儀を行うことになっている。だが場所は決まっていない。そこでだれしもが己が部屋で召喚の儀を行うのだ。まぁたいてい召喚の儀を行った場所に召喚されるのだが…。君の場合、男ということもあり…まぁ実際は良くわからないのだがあんな場所に召喚されてしまったのだ。とこういう経緯で君は召喚されたわけだ。」
なるほどな…。ということはもうすぐ俺らは旅に出ることになるってわけだ…。そうなったら俺がサーシャを守らないといけないんだよな。まぁなるようになるだろっ。
「オーケー。理解したよ。んまぁ俺が召喚された理由もわかったわけだしここでの疑問は全部解決した。あらためてよろしくなサーシャ。」
俺はそう言いながら右手を出す。サーシャも笑顔で「よろしく頼む。」と言いながら右手をのばしてくれた。そこでの握手で俺は誓った。そう、俺はサーシャを生涯守り切ると…。



さてさてまたまた面倒なことが起きた。またか!?とか思っちゃだめよ♪あのですね、これがまた大変で、なぜかですね…俺、この学園でモテてます…。まぁ男性が女性のなかに一人紛れ込んだらこんなことにもなりますよね…。でも面倒なことはそこじゃないのですよこれがまた。面倒な事というのはですね…。
「おい!貴様ッ!カズに触れる出ない!!!」
そう、なぜかサーシャ様がご立腹なのですよ。いやまぁ俺のことで怒ってくれるのは嬉しいよ。けどね、度が過ぎるとちょっとね…。サーシャ様は現在なにかわからない魔術式を発動させています。危険な香りがぷんぷんします。そこで俺が止めに入ったところ…。
「カズ!おまえは黙ってろ!これは私たちの問題だ!おまえは関係ない!…いや、関係はあるがお前は気にしなくていい!わかったか!?」
とまぁ怒られまして。
「はぃ…」
としか言えない俺なのでした。とりあえず騒動が治まるにつれサーシャの期限は回復しつつあるのですがまだツンツンしてます。でもそこもかわいい…。ッブ!!何言ってんだ俺…。てかこんなにも状況説明するキャラだったかこれ?てかこの小説の主人公じゃなかったのか俺!?いやまぁここからは気を取り直していこうと思います。Let'sGo!!


「なぁサーシャ、ちょっと時間あるか?」
ふと気付くと俺はそんなことを口にしていた。彼女は怪訝そうな顔をしていたがうなずいてくれた。俺はサーシャを連れて屋上に行くことにした。理由はサーシャにこの気持ちを伝えるためだ。伝えて振られたとしても俺は一生サーシャを守ると覚悟している。でも、それでも俺にとっては人生最初の告白だった。否、最後の告白になるだろう。多分サーシャ以上に好きになれる相手なんて俺にはいないと確信していた。そうこうしているうちに屋上につき俺はフェンスの間からそこから見える景色を見ていた。
「それで?私に時間をくれということは私に用があるのだろう?」
不意に話しかけられ多少ビックリすると同時に相手から話を切り出されることに多少のふがいなさを感じながら俺は答えた。
「サーシャ。俺は今から人生最初で最後のことをする。どうか黙って聞いてほしい…。」
するとサーシャは何を想像したのかすこしうつむいてしまった。さすがにこの状況になると俺が告白することを気づかない方がおかしいだろう。そう思い、かすかに恥しくなる。だがもう覚悟を決めたのだ。ここで言わなきゃ男がすたるッ!
「わかった…。黙って聞こう…。」
すこし動揺しているのか言葉に覇気があまりなかったが俺は無視して気持ちを伝えた。
「サーシャ。俺はお前が好きだ。あってまだ間もないかもしれない。でも俺はサーシャの笑顔をサーシャの全てを守りたいと思った。サーシャの全てを愛らしいと思った。…。サーシャ事をこれ以上ないまでに好きになってしまったんだ…。だから…どうかサーシャの答えを教えて欲しい。別に振られたって構わない。もし振られても俺はサーシャを一生まもる覚悟をして告白してるんだ。だから…答えを聞かせて欲しい…。」
顔が熱い。多分今の俺の顔は真っ赤なのだろう。だが以外にも気分は晴れ晴れしていた。多分いままで押し殺してきた気持ちを打ち明けれたからだろう。でもまぁあってまもないんだけどね…。サーシャはいまだうつむいていた。さすがにサーシャも恥しいのだろう。一時の沈黙が続く。ふとサーシャが口を開いた。
「カズのその気持ち本気にしていいのか…?」
意外な質問に少しの動揺を覚えたが答える。
「あぁ、本気にしてくれてかまわない。」
俺は言いきった。(よしっ、言えたぞ!)
「そうか…。なら私はその気持ちに答えるべきなのだろうな…。」
また一時の沈黙が続く。
「私はまだまだ子供だ。とても弱い。それも自分でわかっている。だから…。その…これから一生私を守ってくれ…。」
頭の中が一瞬真っ白になったがそこで言葉を返すぐらいの甲斐性は俺にもあったようだ。
「それはOKということで受け取っていいのか?」
サーシャは顔を真っ赤にしながら笑顔で答えてくれた。


「あぁ…。」


続きは次回!あでゅ~♪

バースクリアリトルラント

どうでしょうか?
高校生の自分としては頑張った方だと思いますw

とりあえず感想とか頂けるとうれしいです!

バースクリアリトルラント

学園ファンタジーラブコメでっす♪

  • 小説
  • 短編
  • ファンタジー
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-04-14

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著作権法内での利用のみを許可します。

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