プロット「山椒大夫とめっけ鳥のこと(スピンオフ2、コンサートの狂気)」
すごく稚拙ですが、、、
【1】では、コンサートでは客による悪行は、通常、不可能であることを描きました。
【2】では、客による悪行の可能性を、極めて微かに表現できればと思いました。
安部公房の「燃えつきた地図」に描かれた、1回目と2回目の暴力シーンの差異を意識しました。
【1】
一月初旬、東京には、極めて珍しい異常な寒波が襲来している。その日、空は全て陰影の深い雲に覆われ、風がきつく冷たく、道路にあるさまざまなゴミは音を立てて舞い上がったり転がったりしている。
ミク達20名程の部員は、L及びIとミーティングを開く。初めにLはB(Iの前任者)に関して、以下の話をする(L、そしてIとBは、未知の反社会的組織Xのメンバーである。Xは悪魔崇拝者の集団である。ミクの通う公立の進学校を支配下に置くために、その第一歩として、ミク達の吹奏楽部に潜入してきたのである)。
「Bはアメリカの最も有名な大学バンドと素晴らしい仕事をして成果を上げた。大学バンドの仲間からたいへん信頼されている。また、仕事上の個人的な付き合いでも、Bの仕事ぶりにはとても感心していた。Bは充分に信用するに足る立派な人物である。」
続けてLは話す。「Aに関するBの話は、音声や文書として記録に残っていないので確認のしようが無いが、立派な人物のBのことだ、話の信憑性は高いと考えられる。そのAのことだが、我々業界の間では極めて評価が悪い。Aは、一人でパソコン相手に音楽制作し、一人でコンサートに行くだけの素人だが、評価は極めて悪い。企業秘密の漏洩に繋がる可能性があるため詳細は言えないが、都内の主なコンサート会場はAを警戒しマークしている。また、ある高名な精神医学者はAの様々な文章(歌詞やコメントなど)を調べ、Aの人格には危険で狂的な要素があると診断した。」
この話を聞いて、ミクはLに対して、「徹底して人間そのものを愚弄する大嘘つきの邪悪な人間」だという憤りを胸に感じ、部屋を出て行こうと考えたが、L達の企みと正体を暴くため、我慢して話を聞くことにする。
また、他の部員達も全て、このあまりにも常識を外れた嘘の言葉を聞いた時、異様な心理状態に囚われた。思考の流れも記憶の流れも、冷たさの内に停止してしまったかのようだった。少し開いていた部屋のドアが、全く独りでに、「ガタン」と閉まった、、、。
突然、一人の女子部員がふらふらと立ち上がり、そのドアに向かって歩き出す。
「おい、どうしたんだ!?」誰かが叫ぶ。
女子部員は、はっと我に返り、
「ううん、何でもない」そう言って元の席に戻る。
そんな彼女の表情には、何かに捕り憑かれたようなギラついた苛立ちがあるが、すぐに平静の彼女に戻る。
更に続けてLは話す。「そのAが次の定期演奏会に来る可能性が高い。皆、Aやその周辺を充分に注意、警戒して欲しい。そうしてコンサートを成功に導いて欲しい。僕達は皆がとても大切なんだ。」
一人の男子部員が内心「客を警戒して、コンサートを成功?全く支離滅裂な話だ」と思いながら、「いったいAは、何が目的で、何をすると言うんです?」と聞いたが、Lは「それは分からない」と答える。そこで部員達は思い付く限りの考えを言う。
「全てが一目で見渡せる会場で、録音撮影のある会場で、痴漢をするのか?盗みをするのか?客の頭を引っぱたくのか?小声でそっと隣の人を侮辱して逮捕されて刑務所に行くつもりなのか?、、、大声で演奏を褒めたり貶したりするのか?部員達にウインクしたり手を振ったり声援を送ったりするのか?大っぴらに高価な機材を振り回して録音撮影するのか?、、、酔っ払って歌って踊るのか?スナック菓子をガサガサバリバリジャンジャンバリバリ食べるのか?グーすか、いびきをかいて眠りこけるのか?JKの隣に座って『フニャッとしていてかわいいね!何歳なのか教えて欲しいなっ!』など余計なことばかりやたらと話し掛けて、キモいからソッコー死んでよ、と言われるのか?」
(作者注~プロットとは関係無いのですが、、、。コンサートによっては、置き引きや引ったくり防止のアナウンスを流したり、入場時に身分証明書の提示を求められたりしますが、いろいろ事情があると思いますが、少し残念な気もします。)
Lは、部員達の全ての考えに「そんな可能性はあり得ない」と言うと、先程の男子部員は「じゃ、何もしようが無いから、何も起こりません。全く心配ありません。Aは、会場に入って座って黙って音楽を聴いて拍手して帰るだけです。コンサートは平和な内に成功します。Aにしろ他の人にしろ、誰かがコンサートで悪いことをする確率は、ハレー彗星が地球に衝突する確率よりずっと低いです。これが大宇宙の真実です!」とはっきり答える。
LとIはほとんど同時に「いや、しかしだ、、、!」
男子部員は二人に向かって「客が何か悪いことをするのではないかと疑うことほど、破廉恥で失礼なことは、ありません!」
するとIは「皆、危機管理について考えたことはあるのかな?」
ミクは「はぁ!?」と相手の目を見据えて言う。
また、ミクは内心、LとIの二人を「キモいから、ソッコー死んでよ」と思う。
吹奏楽部や高校とは何の関係も無いAの事を持ち出して陰湿な話をするのは、このLとIの二人だけである。しかもそんな話をするときは、何時も必ず、二人が一緒にいるときである。
しばらくして、ミクは心の中で次の判断を下す。『Lの息の掛かった人間が複数、Aの周囲に席をとり、小さな悲鳴を上げたり、財布が見当たらないなどとホールスタッフに相談したりして、Aの周囲に不審な雰囲気を作り、そんな光景を部員達が目撃するよう今ここで唆し、Aに対する不信感や警戒心を私達の心に植え付け、また、そんな事情を外部に暴露し(可能ならば、Aや吹奏楽部やコンサートスタッフの個人情報も併せて暴露し)、そうすることで私達の吹奏楽部やコンサート会場の印象や信用を潰し、全てを猜疑と出鱈目と混乱の中に落とし入れる事が、L達の目的なんだろう。』
L達が、ミク達の吹奏楽部を中心とした「何らかの混乱」を企んでいることは、事実である。それでは、ミクの内心の判断が、そのままL達の計画であるのかどうかと言えば、実はそうではない。何故なら、「そのAが次の定期演奏会に来る可能性が高い。」というLの言葉は嘘であり、Aが定期演奏会を聴きに来る見込みは全く無い事を、L達は知っているからである。このミーティングの時点では、ミクの内心の判断のような悪行の計画を、L達はまだ持っていないのである。しかし何らかの悪行のために、L達はAを利用することを、絶対に諦めない。A以外の人間を利用して類似の事をすれば、かえってL達は部員達に怪しまれる。Aの利用において、何らかのしくじりが生じそうな時は、L達は一旦、身を引く。そしてAに関する部員達の記憶が曖昧になった時、あるいはAの事を知っている部員達が卒業して行った時、L達は目的のため、改めてAを利用するのである。
尚、上記のようなミクの判断とほぼ同じ考えをした部員は、他にも大勢いた。音楽やコンサートに関心の無い人間ならば、このような考えを「馬鹿らしい」と笑い飛ばすかもしれない。しかしミク達はそうではなかった。音楽をする事の意義と目的を全て閉ざされてしまうような(ミク達の吹奏楽部は有料のコンサートを開くが、決して生活費やビジネスの為にコンサートをしているのではない。ミク達は純粋なアマチュアである。アマチュアのミク達にとって、音楽をする事の意義と目的は何かという事に関しては、ここでは触れない。しかし、客からお金を頂くコンサートであろうが、無料のコンサートであろうが、ミク達の吹奏楽部は全て等しく全力で演奏する)、絶望にも似た深い悲しみを感じた。
(作者注~もしも、コンサート中に何らかの悪行を実行できる人間がいるとすれば、それはL達のように、悪意のある大嘘を吐いたり、記憶を偽ったりすることの出来る人間ではないだろうかと、漠然と考えたりします。また、露骨に言うにしろ、「見間違いかもしれないが、聞き間違いかもしれないが、何々らしく考えられるが、ある人から聞いた話だが」等のような遠まわしの言い方を装うにしろ、実在する人間や組織の風評や中傷を流したり暴露したりする人間にも、L達の精神に共通するところがあるように思われます。
尚、L達のイメージについては、指導的立場にありながらも、一見すると鷹揚に見えるが陰では小細工を弄して大嘘を吐く、坊ちゃんの赤シャツや罪と罰のルージンを意識しました。しかし、赤シャツやルージンとL達をその行いにおいて比較した場合、他人の婚約者を横取りしたり僻地の職場へ飛ばしたりマスコミを利用して中傷したり金を自ら与えながら盗まれたと嵌めたりする赤シャツやルージンの方が、はるかに酷く醜いと思います。)
【2】
ある日、ミクは公園で次のような光景を目撃する。噴水の傍で、鳩にパン屑を与える一人の老婦人を、一人の清掃業者が罵倒している光景である。なぜこのような事態が生じたのか、その経緯は分からない。公園は、鳩に餌を与える事を禁じているのだが、老婦人の餌をやる行為を見て、清掃業者はいきなり癇癪を起こしたのかもしれない。あるいは、最初は普通に注意をしたのだが、それを老婦人が聞かなかったために、清掃業者は癇癪を起こしたのかもしれない。鳩に餌を与える人間は多く、清掃業者はゴミやら糞(ふん)やらでたいへん苦労をしていると思う。しかし、あのようにきつく汚い注意の仕方はないだろうと、ミクは心から思う。たくさんの人間の好奇の目に曝され、あのような乱暴な言葉を投げつけられれば、精神的にまいり、2日位は寝込んでしまうのではないかと、ミクは悲しく心配になる。
数日後、ミクは吹奏楽部の友達とクラシックピアノのコンサートに行く。会場は約400席の室内楽専用ホールである。開演の10分程前の出来事である。一つ席を空けてミクの右側の位置に着く一人の老婦人が、急に少し咳き込む。ホールスタッフの女性が偶然、彼女の側を通りかかる。老婦人はスタッフに「一つだけ咳止めのドロップを口にして良いですか、少しツンと臭いがするかもしれませんが?」と尋ねる。スタッフは「どうぞ!」とにっこり微笑む。やがてコンサートが始まる。老婦人の咳は止まる。老婦人もミク達も、アンコールを含め最後まで音楽を楽しむ。コンサートは無事に終了する。老婦人を悪く言う客は誰もいない。また、ミクも友達もドロップの臭いは全く感じない(ドロップの香りがしたとしても、整髪料や香水の臭いに比べれば、はるかにましである)。
尚、ミクも友達も、ホール内において、コンサート中やその前後には、何も口にしない。懸命に演奏する奏者に対して失礼だと感じるからである。味覚を感じていれば、それだけ音楽に集中できないと思うからである。
ところで、ミクがこのような体験をしている時、その友人が謎の死を訃げたAは、一見、ありふれているようだが不可解な珍しい出来事を経験していた。それは当事者の心理を考慮すれば、奇怪で醜悪な性質のものであった。以下にその出来事を簡潔に書く。
(作者注~下記のBとCは、【1】のBとCとは別人です。)
ある公共の場において(それは、薔薇の品種改良に関する会合とその後の食事会という企画で、参加費用は1万円である)、多少、Bはマナーに外れた行いをしてしまい(それは決して他者に何らかの損害を与えるものではない)、CはBに対して執拗に陰湿な言葉を吐き、そのためBのグループは重苦しい雰囲気に包まれ、大人しいBは終始、意気消沈してしまったのである。
Bのグループは10名で、その中にCとAもいた。全員がお互いに初対面である。Bはどのような人間であるのか、なぜBはマナー違反をしてしまったのか、その時間はどれ位のものであったのか、Bの周囲の状況はどのようなものであったのか、これらの事をCは思い遣ったり考慮したりしたのか、Cはどのような人間であるのか、その辺りは不明である。ただ、CがBに対して言い放った陰湿で執拗な言葉だけが、他の参加者達に確認されている。(それにしても、なぜCはBに対して、イベント係員が『何々することは御遠慮願います』と言うように、普通の一言を言えないのか?)
A自身について書くと、AはBのマナー違反には全く気付いていなかった。Aは目の前の薔薇の花を観察していたのである。他の参加者も全て、薔薇に見入ったり、会話をしたり、資料やパンフレットを見たりしていて、Bのマナー違反には全く気付いていない可能性がある。
【結末その1】
イベントそのものは大成功であったが、B一人が、不幸にもその大成功から取り残されてしまったのである。イベントの小さな片隅が破壊されたのである。
(作者注~イベントに対する客の加害と、イベントに関する客の苦情と、イベントにおける客同士の口論等は、それぞれ別問題だと思います。苦情を装って加害するというような、特殊なケースがあるかもしれませんが、、、。社会全般には、悪質な苦情が存在しますが、ミクの吹奏楽部に関しては、客の苦情や加害行為などは、全く存在しないという設定です。)
【結末その2】
イベントが終了して解散した後、Aは、BとCのトラブルの事を考えてみた。そのトラブルにはどこか奇妙な不自然なところがあるように思われた。また、Aは、鮮やかなオレンジ色のジャケットを着た友人の謎の死やその他の不可解な出来事を考慮すると、BとCのトラブルは自分やイベント企画会社を陥れるための自作自演の策略ではないだろうかと疑った。事実は、BとCは未知の反社会勢力Xのメンバーであり、Aとイベント企画会社を中傷するために、今回のイベントに客として潜入したのである。つまり、参加者は皆、互いに初対面であるのをいいことに(勘違い等の口実や言い訳をつけやすい状況であるのをいいことに)、イベントの後日、BとCはそれぞれイベント企画会社のHPからメールで、「Aという人物がBを執拗に侮辱していた、Aという人物はイベント潰しを企んだのではないか?」という内容の連絡を入れていたのである。また、BとCは、それぞれの行く先々で、「これこれのイベントで、Aという人間はある客に対して酷い侮辱をし続けたにも関わらず、イベント係員は見て見ない振りをしていた、全く正義感の欠片も感じられないイベント企画会社である」と言いふらしていたのである。そして、イベント企画会社には、これから予定されている企画に対する倫理的環境的安全性に関する問い合わせの電話やメールが、多数、入ったのである。
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(スピンオフのスピンオフ。その後の、ひねくれて錯乱して地に落ちたA。)
ミクは、たくさんの人と交わって音楽をすることの大好きな、気立ての優しい凛とした聡明な高校生である。自分にとっては音楽がとても大切な高校生である。
それに比べてAは、パソコン相手に一人自分の殻に閉じこもって音楽をするモグラ的人間である。しかも、鮮やかなオレンジ色のジャケットを着た友人の謎の死は解決せず、コンサートやイベントにおいては、連続して、Aを陥れるような動きと気配のある異様な体験をしている。そのためAは、ますます猜疑心が強くなり攻撃的になってきている。現在のAにとっては音楽などどーでもよく、何よりも「人の命」「人の尊厳」が大切なのである。
そこでAは戦闘を開始した。
しかし武器や暴力を用いるわけではない。
自分の体験を事実のみ正確な文章にまとめ、警察に「密告」し、その上で会場や主催者に対して、問い合わせや苦情を入れることを始めたのである。そうすることによって、「Aはコンサート潰しを企んでいる可能性がある。ある楽団の誰々とある会場スタッフの誰々は、Aとその周囲の席に着く客を警戒しマークしている。こういう中傷と事態が生じたのはXという者の唆しによるものであり、このXこそ、劇場型犯罪を遂行したグリコ森永事件の犯人と接点のある人物である」ということを、社会に対して明らかにするためである。
翌日、Aはある全国紙で、若い女性が被害者である誘拐殺人事件の記事を読む。犯人は不明である。女性の交遊関係にはトラブルは全く無い。死因や遺体の発見場所、その場所と自宅との距離等から考えて、複数の犯人による犯行の可能性が高い。
Aの決意。「Xは好きなだけ自分を中傷し暴露すればいい。社会には、絶対に忘てはいけない(しかも常識では説明がつかない)トラブル、事件、事故、災害などを経験した人間や組織が存在する。その事を踏まえて、皆が、どこまで正義を守り貫き通せるか、最後まで見届けてやろう。警察を覚悟しておけ。」
プロット「山椒大夫とめっけ鳥のこと(スピンオフ2、コンサートの狂気)」
以下、プロットの内容とは関係ありません。今後、書いてみたいと考えている主題や素材です。
未知の反社会的勢力X(悪魔崇拝者)の手口、善良な普通の人々を、極端に(?)、あるいは、それらを歪めて解釈したうえで、法律や規則に従わせたり、独善的偏執狂的な道徳や理屈に従わせたりする。
善良な普通の人々の精神的苦しみ、心の歪み、心の裂け目、醜悪な新しい何かの誕生。
善良な人々のそのような苦しみが、時間、空間、存在に与える影響を寓意で表す。(例えば、Aは理不尽で執拗な客の苦情に苦しむ。心の深くにどこか醜いもう一人の自己を意識する。その意識には何かの衝動が伴っている。その計画が歪んだ都市を疾走する悪夢を見る。激しく心臓の鼓動が打ち、汗にぬれてAは目覚め、夢という精神作用の激しさを改めて実感する。偶然か、テーブルの花瓶の花に蜘蛛が巣を張っている。数学や物理の知識は皆無だが、偶然とは何だろうと、漠然と思い迷う。ある昼時に行きつけのカフェでAは自分に似たBと出会う。Bは年齢の割には老けて見え、不健康な雰囲気がある。Bがカフェにいる時は必ずAに提供される純白のコーヒーソーサーが汚れている。Aの環境は次第に霞み汚れ蝕まれていく。)
ある新興宗教に入信し、ボランティア活動を行うAの前に、未知の反社会的組織XのメンバーBがその正体を隠して現れ、Aに悪を唆す物語(作者注~ついでながら、核の脅威にしろ経済的不均衡にしろ、何かの社会問題がある時、その問題を理由として、良心や法令に反した形で集団を作ろうとする愚かな誤まった傾向が、人間一般にはあるのかもしれません。安部公房の「方舟さくら丸」はそのような人間の群れを、滑稽さを加えて描いているように、思われます)。
眩いばかりの良心に溢れた精神的支えとなる者、そのような父的存在。
そのような父的存在と未知の反社会的勢力Xとの戦い。
(例え、400字から2000字位のエンターテイメントとしてのプロットであっても、果たしてどこまで描くことが出来るやら?悲)
他にも書きたい事はあります。思いつくままに言葉を書くと、「誘拐や失踪、身代わりの犠牲、トラブルにおける第三者の役割、身代わりと冤罪、なりすましや変装」等です。