静冬ノ桃

静冬ノ桃

これは、1人の女子高生や

女子高生を取り巻く周りの人達のお話

Prolog

4月…春


桜の花も咲き乱れ私達は胸踊らせ新しい世界へと
1歩また1歩と歩き出し始める


7月…夏


忘がたい恋を経験する
そして、傷つく痛みを知る


10月…秋


私達の秋は食欲の秋
そして、着実に太っていった(笑)


12月…冬


まだ何も書く事が無い
いや、書けないでいるのかもしれない

登場人物

主人公

名前…星乃クリスタル玲
性別…女
年齢…17

髪型…セミロング
髪色…金髪
顔立…絶世の美女

体型…モデル並み
身長…167.0
体重…秘密


その他…イギリス×日本のハーフ
家柄は大変裕福な家柄

01

AM7:30

玲『ハァァ))寒っ』


トンッ…!


?『おはよう玲』


玲『Good morning直美』


直『玲は今日も生徒会?』


玲『そうだよ…((ニコッ』


直『大変だね((汗』


玲『そんな事無いよ直美の方が大変じゃん』


直『へっ?なんで?』


玲『サッカー部のマネやってて毎日朝練あるのに』


直『慣れたよもうww』


玲『私は無理だな』


直『玲に出来ないなら私だって無理じゃんw』


玲『直美の基準はどこなの?』


直『え?玲だけど?w』


玲『なんで、私かは聞かないけど早く行かないと』


直『ホントだ!また、どやされる』


玲『ほら、いったいった』


直『うん!』


玲『ほんと、元気だな(笑)』

02

AM7:50


玲『ふぅ』


?『お疲れ様』


玲『里奈…来てたんだ』


里『一応声掛けたんだけど集中したしね』


玲『今日中に目を通して出さないといけなかったから』


里『偶には休息も取らなきゃ』


玲『これでも、取ってるんだけど?』


里『まだ、足んないよアンタは』


玲『里奈だって』


里『私はもう引退したんですぅ』


玲『フフッ))そういやそうでした』


里『いつまで続くの生徒会』


玲『次の選挙までは会長のまんま』


里『理事長達もアンタの事いい様に使ってるみたい』


玲『大人には逆らいませんーだ』


里『あーぁ、なんてひ弱な私達((ウゥゥ』


玲『ダイコン演技』


里『ひっどーww』


玲『そろそろ教室行こっか』


里『そうだね』


バタンッ……


里『お母様の体調は?』


玲『相変わらず…本人は元気ぶってるけど』


里『そっか』


玲『Dr.にももう永くないだろうって』


里『て事は進行してるってこと?』


玲『そういう事…延命しても意味無いって』


里『そんな、ひどい病気なの?』


玲『脳腫瘍ってね陽性なら
完治の可能性もあるよけど、
ママの場合は悪性しかも手術出来ない場所だもん』


里『そんな…』


玲『どっち道どんな名医に頼んだって
希望は低いんだよ…それだったら苦しまず
今のままでいさせてあげたいよ』


里『玲は強いね』


玲『そう?』

03

☆玲side



”玲は強いね”かぁ


私だってそんなに強い訳じゃないよ


泣きたいよ…けど泣いたら


泣き止めない気がして強くなれない気がして


泣けないんだよ…泣かないんだよ


玲『何て、弱音吐けたら楽なんだろうな』


?『………玲』



☆玲side end

04

……AFERSCHOOL



トントンッ…



玲『これでよしっ』



?『あの、先輩今大丈夫ですか?』



玲『いま?』



?『あ、ダメならいいんです』



私が、帰宅の準備をしていると声を掛けて来た



可愛がってるって言い方も変だけど



頼ってくれてる一番の後輩君



玲『全然、大丈夫よ((ニコッ』



?『有難うございます!』



玲『秋羽君が私に相談って大概は家の事』



秋『バレちゃいましたか?((エヘヘ』



玲『バレバレ』



秋『母親が再婚するんです』



玲『そうなの?それは、おめでとうだね』



秋『でも、僕は反対なんです』



玲『どうして?』



秋『だって、今まで2人だったのに…それなのに』



玲『それは、秋羽君がヤキモチ焼いてるだけじゃ?』



秋『ヤキモチ?』



玲『お母さんを取られるのが嫌だから』



秋『そんな事…』



玲『それにさ、一緒に居て分かる事もある』



秋『分かる事ですか?』



玲『その人のいい所も悪い所も』



秋『……ですね』



玲『あれ、納得してない感じ?』



秋『先輩に言っても仕方なかったです((ムスッ』



玲『だからさ、言いたいのは
新しい父とも住んでみなさい
一緒に居てみなさいそれで秋羽君の心の
容量がいっぱいいっぱいになったら
玲先輩が秋羽君1人くらいの逃げ場所に
なってあげるからさ…ね?((ニコッ』



秋『先輩…((グスッグスッ』



玲『にしても、話し込みすぎて冷えたね 』



秋『もう、冬ですからね』



玲『さて、帰ろか』



秋『はいっ!』



玲『心優しき先輩が肉まんおごっちゃろぉ!』



秋『有難うございますー!』

05

……one's own home



メイド『帰ってらっしゃってたのですね』



玲『うん』



メイド『お父様が書斎でお待ちです』



玲『分かった…有難う』



メイド『いえ、とんでもございません』



お父様の話って大概は見合い話じゃん



見合いなんてしないっつの



あいつの耳は飾りもんけ?←



コンコンッ



父『入れ』



玲『お話とは何でしょう?』



父『お前の))玲見合い話ならお断りした筈です』



父『そうではない』



玲『では、何でしょう?』



父『家を継ぐ身として経済学を
学ぶ為の海外留学の件についてだ』



玲『それって…』



父『ずっと、お前が希望していたからな』



玲『お父様…』



父『まぁ、高校卒業してからでも良い』



玲『お父様!有難うございます!』



ギュッ



父『お、おいやめないか』



玲『やめません!((フフッ』



父『たっく、お前という奴は((ニガエミ』



コンコンッ



執『失礼しま…ご主人様?お嬢様?』



玲『蓮夢きいて!』



執→蓮『 どうかしましたかお嬢様?』



玲『お父様が海外留学を認めてくれたの!』



蓮『それはそれは良かったですね((ニコッ』



父『ほらほら、食事が出来たのだろう』



蓮『はい、なのでお呼びに伺いました』



父『玲、行くぞ』



玲『はいっ!』

静冬ノ桃

静冬ノ桃

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-10-15

Public Domain
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  1. Prolog
  2. 登場人物
  3. 01
  4. 02
  5. 03
  6. 04
  7. 05