ころしてやる 。


私は強く思ったのです

あの毎日歩く通学路も、教室の窓から見える景色も
退屈な授業も、騒がしい生徒も、教師も、

私は思いました 。


毎日、朝、毎日、朝、
地獄、地獄、地獄、地獄 。

気持ち悪いと思ってました



はじめはものすごく恐ろしかったのです
何もかもが強かったのです
殺されるのだと思ったのです
助けてほしかった


もう何でもないです。

ころしてやる 。

ころしてやる 。

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-10-11

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