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あなたの生きる世界に、真の平等はありますか?
世界は、99%の残酷と、1%の残酷で出来てるんだよ。
「世界はこんなにも素晴らしい。」
世界のカースト上位の者共は皆こう言う。しかし僕からしてみたら、素晴らしい世界はカーストの高いものだけに見えるものであって、僕たちは平等に見えているものではない。仮に美しいものがあったとしても、それは神が見せる偽善であり、これからの身に何かが降りかかるという暗示でしかない。
「不幸と幸福のバランスは必ずどの人も一定だ。」
そんなもの幸福なものたちが言う、弱者への慰めに過ぎない。惨めな死を遂げる小説の主人公たちが幸せそうな顔で死んで行くのも、幸福なものたちが押し付けた理想に過ぎない。万が一不幸と幸福のバランスが一定だというのなら、僕は必ずこう問いかけるだろう。
「それは、それぞれの人の主観であって、絶対的な幸福のバランスではないだろう。」と。
僕はこの世界が嫌いだ。真に平等な世界などありはしないし、少なくともこの世界で生きる以上、不平等を受け入れざるをえないのかもしれないが、僕は、やはり、この世界は嫌いだ。
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