丸いソラ
こないだの綺麗な空を見てインスピが舞い降りました((
茜の空に、飛行機雲が颯と線を画す。
それは時間だった。
どこまでも止まることのない、変わり続ける刻。
美しく、儚くて、それが同時に恐い。
すじ雲もまだ残った蒼を吹き抜け、先へ先へと進むことのみを掌にのせて。
過去は徐々に形を歪めて、そしてまた消えてゆく。
空は、キミは、僕に教え残した最後のココロを。
「進むことは離れること。なくなること。それはすごく悲しくて切ないもの。」
閉じて逝く夕暮れ、去って逝く鳥たち。
さようなら、私のセカイ。綺麗なあの頃を描いてみた飛行機雲。
丸いソラ
ぬは☀