~心の雨~
何処かで憂鬱に感じる事が多くなった
それがいつからなのかは解らない
降りしきる雨―
雨は嫌いじゃない
でも時々、雨は寂しさを感じさせる
冷たくて、悲しく切ない雨の音色
君はどうして、そんなに悲しい音を出すんだい?
君はどうして、そんなに寂しさを感じさせるんだい?
誰もが抱える、罪と後悔
雨は、そんな人間の心を洗い流してくれる
罪が重ければ、雨は悲しみの涙を流す
後悔が続けば、雨は寂しさの涙を零す
降りしきる雨―
雨は嫌いじゃない
だけど、辛い時の雨は心が痛い
降る雨が悲しみを増やす
ねぇ、君は怖くないの?
ねぇ、君は辛くないの?
誰でも、心に涙を流す
だからこそ、人は辛さや怖さを知る
辛さがあるから、人は強くなれる
怖さがあるから、人は自分で居られる
雨の中で、憂鬱になりながらも
そんな事を考えている自分が居た
嗚呼…
だから僕は、嫌いじゃないのかも知れない
だって雨は、僕の心の涙なのだから―
~心の雨~