I LOVE KIKI

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お母さんは心臓がバクバクいっています。その時KIKIがお母さんごめんね 
もう少し長く生きようと思ったけれど もう少しお父さん お母さんと
一緒にいたかったのに・・と 言っているように思えました。
大事な宝・大事な命が終わりを告げようとしています。私たちの目の前で
なんとかならないのかと
神様 仏さま キリスト様 なんでもいいから すがりたい気持ちです・・・
一度心臓マッサージをした時、ふーーと
動いたのですが そのあと 空をみなから力付き首がガックと落ちたと
同時に手足がくねくねになりました。
犬の十戒の最初に私の命は10年 長がければ15年
何があってもあなたのそばに置いてもらえますかと
お母さんは一生懸命にKIKIを守りたいと思いましたがわずか8年で
私たちのそばからいなくなりました。消化器系リンパ種でした。
"最期のお別れの時にはどうか私のそばにいてください 。
「つらくて見ていられない」とか「立ち合いたくない」とか
そんな事言わないでほしい あなたがそばにいてくれるなら
私はどんな事も安らかに受け入れます。" と犬の十戒にはつづられています。
お母さんとお父さんはKIKIを腕の中で看取れて本当によかったと
思います。
KIKIはその日も病院で注射をしてもらいました。肩で息をしていたくらい
だったのでとても苦しかったと思います。その夜もごはんを食べずに
ずっーーーと寝ていました。お水をさしだしたらハアハアいいながら
随分飲みました。亡くなる間際にお水をたくさん飲むという事を
聞いた事があります。 今、思うとそれだったのですね
23:00すぎにKIKI 寝んねするからシーシーしようねと
言った途端 具合が悪くてハアハア言っていたのにムクット起き上がり
ベランダに走って行きました。
その時、ベランダでヨタヨタ倒れ天を仰ぎました。とてもショッキングな光景でした。
お父さんとお母さんはあなたが亡くなるまで一度も別々に行動した事は
ありませんでした。それが私たちにはなによりの慰めです。
毎日、血便をしていたので下痢止めをのんでいましたがそれが
頬の毛についてしまい何で洗っても黄色がとれませんでした。
治療を始めてから3ヶ月で虹の橋を渡ってしまいました。
治療中はとても途中で調子が良くなったのでこのまま元気になると
信じてましたが これはかないませんでした。何をしていても涙か止まりません。
毎日 毎日胸が苦しいです。とうとう大事な宝物をなくしてしまいました。
KIKIが亡くなってから いつも空を見ていると楽しそうに走り回っているような
気がします。いつかわからないけれどお父さんとお母さんがKIKIのところに
行くときは虹の橋の入口まで迎えに来てね KIKI

I LOVE KIKI

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大事な宝・大事な命が終わりを告げようとしています。

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-10-01

Copyrighted
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