星が紡ぐ物語

義孝と二人で体育座りをして丘の上から見た星空。

すっっごく綺麗。

義孝の横顔もすっっごく綺麗~

って、みとれてると

「あっ!流れ星!」

「えっ!?」

義孝の声に急いで星空を見たけど、もう流れた後。

「あー願い事あったのにー」

「何さ?」

「秘密だよ!」

義孝の彼女になれますように!

なんて絶っっ対言えない。

「そう言えば、義孝は何お願いしたの?」

すっっごく気になる!

「俺も秘密」

「えー」

「ただ、この間流れ星に願った事が叶ったから今回も願ったよ。次も叶うと思うんだ」

「気になるよー教えて!」

私がそう言うと、義孝はスッと立ち上がって星空を見上げた。

そして、ゆっくり私のほうに顔を向けたかと思うとその顔は今まで見たことない真剣な顔をしていた。

「今度叶ったら教える」

そう言った義孝はまた、顔を星空に戻していった。

星が紡ぐ物語

星が紡ぐ物語

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-09-23

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted