裏表彼氏

リクエスト*無神コウ夢
※裏につきご注意ください

1


「ひーまりっ」

『きゃっ!』


部屋で寛いでいると突然扉が開き、満面の笑みの無神コウが飛び込んでくる。


『こ、コウくん、どうしたの?』

「今日はファンの子達がちょーっとウザくてさぁ、疲れちゃったぁ…
だ・か・ら…俺を癒して?M猫ちゃん♪」

『えっと…』

ひまりは戸惑いつつも、コウの頭を撫でる。
コウは嬉しそうに目を細めるが、それも一瞬で飽きたように真顔に戻り、不満そうに口を尖らせる。
そしてコウの膝の上に座らされた

「そんなんじゃ癒されなーい!…せっかく二人なんだし、こっちがいいな?」

『っ、ひゃ』

首筋をちゅうっと吸われ、ひまりはビクリと体を震わせた。
そのまま悪戯っぽく笑う声が後ろで聞こえ、同時にするりと手が服の下に入ってくる。

『ま、まって、コウくん、…』

「えぇー、まさかダメなんて言わないよね?…いいでしょ?ひまり」

『っ…』

名前を呼ばれると、条件反射のように身体が熱くなる。
いつもは上機嫌で楽し気な声が、不意に低く、男の声になる。

ひまりが小さく頷くと、コウは嬉しそうにスカートの中に手を潜り込ませ、太腿を指先でなぞる。


『っ、足、擽ったい…』

「きもちい、でしょ?ひまりはえっちなM猫ちゃんなんだから、俺の言う通りにするんだよ?」

『う…ん、っ』

「いい子いい子。心配しないでも、ちゃあんと可愛がってあげるからね」


すりすりと下腹部を撫でられ、その体温にぞくりと背筋が震える。
優しい声とは裏腹に、言葉の端々に見える彼の欲情がひまりの興奮を煽った。


「あー、かわいい……ここも、あったかいね」

『っひゃ』

「M猫ちゃん、まさか期待してた?」

『ん、…っ、だって、最近コウくん忙しかったから…』

「俺不足で欲求不満だったの?…ごめんね、その分今日はいーっぱいしてあげるからね」

割れ目をなぞる指の動きを大きくさせ、ひまりの反応を楽しそうに眺める。


「かーわいい…指でイっちゃう?」

『や、やだっ…指より、コウくんがいい…っ』

「っわ、」

ひまりが勇気を出してコウに伝えると、コウの指はぬるりと奥に吸い込まれた。
コウは一瞬驚いた顔をした後、指を引き抜きにやりと口角を上げた。

「…ふふ、そっかそっか。ひまりはどうしようもないM猫だなぁ
そんなに俺が恋しい?言いながら濡れちゃうくらい?」

『…うん…』

「そっかぁ…じゃ、ちゃんと言えたひまりにご褒美あげないとね」

ひまりの体液が着いた指をべろりと舐め、カチャカチャと音がしたかと思えばひまりの内腿に熱が触れられる。

『コウ、くん…』

「コレが何がわかるでしょー?…ひまりのふとももはすべすべしてて柔らかいなぁ」

『あんまり、焦らさないで…』

「おねだりの仕方はちゃんと覚えてるでしょ?」


ぞくぞくと背筋が震え、ひまりは生唾を飲み込みポツリとつぶやいた。


『…お、おしおき、…して、ください…』

「よく言えました♪…入れるよ?」

『う、んっ……Σふあ、ぁッ』


水音が部屋に響き、コウの熱いモノがなんの抵抗もなく入ってくる。

「うっわ、キツ…」

『おく、っ深い…』

「そんな締めないでよ、すぐ出ちゃいそ…」

『ッ、動いちゃ、あッ』

ゆっくりと中が擦り上げられ、その動きに合わせて嬌声が出る。
先ほど指で弄られたのもあって、敏感になった中は快感を過敏に受け入れてしまう。

「かわいい…、っ、かわいい、ひまり…」

『コウ、くっ…ぁ、ふッ…ん、コウくんっ』

「その声で、鳴くの…いいなぁ…ッ」

『ッきゃ、う、そこ…弱…』


弱いところをぐりぐりと突かれ、甲高い声が出る。

「…俺にしか、聞かせないよね?」

『ふぇ、うん、…っ、もちろん』

「いい子…ッ、ご褒美。ひまりが一番好きなのあげる」

『Σや、ぁッ!?コウくん、そんな、ッあ、んぅ』

「あっは…中ヒクヒクしてる…俺も、一緒に、ッ」

『──〜〜〜ッ』

声にならない声を上げ、コウの白濁としたものが一番奥に注がれた。



**


「─…っ、はぁ…ひまり、大丈夫?」

『ぁ…、う、ん…だいじょ、ぶ…』

「ごめんね、かわいくってつい」

くったりと力が抜け脱力している様子のひまりにキスを落とし、
優しく抱きかかえ、ベッドに降ろす。

傷つけないように髪を撫でると、ひまりは気持ち良さそうに身じろぎをした。


『コウくんの手、…好きだな』

「俺もひまりの頭、好き」

『頭だけ?』

「ぜーんぶすきっ」

体に負担をかけないように抱きしめると、ひまりも弱々しく抱き返す。

「…今度は、顔見ながらしたいな」

『へっ…ぁ、う、うん…』

「ほっぺ真っ赤ー。かわいい…今度は優しくするように頑張るから、ね?」

『…うん、でも、少し休ませて』

「うん、俺も。…明日は休みだから、少し休んだらまたたーっくさんしようね♪」


少し眠そうなひまりの瞼にちゅ、とキスをすると、ひまりは嬉しそうに身じろぎをした後ゆっくりと瞼を閉じた。

幸せそうなその寝顔を見つめ、コウもまた、安心して瞼を閉じたのだった。


End

裏表彼氏

裏表彼氏

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 恋愛
  • 成人向け
更新日
登録日
2015-09-22

Derivative work
二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。

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