リターンズ

それでも、守ってきたつもりなの

ゆっくりと目を開けるともうそこは現実だった

帰りたい場所はいくつあるのでしょうか

自分はいったい いくついるのだろうか

私はいったいなにをしたいのだろうか

もう 今を生きていることなんて、結局何の意味も見いだせていないのだから

何が大事で 自分はどこまで価値があって  どこまで堕ちてしまえばいいんだろう

こんなに大人になったって 何一つ変わらない振りをしてしまっている

戻ってきたつもりでいるのだろうな

恋も愛もわけがわからなくなった 

どうして 人は誰かを好きにならなくてはいけないのだろうか

もう たくさんだった 

誰も信じたって いいことなんて何にもないのに

だって はじめに裏切るのは いつも私の方だから

きっと疲れてしまったのだと思う 

ノンストップできてしまったから

だから、もう一度考えよう 全部軽くして 私が求めていること

大切にしていること そして、私の夢をみつけたくて


夢のない私は 生きていることがとてもつらい

でも死のうとは思わない いくら堕ちても それだけはこわいから

いつか終わってしまう でもそのいつかはわからない  

時が変わっても どこかでストップをかければ私はまら、ここに戻ってこられるから

どうしようもないくらいに しんどくて いやのなる

やめてと叫んでも

でももうおちてしまえばいい  最後にどこかでまともな私が私を守ってくれるから

そうやって生きてきた だから大丈夫だろう

さあ今日も私を作っていこう

リターンズ

リターンズ

だって、結局帰ってきちゃうでしょ。居心地がいいんだもの。そりゃ、そうよね。私だって苦しいままはいやだもの。人なんて、みんなそうよ。自分勝手にいきていないつもりでも、他人からはそうじゃないのかも。しらないけどね。

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-09-21

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted