小麦の観察日記

私は小麦。

今日も部屋で大好きな悠一君の帰りを待ってます。

ガチャガチャ

悠一君が帰って来ました!

おかえり!おかえり!!悠一君!!!

「ただいま、小麦」

そう言うと悠一君は、私をぎゅうと抱き締めてくれました。

今日も悠一君、お仕事お疲れ様。

「遅くなってごめんね」

気にしないで!何時でも私は起きて悠一君の帰りを待ってるよ。

「すぐご飯の準備するね」

悠一君は、いつも自分のご飯より先に私のご飯を用意をしてくれる。

「お待たせ」

今日も美味しい。

ご飯を食べながら悠一君のほうを見ると、悠一君はご飯そっちのけでパソコンをパチパチしてる。

すごく難しそうな顔しながら。

きっと、お仕事してるんだろうな。

私がパソコンのこと知ってるってすごいでしょ。

この間、悠一君が教えてくれたの。

触らせてはくれなかったけどね。

それから長い時間、悠一君はお仕事してました。

「そろそろ寝ないとなーおやすみ小麦」

そう言いながら悠一君は、私の頭を優しく撫でてくれました。

おやすみなさい、悠一君。

以上、うさぎの小麦から見た人間の悠一の観察日記でした。

小麦の観察日記

小麦の観察日記

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2015-09-21

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